2011年 02月 05日
西吾妻山・二十日平 ~ 2011年2月4日
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山域山名   吾妻連峰 西大巓(1,981.8m) 西吾妻山(2,035m)
山行期間   2011年2月4日(金)
山行形態   山スキー
地形図    吾妻山
天候      晴れ(山頂はガス)
参加者    5人(L:和○さん、佐○さん、河○さん、長○さん、トラ山)
行程      グランデコ駐車場8:35=リフト終点9:23~西大巓10:46~西吾妻小屋11:48-12:10~西吾妻山12:22-12:38~
         中ノ沢渡渉点14:17~グランデコスキーセンター14:34
行動時間   5時間11分
移動距離   10.0km
累積標高差  +720m -1,280m
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福島市内の集合場所には、私にしては珍しく一番乗り。4人で乗り合わせてグランデコスノーリゾートへと向かう。今日の天気予報は曇りだが、道すがら眺められる東吾妻山、安達太良山はクリアーに見えている。しかし土湯峠を越えると天気が変わるのはよくあること。ところが峠を越えても空は青く、磐梯山がクッキリと見えてきた。裏磐梯で長○さんと合流。長○さんは山スキーを始めたばかりで今日で3回目。そういえば昨年、私が和○さんに今日と同じルートに連れてきて貰ったときも3回目だったことを思い出す。昨年は登りは良かったのだが、西吾妻山からいざ滑ろうという頃にホワイトアウトになり初心者の私は結構大変だった。さて今回はどんな山スキーになるだろうか。





                         この時はまだ快晴だった
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                         ゲレンデトップよりバックカントリーへ
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                         オオシラビソの森を登る
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                         ホワイトアウトで何も見えない
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                         西大巓の山頂
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グランデコの駐車場には8時半過ぎに到着。さすがに平日はガランとしている。ちょうどゴンドラ運転開始のアナウンスが聞こえた。ゲレンデトップまでゴンドラとリフトを乗り継ぐが、ゴンドラはリフト券2枚になるのでリフト券3枚(1.500円)を購入。標高が1,010mのスキーセンター前から見上げると、西大巓(にしだいてん)と西吾妻山が山頂までクッキリと見える。このまま持ってくれればいいのだがと思いながらゴンドラへ乗り込む。ゴンドラで一気に1,400m近くまで登る。さらにリフトに乗れば1,570mまで我々を運んでくれる。ゴンドラに乗っているうちに山頂は雲がかかってきた。下界では想像もできないほど山の天気は目まぐるしく変わる。シールを付けて自分がトップで登り始める。既にしっかりしたトレースがあるので利用させてもらう。登っていくとチラチラと雪が降ってきた。さらに登ると徐々にガスが濃くなってくる。オオシラビソの森を登っているうちは、目に入る風景にコントラストがあるのでまだいいのだが、木の無いオープンバーンに入ると雪面と空の区別もつかなくなってしまう。まるで牛乳の中に漂っているような感じだ。どうもこの頃天気にはついていない。それでも西大巓の山頂を目指して登り続ける。勾配が緩くなったなと思ったらそこが西大巓の山頂(1,981.8m)だった。三角点の標石が頭だけ出ていたのでそれとわかる。晴れていれば広がるであろうパノラマも今日は白一色。スタートからたいした休憩も取らずに登ってしまった。

                         西大巓より滑り降りる和○さん
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                         かろうじて樹氷が見える
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                         西吾妻小屋
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西吾妻山へはいったん100mほど下り、また150mほど登り返すこととなる。視界が悪いのでこの下りではスキーにシールを貼ったままゆっくり下ろうと思ったが、斜面を見下ろすと何とか見えてきたのでシールを外すことにする。右側は急な斜面で中ノ沢の源頭部へと落ちていくので、右に寄りすぎないように気をつけながら滑る。斜面の状況がよく見えないのでおっかなびっくりの滑りになってしまうのは仕方がない。雪は風で少し締まったまあまあの雪面。鞍部まで下ると再びシールを付け直して西吾妻小屋を目指す。この辺は見事な樹氷が見えるはずのところだが、今日は目の前の樹氷しか見えない。だいたいの方向を目指して歩くと、ガスの中にうっすらと影が見えてきた。ドンピシャ小屋に到着。昼食は短時間ですませるため小屋の中には入らず、風を避けて小屋の蔭で取る。カップラーメンにお湯を注ぎ、出来るまでの間にパンをほおばるのが最近定番の昼食。

                         画像のコントラストをかなり上げてやっと見える樹氷
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                         西吾妻山より滑降開始
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                         いくぶん視界が利いてきた
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                         長○さん
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                         佐○さん
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近くの樹氷しか見えないホワイトアウトの中を西吾妻山へと登る。西吾妻山の山頂(2,035m)は平坦でどこがピークかハッキリしない。昨年は周囲の山々がある程度見えたのだが今回はそれさえも全然見えない。トップを経験豊富な和○さんに替わる。和○さんによると以前なら今日のような状況ではまず西吾妻山へは登らなかったという。いったん方向を見失うと現在地の特定が非常に困難になる。スキーで方向違いに滑り降りてしまうと、気が付いて登り返そうにもタイムアウトでビバークということもありうる(昨年実際にあったはず)。GPSのある現在はホワイトアウトでも行動出来てしまうのだが、活用しなければ何にもならないし過信は禁物。空が少し明るくなり雪面の状況がある程度見えるようになってきた。シールを外して和○さんをトップに滑降を始める。

                         オオシラビソの森のツリーラン
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                         河○さん「おっとっと~」
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                         まだ3回目とは思えない長○さん
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                         中ノ沢の渡渉点
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                         スキー場の浄水施設
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                         なんと西吾妻山がクリアーに見えた
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左手(西吾妻山東斜面)に美味しそうなオープンバーンが見える。しかしそこは中津川の源頭であり、沢に入り込んでしまうと大変なので要注意だ。締まった雪面のオープンバーンを滑り降りると樹林帯の中に入る。少し重いがパウダーを楽しみながらのツリーラン。しかし勢い余ってツリーホールに捕まり悪戦するメンバーも。c1600m辺りからは緩斜面になり推進滑降か歩きも入る。目標物も見えず地形が平坦なこの辺りから二十日平までは迷いやすいところだ。再び傾斜のあるツリーランになるが、雪が少し重くなってきてスキーを回しづらい。二十日平の手前で右に進路を振り、小沢地形を滑り降りると中ノ沢の渡渉点だ。中ノ沢は雪で埋まっていたので難なく対岸へ渡れる。林道を滑るとスキー場の浄水施設があり、右へ抜けるとすぐゲレンデで今日の山スキーも終了だ。

                         GPS記録(河○さん提供)
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by torasan-819 | 2011-02-05 22:17 | 山スキー | Comments(4)
Commented by 煙突おじさん at 2011-02-08 17:10 x
gpsの無い時代はガスの中で西吾妻小屋や東大巓の明月荘
を見つけられなくて、撤退したことも何度かあります。
西吾妻の山頂から東の大斜面を下りすぎて、中津川の急斜面
の手前から本来の尾根に登り返したこともあります。
今はgpsでルートも作れるようになったので、随分楽に
なりましたね。

Commented by torasan-819 at 2011-02-09 00:46
煙突おじさんさん
やはりそうでしたか、あの辺りはガスがかかるととても迷いやすいところですよね。
毎年のように遭難もありますし。
GPSは今ではなくてはならないツールになりました。
でも山に入って地形を見るのでなくGPSばかり見るようになったという人もいます。
そういう意味ではGPS頼みになって肝心要の部分がおろそかになってしまっているのかもしれません。
頼りすぎない程度に上手く活用したいものです。
Commented by fwix at 2014-02-05 12:33 x
ご無沙汰してます、川崎のfwixです
今週末、天元台と凸起点で滑ろうかと企画中です
(GPS頼みになりそうで、耳が痛いところです
視界が利かなければ大人しく往復にします)

二十日平と不動沢、トラ山さん的にお勧め度が高いのはどちらですかね?
Commented by torasan-819 at 2014-02-05 23:24
fwixさん
こちらこそご無沙汰です。
二十日平と不動沢ですか…すみません不動沢へは下りたことがありません(^^ゞ
でもツアーとして楽しむなら、やはり二十日平かなと思います。
いずれにしても、ガスらなければではありますが。
もしかするとワタクシは、9日に天元台から若女平下りに行くかもしれません。


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