2011年 01月 06日
安達太良山での山スキー ~ 2011年1月3日
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山域山名   安達太良山(1699.6m)
山行期間   2011年1月3日(月)
山行形態   山スキー
地形図    安達太良山
天候      晴れ
参加者    4人(L:和○さん、杉○さん、牧○さん、トラ山)
行程      あだたら高原スキー場8:43=ゴンドラ山頂駅9:19~仙女平分岐10:05~安達太良本山10:47-11:14~
        振子沢上部12:10~勢至平12:44~あだたら高原スキー場13:37
行動時間   4時間18分
移動距離   約8.3km
累積標高差  +約500m -約875m
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今シーズン初の山スキーは安達太良山となった。和○さんの企画に乗せてもらったわけだが、半日コースなので退院後まだあまり歩いていない私としては、足慣らしにちょうど良さそうだ。あだたら高原スキー場には  頃着いたが、まだ車は少なく駐車場は空いていた。スキー場の積雪は、昨年末の降雪によりまあまあのようだ。もろもろの準備をすませてゴンドラ「あだたらエクスプレス」(片道900円)に乗り込む。約6分で薬師岳の標高1350mに到着。スキーにシールを貼っていないのは私だけなので早速シールを貼る。ここはまだ晴れているが山頂はガスがかかって見えない。この時期に安達太良山頂が晴れるのはひと月に3日くらいしかないのだという。 に歩きだすが、ハッキリしたトレースがあり、勾配も緩いので何となくハイキング気分である。しかしゴンドラを使ってのアプローチのしやすさに、安達太良山自体も易しいと錯覚してはいけない。ここは東北の1,700mクラスの山であり、冬季は風も強く決して易しい山ではない。登山者が多いこともあるのだが、冬季の遭難が多い山なのだ。もし中途半端な気持ちで登ってひとたび荒れれば、もう遭難と背中合わせである。つい4日前の12月30日に、我々と同じようにして山スキーで安達太良山に登ったと思われる地元の単独男性が下山せず、2日まで捜索されていたがいまだに見つかっていないのだ。1年前の年末にも、安達太良山頂近くで単独男性が遭難して亡くなっている。今日の天候は荒れないようだが油断は禁物である。




歩き始めて少しすると体が発熱して暑くなってきた。小休憩の時にジャケットを脱ぐ。ガスが徐々にかかってきたが、風もほとんど無く歩きやすい。スノーシューの初老の単独男性を追い抜くと、今日はくろがね小屋泊まりだという。山頂の南東斜面は樹木も無い大斜面となるが、シュカブラ(雪紋)が風の強さを物語っている。時折青空も見えたが、山頂が近づくにつれガスが濃くなり白の世界となっていく。

                         山頂駅から歩き始める
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                         ガスが濃くなってくる
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                         森林限界を超えた
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                         山頂へ到着
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山頂には に到着したが、先行者10人ほどが「乳首」と呼ばれる岩場に登っていた。安達太良山はこの岩があるので、遠くから見たときの形から「乳首山」とも呼ばれている。彼らと入れ替わるようにして我々も登ったが、さすがに風が強く眺望もないので写真を撮って早々に降りた。風の当たらない場所で休憩をしてパンを少し食べる。山頂からは稜線を北へ矢筈森(1,673m)へと向かう。風はあるものの行動に影響があるほどではない。くろがね小屋への分岐を右に折れ、矢筈森の下を巻くように回り込み振子沢の源頭を目指す。ガスが濃くてホワイトアウトに近い状態にもなるが、和○さんの的確なリードで歩を進めていく。

                         稜線を歩く
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                         振子沢源頭へ
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源頭へのトラバースの手前で弱層テストを行うが雪崩の危険性は低いと判断する。振子沢の源頭に登りシールを外してガスが少しでも晴れるのを待つ。しかしいっこうに状況は変わらない。まったく斜面が見えないわけでもなく、ぼんやりとは見えるので思い切って滑り始める。数ターン滑ってみるが雪質が思いのほか良いこともあり、私にも何とかなりそうだ。昨年は今回以上にガスが濃かったこともありガス酔い状態で、何度転んだかわからないほどであったが、今回は転倒することもなく滑っていける。くろがね小屋を左下に見る辺りまでくるとガスの下に出たようで、見通しがきくようになった。

                         視界が厳しいが滑り出す
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                         果敢に滑る杉○さん
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                         篭山の手前まで来るとやっと見えてきた
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篭山を右に見ながら、ほぼ夏道をトレースするように勢至平へと滑っていく。勾配はなだらかだがしばらくはブッシュをかいくぐるように進まねばならない。それでもスキーを走らせていくと夏道の分岐に着いた。ここまで下ると空は思い切り晴れていて、振り返ると鉄山、箕輪山も山頂はガスがかかっているものの薄くなってきたような気がする。それにしても箕輪山の南東斜面は美味しそうである。まだ滑ったことがないのでそのうち滑ってみたいものだ。夏道に沿って下っていくと、林間になったころから雪が湿って重くなってきた。スキーが上手くコントロール出来ず何度も転んでしまったが、他のメンバーも転んでいたので私がヘタなせいだけではないようだ。烏川を渡ったところで小休憩を入れ少し坂を登ると、あだたら高原スキー場は間もなくである。ゲレンデに出て他のスキーヤーを縫うように滑り降りると本日の山スキーも終了である。

                         ルート図
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by torasan-819 | 2011-01-06 22:21 | 山スキー | Comments(12)
Commented by NON at 2011-01-10 12:11 x
8~9日で行く予定が風邪ひいてキャンセル
まだ完治せずにいます。去年遭難した男性の遭難救助隊とくろがね小屋で一緒だったんですよ~、そこで、ナマステさんたちにも会ったんだです。
そして、トラ山たちとつながっていった、思い出深い山「安達太良」大好きです。
Commented by マロ7 at 2011-01-10 21:24 x
トラさん
これで完全復帰ですねぇ~。
スキーでの雪山はいいでしょう。
今冬は屏風の壁を突破ですかな。(^o^)
Commented by utinopetika2 at 2011-01-10 22:47
本格的に始動ですね。
ここはスキーが似合う山ですね。
安達太良には、娘が大学3年の冬、一緒に登った事があります。
レポートが書きたいとかで・・・
強風の中、山頂から鉄山に向かう稜線は怖かったなぁ~。
Commented by yossy1904 at 2011-01-10 22:53
自分もホワイトアウトで居場所を見失い、くろがね小屋の方に助けてもらった経験があります(18年前)。
晴れていれば易しい山ですが、荒れてることの方が多いんですよね。
Commented by Toby at 2011-01-11 08:01 x
わぉ!安達太良行かれたんですね。惜しかったな。ぼくたちは年越しをくろがね小屋で迎えました。やっぱり安達太良は天気が難しいですね。正月もビシッと晴れとはいきませんでした。
それにしてもすごいホワイトアウトのなか滑るんですね。ビックリ。
Commented by torasan-819 at 2011-01-12 12:48
NONさん
残念でしたね風邪とは。
でもシーズンはまだまだこれからですから是非お出でください。
都合が合えばお供しますので。
Commented by torasan-819 at 2011-01-12 12:51
マロ7さん
雪山はいいですね~この時期は寒いですが。
マロ7さんもスノーシューでガシガシ雪山に登りますよね。
屏風の壁は本当に壁みたいなのでやるとしたら決死の覚悟です(汗)
Commented by torasan-819 at 2011-01-12 12:55
utinopetika2さん
厳冬期の安達太良は荒れることが多くて風も凄いです。
娘さんと稜線歩いたときも大変だったでしょう。
でもだからこそちょっとした晴れ間に見える眺めが素晴らしいんですよね。
スノーシューで再訪してみませんか?
Commented by torasan-819 at 2011-01-12 12:58
yossy1904さん
安達太良は視界が悪くなると非常に迷いやすい地形だと思います。
今回のリーダーの和○さんも45年ほど安達太良に通っているのに油断できない山だと言ってるくらいですから。
コンパスやGPSは必携ですね。
Commented by torasan-819 at 2011-01-12 13:00
Tobyさん
さぞや年越しは賑やかだったでしょう。
ホワイトアウトでも滑るのはそうしないと帰れないからです(笑)
Commented by pot at 2011-01-15 16:36 x
下りはルートファインディングが難しいんでしょうね。
お疲れ様です。
Commented by torasan-819 at 2011-01-15 22:07
potさん
安達太良はルートミスでの遭難が多いんですよ。
ついこないだの大晦日にも、小屋泊まり予定の4人パーティーから小屋に救助依頼の電話が入って捜索に行ったようです。
結果的には無事小屋にたどり着いたのですが、甘く見ると大変なことになる山です。


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