2012年 02月 25日
ブナ林が美しい南会津 博士山 ~ 2012年2月19日
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山域山名   南会津 博士山(1,482m)
山行期間   2012年2月19日(日)
山行形態   山スキー
天候      曇り時々晴れ
参加者    4人(L:和○さん・佐○さん・河○さん・トラ山)
行程      琵琶首7:46~868mピーク8:38~林道10:23~尾根分岐11:18-11:24~1476mピーク11:43~
         博士山12:12-12:17~1476mピーク12:50~尾根分岐13:08-13:38~林道13:56~琵琶首15:04
行動時間   7時間18分
移動距離   9.5km(GPS計測)
累積標高差 ±1,106m(GPS計測)
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会津方面は何となく機会が無く、スキーのトレースを印していない山域であった。しかし、和○さんの企画に乗せてもらって今回ようやく行くことができた。行き先は博士山(はかせやま)という、ブナ林の美しい山のようだ。ラッセルになり時間がかかることも想定し、前夜に三島町の国道252号沿いにある道の駅尾瀬街道みしま宿まで移動してテント泊。ワタクシのしょぼいシュラフでは、ホッカイロを2枚入れても少々寒かった。朝起きるとうっすらと雪が積もっている。テントを撤収して登り口となる柳津町の琵琶首まで移動する。途中にあった温度計は-8度を示していた。




                      道路沿いの小さな社の脇からスタート
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                      868mピーク目指して農道を歩く
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                      沢地形のところから取り付く
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集落から外れたところにある道路脇の小さな社がスタート地点になる。すぐ手前の道路脇が除雪してあり、数台車が止められるスペースがあった。しばらく準備でいたのだが車1台通らない。天候は曇りで時折雪が舞うが、気温も低いし条件は悪くない。7:46に社の脇からスタートする。農道らしき道が真っ直ぐ延びていて、両脇は田んぼだろうか。突き当たりに見える小さなピークが地形図にある868mピークだろう。農道を進んで斜面の取り付きまで来たところで、ビーコンを車に忘れたことに気づく。3種の神器(ビーコン・プローブ・シャベル)のひとつを忘れるとは。3人には先に行ってもらい急いで取りに戻る。これに往復20分ほどロスしてしまったが、大汗をかきながら868mピークで追いつくことができた。

                      明瞭な尾根を歩く
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                      初めの急登でジグを切る
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                      1000m地点で放射線量測定
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                      次の急登を頑張る(和○さん画像)
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868mピークからはしばらく尾根歩きとなる。この辺りはナラ林と杉の植林地。初め急登に左から回り込みジグを切ると、緩斜面の杉林に入る。ちょうど標高1000mのここで、和○さんが放射線量調査を行う。福島登高会では福島県内の山の放射線量調査を続けている。すぐまた急登となり大きくジグを切って80mほど登り切ると、林道に出たので地形図で確認。山頂までほぼ半分というところか。

                      雰囲気のいいブナの疎林が続く
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                      時折青空が顔を覗かせる
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                      右手に見える尾根も良さそうだ
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                      雪の花咲くメルヘンチックな世界
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                      博士山のピークが見えてきた
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林道から先はブナ林となる。ちょうど良い感じの疎林は、ここを滑ったら最高に気持ちいいだろうと思わせる。雪は柔らかくふんわりしているが、ラッセルは15センチくらいだ。時折陽が差すようになり、雪の花がキラキラと輝いて美しい。登っていくと、標高1400mあたりで復路で滑る予定の北隣の尾根と合わさり小休憩とする。高度を上げたので空気はキンキンに冷えいて、舞う雪がキラキラと光っている。風も穏やかで雪が音を吸収することもあり、森の中はシンとして本当に静かだ。再び歩き出すと、左前に博士山のピークが見えてきた。

                      1476mピークへの登り
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                      博士山までの稜線はうねりのある雪庇
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                      何もない山頂はガスで展望も無し(和○さん画像)
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                      うねりに苦労しながら戻る
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博士山へは1476mピークから、ほぼ水平な稜線を歩くこととなる。しかし1476mピークから見る稜線は、雪庇がありかなりうねっている。稜線途中に、右手から現れたスキーのトレースが見える。先行者がいるようだが、我々とは別の尾根から登ってきたと思われる。歩き出すとやはりうねりに手こずる。平坦な場合の倍ほども時間をかけて博士山の山頂に到着。ガスのため近くの尾根がようやく見えるだけで、遠望はまったく望めない。晴れていれば飯豊や安達太良、吾妻などの山並みが見えるのだという。そんなわけで放射線量調査をすると、シールを付けたままですぐ引き返す。ここでアクシデント発生。最後尾で山頂から滑ってきた河○さんが、勢い余って雪庇から落ちた。幸い高さが3mほどしかない部分だったので、助けを借りず一人で登り返すことができた。再びうねりに少々苦労しながら1476mピークまで戻る。ところでこの稜線では、全員が指が痛くなるほどの冷たさを感じた。風もないのだから、それだけ気温が低かったのだろう。尾根の分岐まで戻って昼食とする。

                      1本北隣の尾根も良さそう
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                      尾根の分岐で右の支尾根に滑り込む
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                      快適なブナ林の滑降
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                      雪質が良いとすべて良し
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                      ワタクシもひゃっほーの図(和○さん画像)
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シールを外していよいよ滑降だ。尾根の分岐からは往路と違う尾根に滑り込む。分岐から左右の尾根はハッキリとは見えないが、右手に北隣の尾根を意識して下れば問題ない。傾斜もほどよく、なんと言っても今日は雪質がいい。軽快に樹林の中を右に左にターンを切りながら、思わず奇声をあげてしまう。博士山は思いのほかいい、思ったよりいいと感じたが、それもこれもブナ林と今日の雪質のお陰だろう。林道を横切り急斜面を滑り降りると、少し歩いて小ピークを巻いたが、後で地形図を見るとうまくすれば滑ることができそうだ。疲れてきたのかメンバーに転倒が多くなってきたので、自分も要注意と気を引き締める。それでも木々をすり抜けて滑る楽しさは堪らない。尾根のヤブがうるさくなってきたところで、左の沢に下り杉林に入る。途中で佐○さんが枝でゴーグルを飛ばされ、右まぶたを切ってしまったが大したことが無くホッとする。
                                            
                      杉林を抜けると田んぼだった
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                      集落にあった「琵琶首」の標識
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                      西山温泉せいざん荘で汗を流す
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杉林を抜けると田んぼに出た。そのまま下り左に沢を渡り、今朝歩いた農道に合わさると、小さな社はもう目と鼻の先だった。ほぼ計画通りの所要時間だったが、けっこう足にきた感じがする。そういえば今シーズンは、しっかり歩く山スキーをあまりやっていないことに気付く。それにしても、良い山での良い山行だったことに充実感があふれる。途中の西山温泉せいざん荘で汗を流す。300円(石けんシャンプーあり)で入れるし、有料休憩室を借りて1日いても入浴料込み500円と安い。穴場である。体も温まり満足感に浸りながら帰路についた。

※福島登高会の放射線量調査については「岳人」3月号で特集「東日本大震災から1年・我々登山者は放射線をどう考えるのか」のP69に記事があります。ついでに放射線とは関係ありませんが、同号P167でも沢のことで少しだけ紹介されています。

                      ルート図(赤:登り 青:下り)
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by torasan-819 | 2012-02-25 16:19 | 山スキー | Comments(4)
Commented by utinopetika2 at 2012-02-25 21:23
放射線量測定ご苦労様です。
一枚目の写真、そそられますね。
Commented by torasan-819 at 2012-02-25 22:37
utinopetika2さん
放射線量測定ワタクシは何もしてないんですけどね(笑)(*^^*ゞ
ブナ林は四季を通じて癒やされますね~
Commented by Toby at 2012-02-28 23:35 x
いいなぁ。
順調においしい山をゲットしますね。
マヂでうらやますぃ…
Commented by torasan-819 at 2012-02-29 01:41
Tobyさん
すみません食べてきました(笑)
とにかくハズレ覚悟でも毎週出撃するしかないですねこの時期は。
行くべ~山さ(^^)V


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