2010年 07月 16日
小阿寺沢 ~ 2010年7月12日
f0170180_17181483.jpg

============================================================
山域山名   蔵王・白石川松川流域澄川支流 小阿寺沢
山行期間   2010年7月12日(月)
山行形態   沢登り
地形図    蔵王山
天候      曇り
参加者    2名(L:トラ山・和○さん)
行程      登山口(10:21)~F1(10:49)~F2(11:11)~F3(11:20)~F4(11:59)~F5(12:50)~F6(12:55)~
         支沢分岐(13:03)~管理道(13:37)~スキー場ゲレンデ(13:49)~登山口(14:47)
行動時間   4時間26分
移動距離   約6.5km(図上計測)
累積標高差 約+625m -625m(図上計測)
============================================================
蔵王の沢である小阿寺沢には昨年単独で登った。今年は和○さんと2人で行ってみることにした。昨年の印象では小振りな沢だが変化があって面白いと感じた。さて1年ぶりの小阿寺沢はどんな顔を見せてくれるだろうか。今日は曇りでそれほど暑くはなく沢登りにはまずまずの天気だ。



数々の沢に登ってきた和○さんだが小阿寺沢は初めて。人の後を付いていくより自分で考えながら歩く方が面白いので、和○さんに先行してもらい初めての沢を楽しんでもらおう。
f0170180_23201127.jpg


滝の数え方は人それぞれだが、昨年は小さい滝は数えずにF6までとした。今回もその時の番号に倣うとしよう。歩き始めて30分弱で見覚えのあるF1が見えてきた。昨年は高さ10mとしたが、今年の印象は8mくらいに感じた。この滝は斜瀑でもあり、水流の中でも脇でも好きなところを登れる。和○さんは水流の右脇を、自分は水流の中を直登した。
f0170180_7261154.jpg


F1の上からはしばらくナメが続くが、ぴたぴたと沢床を歩くのは癒やされる。小阿寺沢のナメは結構長い。
f0170180_7301687.jpg


長いナメ歩きのF2(6m)が現れたが、滝にかかる倒木の具合が昨年とまったく同じだ。昨年は左岸の草付きから登ったのだが、滝を眺めていると今年は右岸からのラインが見えてきた。和○さんも同意見なので倒木も利用して登る。その時の状況によって見えるラインが変わる、それが沢登りの面白いところでもある。
f0170180_817612.jpg


F2を登るとまたナメが続くがそれほど長くはない。ほどなく釜が見えてくるとF3だ。ここは細かく滝をカウントすれば3つに数えられるだろう。しかし昨年は、釜に落ちる滝の高さがあまり無いのでカウントせず、その先の2つの滝をまとめてF3(15m)としていた。和○さんはどうも違うカウントをしたようだ。同じ日に同じ滝を見ても記録は主観で行うものなので、人によりかなり違う場合が多い。誰かの遡行記録を見たとしても、そこからは自分の主観で読みとるのであり、実際に沢に来るとかなり印象が異なる場合があるのだ。
f0170180_12533451.jpg


F3を和○さんは左岸の草付き近くを登っていく。自分は少し水流の中に入って登ってみた。
f0170180_12561150.jpg

f0170180_12571436.jpg


小阿寺沢は幅の狭い沢で、上に木が被さっていて日陰のところも多い。そのせいか石には苔や藻が付いていて沢靴でも結構滑る。滝の登りで滑ってはかなわないので慎重に歩くがそれでも少しは滑る。かえって水流の中の方が滑らない事が多いので、あえて水流を登る場合も多い。
f0170180_1303928.jpg


岩を乗り越え流木をまたぎひたすら無心に沢を遡る。沢登りの楽しみのひとつだ。
f0170180_1945436.jpg


この滝はカウントしなかったが、普通なら記録すべき大きさかもしれない。高さ4mといったところか。
f0170180_19465782.jpg


次に現れるF4(6m)は否応なしにシャワーを浴びることになる滝だ。右を登り途中から左に水流を横切ってトラバースする。水流で見えづらいがしっかりしたホールドとスタンスがあるので落ち着いて渡れば大丈夫。しかし気温の高くない日に全身ずぶ濡れになると震えるくらい水が冷たい。
f0170180_19523715.jpg

f0170180_19531952.jpg


沢は変化に富んでいていろんな表情を見せてくれる。同じ沢に来てもまったく飽きるということが無い。
f0170180_19545117.jpg


F5(5m)は水流の上部がハングしているので右岸から小さく巻く。
f0170180_19581329.jpg


F6(6m)は斜瀑という感じで水流でもどこでも直登できる。
f0170180_2003495.jpg


えぼしスキー場に水を引いているのであろう黒いパイプが現れたら間もなく右手の支沢に入る。
支沢に入ってすぐ、えぼしスキー場への管理道が支沢を横切っている。
f0170180_20101423.jpg


この支沢は水が流れていないときもあるらしいが、今日は細いながらも水流があった。ここをしばらく登り途中から20分ほどヤブこぎして登山道に出る予定だ。この支沢の上部にある涸れ沢というか岩場がちょっと面白いのだ。大きな岩が積み重なったように沢を埋めているので岩をよじ登りながら進む。
f0170180_20113629.jpg


岩には苔が付いていて滑りやすかった。和○さんがあっと声を上げたので振り返ると右手を押さえている。岩で滑って手をついたときに右手の指を痛めてしまったらしい。この上にある岩場はロープ確保も考えていたのだが、指を痛めてしまっては無理だ。テープと割り箸の簡易ギブスで指を固定する。ここで遡行を中止し、えぼしスキー場への管理道を下ることにする。管理道路をしばらく下ると石子ゲレンデに出る。そのままゲレンデ脇を下っていると、カモシカがきょとんとこちらを見ていた。また来るよ~と挨拶して駐車場所まで戻った。和○さんは車の運転ができる程度だったのでひと安心。
f0170180_1421698.jpg


by torasan-819 | 2010-07-16 14:54 | 沢登り | Comments(8)
Commented by おおさとくん at 2010-07-23 23:19 x
トラさん、雰囲気たっぷり出てますねぇ~。たのしく、うれしく読ませていただきました。ありがとう。
Commented by torasan-819 at 2010-07-24 09:22
おおさとさん
そういって頂けるとこちらも嬉しいですね。
これからしばらく沢シリーズが続きます。
明日も行ってきます!
Commented by utinopetika2 at 2010-07-24 19:06
暑い日が続きいていますが、沢は清涼感ありますね。
F4の滝ですが、沢を横切るまでも大変そうです。
明日も沢ですかー、かなり羨ましいです。
今日も、明日も仕事してます。| ̄ω ̄、
Commented by yossy1904 at 2010-07-24 21:11
暑い日が続いてますね。今年の夏は東京で過ごしているので、沢が恋しくてたまりません。
でも、もう少しでアブの季節なんだなー・・
ところでF4は水流を横切る第一歩、ちょっと下の足場を見つけられれば楽勝ですね。
Commented by torasan-819 at 2010-07-25 05:17
utinopetika2さん
沢は季節ものですからせっせと行かないと。
では今から行ってきます~
Commented by torasan-819 at 2010-07-25 05:24
yossy1904さん
F4のトラバースは水流でよく見えないのですが、探ればしっかりとスタンスがあり大丈夫ですよね。
この時期はアブに追っかけられながらの沢登りです。
Commented by はなゴン at 2010-07-25 20:19 x
お久しぶりです。
近場でいいところないかと検索したら、この記事に当たりました。
つい最近遡行されたんですね。参考にさせてもらって本日私も行ってきました。上の岩場はパスしたけど、なかなか面白いところですね。
Commented by torasan-819 at 2010-07-25 22:04
はなゴンさん
いらっしゃいませ。はなゴンさんのブログは時々拝見してましたよ。相変わらずあちこち出歩いてますね~
小阿寺沢に今日行ってきたようですね。
はたして私の記事は参考になったのか心配です(笑)
今度沢登り一緒にいかがですか?


<< 後烏帽子岳(トレーニング) ~...      蔵王の振子沢を沢登り ~ 20... >>