2015年 10月 16日
蔵王ダムからの雁戸山 ~ 2015年10月12日
f0170180_624169.jpg
今年8月に八方沢を遡行したのだが、入渓点にあった吊り橋の残骸が気になっていた。昭文社の山と高原地図には、点線で登山道が北蔵王の稜線まで続いている。調べてみると土砂崩れでしばらく通れなかったが、その後復活した道のようだ。この道を歩く登山者は多くはないようだが、そんな道こそ自分が歩いてみたい道でもある。一緒に歩くのは何年ぶりになるか分からないほど久しぶりの三◯さんと、5ヶ月ぶりになる藤◯さんとの3人でパーティーを組んだ。


  山域山名   蔵王連峰 雁戸山(1,484.6m) 南雁戸山(1,486m)
  山行期間   2015年10月12日(月)
  山行形態   一般登山
  天候      晴れ
  参加者    3人(L:トラ山・三◯・藤◯)
  行程      蔵王ダム8:20~八方沢渡渉点9:10-9:30~板小屋分岐11:59~八方平避難小屋12:05-12:41~南雁戸山13:13~
          雁戸山13:52-14:00~新山コース分岐14:14~登山口15:45~デポ地点16:08
  行動時間   7時間48分
  移動距離   13.5km (GPS計測)
  累積標高差 +1,391m -1,468m (GPS計測)






                         蔵王ダム
f0170180_4164840.jpg


                         ゲート脇より入る
f0170180_419568.jpg


                         熊野岳への登山口にある標識
f0170180_4232117.jpg


                         雁戸山が見える
f0170180_432028.jpg


                         吊り橋の残骸
f0170180_4342832.jpg


                         八方沢の渡渉
f0170180_4373561.jpg


                         沢の紅葉が美しい
f0170180_4411163.jpg


                         登山道の取り付き
f0170180_4475048.jpg


新山ルートの登山口はちょっとわかりにくい。関山インターを出て国道286号を西へ3.3km行ったところで左折するのだが、特に標識も目印もないので注意したい。舗装道路を進んでいくとY字路になり、右へ高速道路の下をくぐるとバリケードがあった。登山口はもっと先のはずなので、バリケードを動かして進もうかとも思ったが、先に何があるかわからないのでカーブの道路脇の余地に車を置くことにした。1台デポして蔵王ダムへと移動する。約20分で蔵王ダムの管理所前に到着。ここには簡易トイレと手洗い(水は飲めない)がある。登山者かキノコ採りか既に3台駐車している。我々も準備してスタートする。以前は車も通る立派な林道も、今は人が歩くだけの踏み跡しかない。八方沢の渡渉点までは40分ほど。朽ち果てた吊り橋を見て沢へと降りる。周辺の紅葉が美しい。八方沢は靴を脱いで裸足で渡ることになる。しかし、藤◯さんは靴を履いたまま石伝いに渡ってしまった。対岸の道がわかるか心配だったが、踏み跡がハッキリしており目印のピンクテープもある。

                         黄葉に紅葉が美しい
f0170180_4524147.jpg

f0170180_4533760.jpg

f0170180_454248.jpg


                         見とれる2人
f0170180_4553654.jpg


                         透過光で輝く
f0170180_459435.jpg


                         撮影にいそしむ
f0170180_4575994.jpg


急登に取り付き、ぐいぐいと標高を上げていく。やがて平坦な道となり、ナラやブナの二次林の中を歩くようになる。道の脇は笹が刈られており、しっかり管理されていることがわかる。新山コースはヤブをかき分けることも想定していただけに、これは嬉しい誤算だった。南斜面をトラバースして水の無い南雁戸沢の左俣を渡り小尾根に登ると、また南斜面のトラバースになる。ちょうど紅葉がピークのようで、下から見上げると透過光で眩しいほどに輝いている。外から眺める紅葉もいいが、中から眺める紅葉も素晴らしい。ナラの黄葉の中にカエデの紅葉が入り混じり、色の洪水に目を奪われる。しばらくオヤジ3人がそれぞれ撮影にいそしむ。

                         水場で補充
f0170180_501153.jpg


                         熊野岳や地蔵岳が見えてきた
f0170180_525576.jpg


                         八方平避難小屋
f0170180_582857.jpg


                         南雁戸山へ登る
f0170180_511127.jpg


                         南雁戸山
f0170180_512686.jpg


                         雁戸山へ
f0170180_518221.jpg


                         鞍部より登り返す
f0170180_5205959.jpg


やがて1110mで南雁戸沢の左俣を横切るようになる。沢は涸れているが手前に水場があり、湧水が流れ出ているので補充する。この沢の渡渉前後はちょっと道が不明瞭だが、よく見ればわかる。標高を上げると樹高が低くなり、右手に中央蔵王の稜線、熊野岳や地蔵岳が見えてくる。道が平坦になると縦走路に出た。この分岐には板小屋跡との標識がある。縦走路を南へ5分ほどで八方平避難小屋に到着。昼を過ぎたばかりだが先客はいなかった。小屋で昼食を済ませると縦走路を戻る。南雁戸山に登ると雁戸山が間近に見えるが、いったん鞍部へと下り登り返さなければならない。右手下には、7月に遡行した鳥戸沢の沢筋が確認できる。周囲の山を見ても、紅葉は1000m辺りまで下りている。三◯さんは先週も雁戸山に登っているが、山頂部の紅葉はその時がピークだったとのこと。

                         雁戸山頂
f0170180_5262370.jpg


                         二口山塊の山々
f0170180_5335266.jpg


                         蟻の戸渡り
f0170180_5345772.jpg


                         新山コース分岐
f0170180_5367100.jpg


                         雁戸山と蟻の戸渡りを振り返る
f0170180_5373792.jpg


雁戸山の山頂で今日初めて他の登山者と遭遇。眼下には今朝スタートした蔵王ダムが見える。急な尾根を下っていくと、これから雁戸山へと登ってくる若者4人とスライド。暗くならないうちに下山をと声をかける。ヤセ尾根の蟻の戸渡りを下降すると分岐がある。左が新山コースで今日の下山路である。

                         新山コースは歩きやすい                         
f0170180_5402074.jpg


                         沢沿いに下る
f0170180_543538.jpg


                         林道に出たところが登山口
f0170180_545445.jpg


                         下から見た登山口
f0170180_5463731.jpg


                         駐車スペース
f0170180_5491311.jpg


                         意味不明のバリケード
f0170180_5512889.jpg


黄葉のブナ林の中を歩いていくと道は沢沿いになる。一部不明瞭な箇所もあるが、沢沿いに下れば問題はない。立派な杉の植林地を下っていくと、やがて林道に出る。ここが登山口で、近くに5台ほどの駐車スペースもある。下にバリケードがなければここまで車を入れる予定だった。この登山口からデポした車までは20分ほどだった。結局林道には何も無く、バリケードは何の意味だったのか不明。
ある程度予想はしていたが、蔵王ダムコースも新山コースも他の登山者には遇わずに静かな山歩きとなった。稜線の縦走路は普段でも登山者が行き交うし、ましてやこの紅葉時期だ。雁戸山に一番近い登山口の笹谷峠の駐車場は満杯で、道路にまで車が溢れていたという。コースを少し工夫するだけでこんな山歩きが出来るのである。ただし、蔵王ダムルートは熊の生息域であり、登山道にも熊糞が目立ったので注意したい。

                         GPSトラック
f0170180_6202315.jpg


by torasan-819 | 2015-10-16 01:07 | | Comments(4)
Commented by utinopetika2 at 2015-10-19 20:31
先日はお世話になりました。
いつもの半分程度のスピードで登られたかと思いますが、お蔭様で十分に楽しめました。
またご一緒(お手柔らかに)させて下さい。
Commented by torasan-819 at 2015-10-19 22:22
utinopetika2さん
ちょっとマニアックなルートを選びましたが、静かで良い道でしたね。
次回はutinopetika2さんご推薦のルートはいかがでしょう?
Commented by sharizaka at 2015-10-20 19:59
雁戸山にこんなルートがあるとは知りませんでした。
いかにもトラさんらしいルート。
最近、東北の山が恋しくなってきました。
Commented by torasan-819 at 2015-10-21 18:01
sharizakaさん
渋いでしょ(笑)
紅葉時期につき笹谷峠かは人が多いので、こんにちはを繰り返すだけでも疲れそうですし(^^ゞ
私はsharizakaさんのアルプス三昧が羨ましいのですけど。


<< 二口山塊・二口沢小松倉沢 ~ ...      コスキン・エン・ハポン 2015 >>