南蔵王の山麓にある「水芭蕉の森」の開花状況を見てきた。
今年は例年より3月の降雪量がかなり少なかったうえ、雪解けが早いのには驚く。
気象庁のデータで白石市の気温を見てみると、1月・2月は平年より少し低めだった。
しかし、2013年4月5日までの30日間平均気温は、平年より+1.0度の6.2度となっている。
この+1.0度の差は大きいだろう。
この水芭蕉の森が作られた20年以上前は、残雪のため4月中旬以降にならないと来ることはできなかった。
昨年の同時期の状況はこちら
そんなわけで昨年は雪のあった現地も、今年はほとんど雪が無い。
さて、5日に現地を見てきたのだが、清楚な白い花(実際は花ではなく葉の変形したもの)があちこちに咲き始めていた。
これから約1ヶ月間、訪れる者を楽しませてくれるだろう。
ところでこの水芭蕉の森、今年は特に雪解け水の流入も少ないせいだろうか、なんとなく乾燥化が進んでいるようにも見える。
水の流入が少なくなると、湿地はいずれ乾燥化の運命を辿ると思われるが、それも自然の流れなのだろう。
白石市のHPによる水芭蕉の森の概要
歩行時間:約1時間 標高:640m 面積:約5.8ha
案内図
木道で園内を回る
まだ咲いたばかりで何とも可愛らしい
以下は周辺の散策路で見かけた花たち
セリバオウレンが一面に咲いている場所があった
カタクリももうすぐ咲きそう
キクザキイチゲも咲いていた
マンサクの花(隣接するどうだんの森にて)