2015年 05月 13日
鳥海山・猿倉コース ~ 2015年5月3日
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昨日(5/2)湯ノ台コースを終えてから猿倉口へと移動した。山頂を経由して滑り降りれば近いのだが、鳥海山の裾野をぐるっと半周以上もするとかなり時間がかかる。猿倉駐車場では会のパーティーはテントだが、我々は車中泊である。持ってきたタラノメを天ぷらにし、ビールを飲みながら明日の打合せだ。明日5/3は堰口に1台デポし、猿倉から登って堰口まで滑り降りる計画としていた。しかし、湯ノ台でもブナのヤニでスキーが滑らなかったことから、猿倉口からの往復に短縮することでまとまった。しかし、それではちょっと物足りないので、新山往復か唐獅子平までの滑降を状況により加えよう。ヘッデンの光の中に細かいものが漂い落ちてくるのが見える。なんだろうと皆で首をかしげる。ブナの花粉かもしれない。見上げれば星空。明日も晴れだろう。


  山域山名   鳥海山 七高山(2,229m)
  山行期間   2015年5月3日(日)
  山行形態   山スキー
  天候      晴れ
  参加者     3人(L:トラ山・◯樹・藤◯)
  行程      猿倉駐車場6:15~七高山10:20-11:10~下降点11:16~唐獅子平11:36-12:06~1890m地点13:00-13:10~
           猿倉駐車場14:08
  行動時間   7時間53分
  移動距離   13.1km (GPS計測)
  累積標高差  ±1,490m (GPS計測)






                         早朝から板の清掃
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                         登り口には雪上車が2台
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                         山頂目指して適当に歩いてゆく
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                         鳥海山は常に山頂が見えている
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                         ボーダーの大パーティーが横切る
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5時前には起床し、昨日真っ黒になったスキーの滑走面を掃除する。今シーズンはこの黒いものにあちこちの山で悩まされている。祓川コースに行くという会のパーティーより先にスタートした。猿倉駐車場から道路を少し西に行くと猿倉コースの入り口だ。広場のようになっていて、雪上車が2台にスノーモービルが数台置いてある。すぐ前に1人先行者がいて左手へと進んでいった。我々はこのコースは初めてなので、前方に見える山頂目指して適当に歩いてゆくことにした。常に山頂が見える鳥海山なので問題はないだろう。朝から大賑わいであろう祓川コースと違い、猿倉コースは静かなものである。前後を見ても人影は1人か2人程度だ。しばらく歩いていると足が重い感じがし、そのうちバテたようになってきた。まだ2時間も歩いてないというのにどうしたことだろう。もしやと思い行動食を口にするとバクバク入っていく。どうもシャリバテだったようだ。朝はカップうどんで済ませたが、体重81キロの自分にはカロリーが全然足りなかったのかもしれない。

                         舎利坂を登っている人達が見えてきた
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                         山頂まであと50m
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                         にぎわう七高山の山頂
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                         祓川からぞくぞくと登ってくる
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                         藤◯さん到着
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                         七高山からの新山
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〇樹さんはいつものようにペースが速く、かなり先を進んでいるのが見える。しばらくは藤〇さんと一緒に歩いていたが、斜度が増してくると各々のペースになるので離れた。祓川コースと合流すると舎利坂だ。スキーだけでなくツボ足の登山者も大勢の斜面に取り付いている。見ているとスキーでのシール登高でも、人それぞれ様々な登り方をしていて面白い。自分もスローピッチでひと頑張りして山頂に到着。〇樹さんは既に40分以上待っていたようで、そのスピードには敬服するしかない。見下ろせば斜面に点々と蟻のように、大勢の人が登ってくるのが見える。藤〇さんはさらに30分ほど遅れて到着。

                         外輪山からの下降点
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                         この斜面を3人占め
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                         ◯樹さんが飛ばす
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                         テレマークの藤◯さん
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                         気持ちよく滑って休憩
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                         唐獅子平避難小屋
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七高山から外輪山を西へ滑降ポイントに移動する。7~8人が滑る準備をしていたが、我々のほうが早く滑り出した。右へトラバースして大斜面の上に出る。他には誰もいなければシュプールも見当たらない。縦溝もほとんどなくきれいな斜面だ。祓川コースの人の多さと荒れた雪面からすれば、ここはまるで別世界のようだ。思いのままにスキーを走らせターンを刻んでいく。爽快そのものの滑降が続く。外輪山の滑り出しから530mも落とし、唐獅子小屋の前まで滑り降りた。斜面を見上げると満足感がこみ上げてくる。上にいた7~8人は降りてこなかった。おそらく祓川のほうにトラバースしていったのだろう。我々は斜面を独占した代わりに登り返さなければならない。〇樹さんがひと足先に登り返していく。明日は大朝日に登る予定なので、これから移動しなければならないのだという。少々疲れていることもあり、藤〇さんと自分はゆっくりと休憩するとしよう。

                         今度は2人占めの斜面
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                         トラバースしながらの滑降
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                         ヤニ状物質をスクレーパーでかき取る
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                         下部はポール沿いに下降した
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                         お疲れ様
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                         祓川からの鳥海山
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                         帰り道からの鳥海山
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さてそろそろ登り返すとしよう。ゆっくりと220mほど登り返してからシールを剥がす。北へとトラバースしながら滑っていくが、こちら側の斜面にも人は数えるほどしか見当たらない。こんな素晴らしい斜面を滑らないのは何とももったいない。少しの登り返しをすれば、この斜面を滑って祓川コースに戻るのは容易だ。しかし、多くの人がそのまま祓川コースを滑り降りていく。標高が森林限界より下になりブナ林が見えてくると、とたんにスキーが走らなくなった。滑走面を見ると、昨日と同じように黒いものがべっとりと付いている。スクレーパーで掻き落としたが、滑りだすとすぐ付いてしまうので諦めるしかない。それ以降は我慢の滑り歩きで駐車場へと戻った。もし当初の計画どおり堰口まで降りていたとしたら、全然滑らないスキーにかなり苦労したと思われる。計画変更は正解だったといえる。

                         GPSトラック ( 登り:赤 下り:青 )
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by torasan-819 | 2015-05-13 12:21 | 山スキー | Comments(0)


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