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2015年 01月 23日
山登りアーカイブス 2009年2月22日~スノーシュー登山(磐梯山)
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磐梯山はこの時が初登山。夏道も何も知らないまま登ったのだが、天候にも恵まれ無事山頂を踏むことが出来た。スノーシューを始めてから2シーズンとなり、順調に山行を重ねていたのだが、この磐梯山の頃から単独行の限界を感じ始めていた。と同時に単独行に惹かれる自分もあり、いろいろと考えていた頃である。



= 2009年2月22日 =
 今日は磐梯山に単独行で登った。磐梯山の山頂に登ったのは初めてだ。猪苗代スキー場のリフトを2本乗り継ぎ1254m地点(GPS読み)へ。午前10時過ぎからスノーシューで登り始める。スノーシューの先行者が大勢いるらしくトレースがしっかり出来ていた。ラクチンでとても歩きやすい。途中で福島県山岳会の16名ほどのパーティーに追いついた。ここまでこのパーティーのトレースを追いかけてきたのだが磐梯山の東尾根を登るルートだった。帰ってから調べたら登山道ではなく雪がなければ歩けない冬限定のルートのようだ。しかしこのルートが初心者には厳しいということを自分は知らなかった。登っていくと眼前に急な斜面が見えてきた。なんと山岳会のパーティーは「この上はガリガリだから今日は無理をしないでここで休憩を取って戻ろう」というではないか。



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げっ!この先は自分一人なのか?トレースを当てにしていたのに。しかも、初めての山で初めてのルートで単独行なのだ。でも遙か上には山スキーの人影が見え、スキー板をデポしてあるのも見える。その上はツボ足で斜面をトラバースして山頂に向かったようだ。よし、とりあえずあのスキー板のデポ地点まで登ってみようと決意。そこからは状況次第でと考え、休憩している山岳会の一行の横を抜けて一人急斜面に取り付く。ガリガリに凍っているところではスノーシューの歯が立たず、思いっきり冷や汗をかいた。何とか斜面の中程まで登ってちょっと平坦な場所を見つけ小休止。この先はツボ足でなければ登れないと判断し、アイゼンに履き替える。やれやれアイゼンを持ってきてよかった。朝出かけてからアイゼンを忘れたことに気づき、戻って取ってきたのだ。

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アイゼンでサクサク登り、急斜面のトラバースも何とかやり過ごし山頂を目指す。風がかなり強い山頂(1818.6m)に立ったのは12時半過ぎ。素晴らしい360度の大パノラマだ。飯豊連峰、朝日連峰、月山、西大巓、西吾妻山、安達太良山などが一望だ。下りは登山ルートどおりに沼ノ平の方へ下ることにする。下山中に偶然、昨年3月に西大巓・西吾妻山へ登ったときのガイドさんと出会った。下りもずっとアイゼンをつけたままだ。弘法清水小屋から天狗岩を過ぎてからやっとスノーシューの出番。スノーシューでの下りはいつものごとく快調に飛ばすが、調子に乗りすぎコケる。途中でやっとおにぎりとラーメンの昼食休憩とする。休んでいる間に60代後半とおぼしき男性に抜かれる。この方はスノーシューで磐梯山に登頂し、下山しているところだという。いやはや健脚である。雪は朝より少々重くはなったが斜面では文字どおり駆け下る。ゲレンデ最上部にあるパトロール小屋に下山報告し、あとはひたすらゲレンデ脇を下りる。スキー場のセンターハウス前に到着したのは15時10分頃。磐梯山は蔵王と標高はほぼ同じだが、かなり異なる山容を楽しむことができた。また来るよ磐梯山。

by torasan-819 | 2015-01-23 05:55 | 山登りアーカイブス | Comments(0)


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