この時期になると蔵王に「水引入道」が現れる。
山肌の起伏に応じて残された残雪を入道と見立てているのだ。
画像は4/23に撮ったものだが、○囲みの中に右斜めに傾いた杖をついた老人が見える。
このあたりではこれが現れると田んぼに水を引く時期ということになる。
山々の雪解けとともに姿を現す「雪形」は全国各地に様々なものがある。
雪形は昔と違って農事暦としての利用価値は薄れたが、東北では人々の間に今も生き続けているのだ。
雪形の概念があるのは世界でも日本だけというから日本人の感性なんでしょう。
月にもうさぎを見た日本人の感性。
未来にもつながって欲しいもののひとつではないだろうか。