2013年 11月 18日
月山姥ヶ岳での初滑り ~ 2013年11月16日
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強い寒気が日本に入り、各地で真冬並みの気温となった。月山周辺では11日午後から降雪となり、12日にはかなり積もったとの情報が入ってきた。こうなるとスキーをやる者にとっては落ち着かない。昨年は12月が初滑りだったのだが、今年は早く滑ることができそうだ。とにかく現地に行かなければ状況はわからない。行けるところまで行こうと、土曜日の月山行きを決めた。
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 山域山名   月山 姥ケ岳(1,669.7m)
 山行期間   2013年11月16日(土)
 山行形態   山スキー
 天候      晴れ
 参加者    4名(L:和○さん・河○さん・○井さん・トラ山)
 行程      ネイチャーセンター分岐9:40~姥沢11:52-12:09~リフト下駅12:28~リフト上駅13:03~姥ヶ岳13:27-13:43~
          リフト上駅13:51~リフト下駅14:13~姥沢14:25~ネイチャーセンター分岐15:12
 行動時間   5時間32分
 移動距離   11.1km (GPS計測)
 累積標高差 ±1,062m (GPS計測)
 装備      山スキー日帰り装備
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                         ネイチャーセンター分岐前で通行止め
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                         道路脇を歩いていると姥ヶ岳が見えてきた
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山形道を西へと走っていくと、月山ICに近づくにつれ風景が白くなってくる。期待が持てそうだ。志津温泉まで登ると、積雪は20センチほどとなった。道路は除雪してあったので姥沢へと登っていくと、ネイチャーセンター分岐でバリケードがあり通行止めとなった。既に4台駐車してあり数人が準備をしているので、その脇に我々も車をねじ込む。そうこうしていると、工事車両がバリケードを動かして登っていく。もしかすると姥沢まで除雪してあるのかもしれないが、通行止めなのだしここから歩こう。道路は除雪により路面が出ているので、道路脇の雪を拾って歩く。今日のパーティーは4人だが、○井さんは山スキーが初体験である。ゲレンデスキーはある程度経験があるようなので、少し説明しただけのぶっつけ本番だ。4年前の自分を思い出してしまう。今日は雲ひとつ無い快晴で、気温も上がりそうだ。溶け始めた雪が路面を濡らしている。

                         電線道に入る
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                         急斜面で奮闘中の○井さん
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                         姥沢からの姥ヶ岳(左)と月山(右)
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姥沢までは道路沿いに歩くと結構距離がある。ショートカットの電線道を登れるかどうかと思ったが、先行者のトレースは電線道を登っているので続く。まだ積雪量が少ないのでヤブが埋まりきってないところもある。ジグを切るような急斜面では、柔らかい雪がずり落ちる。山スキー初体験の○井さんは、スキー操作に手こずり汗だくになっている。初っぱなからちょっときつい登りとなったが、慣れるためにはとにかく歩き登る必要がある。でも彼女なら、我々にたちまち追いつき追い越すだろう。苦労したぶん身に付くというものだ。そんなわけで少々時間はかかったが、スタートから2時間10分ほどで姥沢の駐車場に到着。5~6台の車があり、既に帰り支度の人もいる。聞けば朝早いうちはバリケードもなく、車を上げることができたので、姥ヶ岳を4本滑ったのだとか。我々は山屋であり装備のチェックと足慣らしが目的なので、滑りにはこだわらないがちょっと羨ましい。建物の前の乾いた舗装の上に腰を下ろして休憩すると、滑り終えた若いボーダーが2人降りてきた。風も無く日射しが暖かく心地よいというか暑いくらいで、まるで5月の春スキーのようだ。

                         右前方が姥沢小屋跡
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                         リフト下駅へ
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                         リフト下を登る
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                         頑張る○井さん
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                         左手には姥ヶ岳
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倒壊し敷地だけとなった姥沢小屋跡を右に見て歩き、リフト下駅からはリフトの下を登る。雪面はスキーのトレースで、既にかなり荒れていた。汗をかきながら登っていると、もう満足したのか何人かスキーヤーが滑り降りてくる。斜め左には姥ヶ岳が、徐々に大きく見えてきた。リスト上駅への中間点辺りで、和○さんから姥ヶ岳に登ってきたらどうかとの提案があった。待ってましたとばかりに、河○さんと2人でペースを上げる。ほどなく着いたリフト上駅の姥ヶ岳休憩所では、10人ほどスキーヤーが休憩中だった。振り返れば朝日連峰が一望だが、霞んでいて輪郭がぼんやりしている。

                         姥ヶ岳山頂への登り
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                         右手には月山
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                         シュプールの刻まれた斜面
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                         山頂(向こうには湯殿山)
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河○さんを待って姥ヶ岳の斜面に取り付く。何人かゆっくり登っているのが見えるが、彼らは何本目かなのだろう。大斜面には既に多くのシュプールが描かれ、所々出ているブッシュや岩に気を付けさえすれば、滑るには何の問題も無いようだ。積雪量は場所にもよるが、30~40センチといったところか。標高を上げると気温が下がり雪が乾いてくる。右手に見える月山が、青空をバックにすると何となく近くに感じる。リフト上駅から20数分で山頂に到着。姥ヶ岳の山頂は平坦で、ガスがかかるとどこがピークか分からないが、今日は標柱も三角点も見えているので迷うこともない。

                         今シーズン初滑りの河○さん
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                         爽快なオープンバーン
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                         リフト下の滑りはやっとやっと
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シールを外して滑降準備。6月1日以来の5ヶ月ぶりのスキーだ。怪我しない程度に抑えよう。中腹まではなかなか感触が良く、気持ちよく滑りことができた。しかし、中腹以降はモナカ雪状になり、スキーが回せず転ばないように滑るのがやっと。それでも初滑りできた喜びは大きい。もう1本といきたいところだが、今日はこれだけとする。リフト上駅からは、登りと同じくリフト下を滑るが、重い雪で足がパンパンになる。休み休み滑るしかないありさま。まあシーズンはこれからなのだし、徐々に体を作っていこう。リフト下駅が見えてきたところで、和○さんと○井さんに追いついた。○井さんも重い雪と悪戦苦闘していたが、良い経験だったと言っては、ちょっと可哀相かもしれない。

                         リフト下駅に到着して笑顔の○井さん
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                         道路脇を下る(向こうの峰は湯殿山)
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2台しか車が残っていない姥沢を過ぎ、細くなった道路脇の雪を拾って下る。雪もだいぶ融けたので、電線道を下るのは止めた。午前よりさらに細くなった道路脇の雪を、時には推進滑降となりながら下る。河○さんと○井さんは途中で諦め、スキーを担いで歩きだした。和○さんと自分は先行して下る。車に戻ると取って返し、歩いて下ってきた2人を回収した。11月16日の初滑りは、自分としては最速記録となった。今日月山に来ていた好き者は、40~50人程度だろうか。その中でも自分たちのような山屋さんは少なく、滑りメインの人が多かったようだ。明日も滑ることが出来そうだが、この気温ではそれ以降は難しいだろう。また次の寒気が入るまで、スキーはお預けとなるに違いない。それでも月山は、これから寒気の度に降雪を重ね、本格的な冬へと向かっていくのだ。

※同じ日に何本も滑った方の記録 東北の山~鳥海山

                         GPSトラック
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by torasan-819 | 2013-11-18 22:01 | 山スキー | Comments(6)
Commented by NON at 2013-11-20 00:25 x
お~月山で初滑りですか~羨ましいです。
今年は冬の訪れが早くて、スキーヤーにとってウキウキでしょうね
長野の山友はすでにパウダーいただきに立山を2回も滑ったそうです。
Commented by torasan-819 at 2013-11-20 23:47
NONさん
今年の冬はどうなんですかね。
降るときはしっかり降ってもらって、後はしばらく安定天気なんてのが理想ですが、そうは問屋が卸さないでしょう。
NONさんには条件の良いときに山スキーに来てもらいたいです。
ところで今日ナマステさんの顔を見てきましたよ。
Commented by madokau at 2013-11-21 19:53 x
マルイです。
かなーりオブラートに包んだ表現をしていただきありがとうございます。
下りはわかんで歩きたいと思ってしまいました。
あーあ、これからのシーズンが思いやられます。
Commented by torasan-819 at 2013-11-21 22:02
madokauさん
初山スキーお疲れ様でした。
ワタクシも何度スノーシューの方が楽だと思ったことか(笑)
でもスキーの機動力に1度味を占めると止められなくなりますよ。
今度は湯殿山にも登りましょうね♪
Commented by superdioaf27 at 2013-11-25 22:33 x
こんばんは、この2日間は奇跡的な快晴でしたね!やっぱり冬山ってのは悪天候が当たり前なので、晴れた時の感動が際立つものなのかもしれません。
ってことで、これから半年間、事故や怪我の無いように東北の雪山を楽しみましょう~♪
Commented by torasan-819 at 2013-11-26 07:15
superdioaf27さん
本当に素晴らしい晴天でした。
superdioaf27さんは23日も出撃されたとのことで凄いですなあ~
どこかのお山でお会いしましたらよろしくお願いします。


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