2013年 12月 19日
山登りアーカイブス 2008年12月20日~初めての雁戸山
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蔵王連峰の北蔵王と呼ばれる山域に、雁戸山という標高1484.6mの山がある。宮城県と山形県を分ける県境尾根であり、南雁戸山と双耳峰をなしている。ピラミダルな山容が目を引き、登ってみたいと思わせる山である。その雁戸山に初めて登ったのは、年の瀬も押し詰まった、2008年の12月20日だった。
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昨日20日は雁戸山へ行ってきた。あまりに天気が良かったのでじっとしていられなくなり、朝の食卓で女房に「行ってくる」とだけ言うと「山でしょ」。この頃は行動が読めるようになってきたようだ。でも「好きだね~」の一言は余計かな。予定ルートを記した地図を女房に渡し車のハンドルを握る。雁戸山は蔵王連峰の北側に位置する1484.6mの山だ。自宅から登山口まで40キロほどの地元ともいえる山だが、雁戸山に登るのは今日が初めてになる。今年登ろうと思いながらもこの時期になってしまった。今日のルートは笹雁新道から雁戸山を目指し、帰りは前山から有耶無耶関跡へ降りてというループ状のコースとした。まだこの時期は雪が少ないうえ、ここ1週間でだいぶ融けている。標高を上げるにつれ表面が凍っている雪になった。標高950m付近でアイゼンにする。何日か前のハンターと猟犬であろう踏み跡とテープが所々にあったのだが、いつしか見あたらなくなってしまった。大体の見当を付けて登っていく。




                         笹雁新道を歩く
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                         6本爪アイゼンとスノーシュー
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                         南雁戸山と雁戸山(右)
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                         雁戸山へのルート(積雪期注意)
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だんだん雪が増えてきたが、積雪深はたいしたことないのでまだ藪がうるさい。標高1,230mあたりでスノーシューに履き替える。ちょっと中途半端なこの時期に、笹雁新道側からの登山者は自分一人だけのようだ。見渡す限り自分一人のこの感じが結構好きである。この頃あまり歩いていなかったせいか足が少々重い。でも遠くに朝日連峰・月山・葉山さらには鳥海山まで見え、自分を元気づけてくれる。やっと雁戸山を西に望む1,410mのピークに立った。ここから見る雁戸山の登りはかなり急に見え少々不安になる。正直どうしようかと思ったが、途中で引き返すことも選択肢としてまずは登ってみることにする。いったん鞍部に降りてから登りかえす。思ったとおりの急斜面で滑ったらタダではすまない。しかも所々表面がガリガリになっているので、慎重に雪面を選んで登っていく。斜面が急なので数十歩足を運んでは息を整えという感じだ。

                         左から月山・葉山・鳥海山
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                         山頂にてKaiyaさんと
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                         細尾根を下る
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雁戸山の急登をなんとか登り、やれやれと尾根を山頂に向かって歩いていくと人影が見える。この時期に雁戸山に登るのはよほどの山好きだろう。なんとなく自分と同じ匂いがする。この日の登山者は自分一人かと思っていただけに嬉しかった。その人物に挨拶して話し始め、「山形…」と聞いた瞬間もしかしてと思った。なんと、ネットのコミュニティサイトで数度やりとりしたことのある「Kaiya」さんだった。この日この時間にこの山頂でばったりとはホントに奇跡的偶然。いやはや驚いたし嬉しかった。しばし歓談すると、山形道の関沢IC側から登ってきたとのこと。雁戸山北側の登山道は痩せ尾根の急斜面だが、何ヶ所か凍ってガリガリで慎重を要するとのことだ。山は登りよりも下りが大変だ。ロープが張られているくらいの急斜面を、Kaiyaさんのアドバイスを受けながら慎重に下る。自分1人ではちょっと厳しかったかもしれない。下りの斜面の途中で、山形側へ下山するKaiyaさんと別れ帰りを急いだ。完全に暗くなる前に、なんとか舗装路に出ることができた。そこからさらに30分ほど歩いてやっと車まで戻る。登り始めたのが午前10時45分で、車に到着が午後5時35分。6時間50分の山行は、冬山シ-ズンインの足慣らしとしては歩きがいありすぎだった。

                         GPSトラック (登り:赤 下り:青 )
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by torasan-819 | 2013-12-19 21:24 | 山登りアーカイブス | Comments(0)


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