2013年 07月 24日
息子達との南蔵王縦走 ~ 2013年7月23日
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息子の通っている小学校では、5年生の時に南蔵王縦走登山を行っている。登山ボランティアとして昨年からお手伝いするようになったのだが、昨年は悪天候により縦走は取り止め、後烏帽子岳に変更となった。今年は息子も5年生ということで張り切っていたのだが、東北は梅雨明けが遅れて毎日曇りか雨空。それどころか、大雨警報に土砂災害警戒まで出る始末。やきもきしながら天気だけは仕方がないと諦め、当日の朝を迎えることとなった。
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 山域山名   蔵王連峰 前山(1,684m) 杉ヶ峰(1,745.3m) 屏風岳(1,817.1m) 南屏風岳(1,810m) 不忘山(1,705.3m)
 山行期間   2013年7月23日(火)
 山行形態   無雪期一般登山
 天候      曇り
 参加者    19名(小学5年生11人+教師4人+登山ボランティア4人)
 行程      刈田峠登山口8:29~前山9:10~杉ヶ峰9:37-9:44~芝草平10:03-10:14~屏風岳10:57-11:04~
          南屏風岳11:38-12:10~不忘山13:00-13:21~弘法清水14:57-15:13~白石スキー場17:03
 行動時間   8時間34分
 移動距離   11.0km (GPS計測:30秒毎)
 累積標高差 +648m -1,375m
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                         刈田峠登山口よりスタート
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                         前山への登りが始まる
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                         振り返れば刈田岳
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平地は今にも降り出しそうなどんよりとした雲の下だったが、エコーラインをバスで登っていくと雲の上に出た。ガスは流れてくるものの、日も差す好条件となった。やっぱり山は登ってみなければわからない。刈田峠登山口から南蔵王縦走路に入る。子ども達は元気そのもので、わいわいガヤガヤ賑やかに歩いていく。ほどよく風もあり爽やかで気持ちが良い。初っぱなの前山の登りをいいペースで登る。1人だけ肥満の子(I君)がいるので、ちょっと速いかなと心配になる。水たまりが多いのだが、子ども達は運動靴なので歩きにくそうだ。

                         Fさんが子ども達に植物の説明
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                         芝草平にて休憩
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                         屏風岳へ向かう
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道すがら登山ボランティアのFさんが、目に止まった植物の説明をしてくれる。予定より少し早く芝草平に到着し休憩。登山ボランティアのTさんが子ども達を引き連れ、木道を歩きながら植物の説明をしてくれる。今の主役はチングルマの風車のような実で、咲いているのはキンコウカ、イワイチョウ、シロバナニガナ、トキソウなど。

                         後烏帽子岳と前烏帽子岳
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                         馬ノ神岳と水引入道
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                         南屏風岳山頂に到着
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芝草平を離れ屏風岳に登り東を向くと、左に後烏帽子岳と前烏帽子岳、右に馬ノ神岳と水引入道が見えるが不忘山はガスに隠れている。屏風岳を過ぎるとガスっぽくなってきた。無線で山形県の上山では大雨との情報が入ってくる。雨雲がこちらに来なければいいのだが。南屏風岳で休憩すると、子ども達がお腹が空いたという。そりゃそうだ、朝ごはんを食べてから6時間ほど経っている。昼食は不忘山の予定だったようだが、ほぼ予定どおり進んでいることもありここで昼食となった。ガスがかかり展望は無いが昨日までの悪天候を思うと、標高1,810mで今日の穏やかさは儲けものだろう。息子はお握り2個をたちまち食べてしまい、足りなさそうだったので自分のを1個あげる。

                         急な下りが始まる
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                         クサリ場を慎重に下る
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                         野ウサギが飛び出してきた
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                         ガスで周囲は見えない
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                         不忘山頂への岩場を登る
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                         不忘山頂にて
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さて後半へと南屏風岳を出発すると、女子1名が腹痛とのこと。自力で歩けるのでFさんが女子のザックを担いであげ付き添う。やがてガレ場の急斜面となる。晴れていればその急斜面具合に、子ども達は多少なりとも驚くのだろうが、良いのか悪いのか今日はガスで見えない。こういった滑りやすい所を歩いたことのほとんど無い子ども達はおっかなびっくり。腰が引けるものだから余計に滑りやすくなる。登山ボランティアと教師がサポートするのだが、歩みはかなり遅くなる。しかし、安全が最優先なので声をかけ励まし慎重に歩く。ちょっとした岩登り体験となる不忘山への登りも無事こなし、不忘山頂に到着しバンザイ。

                         不忘の碑が建立された理由を知る
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                         いよいよ悪路が始まる
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                         下界は雲海の下
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                         最後はゲレンデを下る
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                         無事ゴール
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不忘山頂からはずっと下りが続く。不忘の碑で担任のM先生が、そのいわれを説明すると子ども達は神妙に聞いている。不忘の碑から下は、1度歩いた人ならわかる悪路が続く。登山道が掘れている上に、土が非常に滑りやすい。子ども達にとっては段差が大変なのだ。ゆっくりゆっくり下るのだが、あっちでもこっちでも滑って転んでいる。大人の教師とて同様で、だんだん余裕が無くなる。それでも子ども達はしっかり頑張って歩いている。男子のK君がちょっとバテてきたので、リュックを担いであげる。息子は何の問題もなく元気で、余裕さえありそうだ。休み休み時間をかけて歩き、スキー場のゲレンデに出た時は一同ホッとした。予定より1時間ほどオーバーしたが、全員無事白石スキー場のセンターハウスに到着。スキー場スタッフが注いでくれた冷たい水が喉にしみ込み美味かった。結局雨にも遭わずに1日歩き通せた。昨日までの天気からは考えられない好条件だったことに感謝。

平地の11kmでも多くの子どもは未経験だろうに、南蔵王稜線の縦走はそれなりに厳しかったと思う。しかし、最後まで全員、弱音を一言も吐かずに歩き通したことを褒めてあげたい。特に体の重いI君はよく頑張った。やり遂げることの素晴らしさはわかってくれただろうか。将来辛い時があっても、この南蔵王を縦走したことを思い出して頑張って欲しいものだ。Fさんも言っていたが、この子ども達のうち1人でも大人になってからこの山に再び登ってくれることを願う。今日から2泊3日の体験学習となる子ども達と別れ帰宅。この程度の山行では疲れないはずの自分だが、実はかなり疲れていることに気付いた。さすがに自分も気疲れしたのだろうか。

                         GPSトラック ※クリック拡大
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by torasan-819 | 2013-07-24 22:40 | | Comments(8)
Commented by maro4070 at 2013-07-26 18:39
皆さんの協力があって無事終了ですね。
M先生からお聞きしてました。
子供達は良い思い出ができて良かったです。(^o^)
Commented by torasan-819 at 2013-07-26 20:59
maro4070さん
M先生は大変だったと思いますよ。
その日の夜と翌日もまたいろいろあったようですから(^◇^;)
子ども達は楽しいとまではいかなかったでしょうが、やりきったという事実はずっと残りますからね。
Commented by lc4adv at 2013-07-27 07:36
子供達は記憶に残る夏になりましたね。
なかなか他の学校では体験できないと思います。
今の時代、何かあると直ぐ大騒ぎになります。
M先生は立派な方ですね。

PS:警戒心の強い、野兎がよく出てきましたね。めずらしい。
Commented by NON at 2013-07-27 14:39 x
11kmみんな頑張ったね きっと良い思い出になったことでしょう^^
引率ご苦労様でした。
野ウサギが跳びだしてきた一瞬よく捕らえましたね、ウサギもビックリかな
スキー場 不忘山 雪が無いと違う景色だわ 
Commented by torasan-819 at 2013-07-27 18:05
lc4advさん
そうですね、これだけの縦走はなかなか大変かと思います。
でも白石市の小学校では結構やっているんですよ。
M先生は準備~当日とハラハラだったようです。
野ウサギには驚きました。
だって逃げていったのに、Uターンしてまた我々の方に戻ってきたのですから。
Commented by torasan-819 at 2013-07-27 18:08
NONさん
ワタクシも気疲れかドッと疲れました(笑)
でも子ども達は泣き言も言わずに頑張りましたエライ!
ウサギはちょっとしたパニックになっていたのだと思います。
慌ててましたから。
山はいいですね四季折々の楽しみがありますから。
Commented by 加ト幹事長 at 2013-07-28 20:08 x
天気が持って良かったですね。
M大先生はずいぶんと天気のこと心配してたから。
将来は息子さんと山やれたら素敵だね。
Commented by torasan-819 at 2013-07-28 23:05
加ト幹事長さん
前後はずっと雨で、この日しかないという日に登れたことは幸運でした。
これもM先生の人徳でしょうか…いやワタクシのかな(笑)
今のところ息子はサッカーが一番なので、なかなか山には気持ちが行かないでしょう。
大人になれば行くかも知れませんが、そのころはこっちが登れないかも(^◇^;)


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