2016年 02月 21日
蔵王・馬ノ神岳 ~ 2016年2月20日
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南蔵王に馬ノ神岳という山がある。読み方は「まのかみだけ」といい、他には無いこの山だけの名称だ。主稜線から少し離れた東に位置し、目立つ山では無いが山頂は屏風岳格好のビューポイントである。特に冬の真っ白な屏風の壁は、眼前に迫ってくるようで迫力があり、一見の価値ありだと思う。登山道が無い山なので、登るには積雪期がお勧めである。夏はヤブこぎを覚悟せねばならない。自分はこれまでにスノーシューと山スキーで計4回登っているが、この頃はご無沙汰していたので5年ぶりに登ってみることにした。


  山域山名   蔵王連峰 馬ノ神岳(1,551m)
  山行期間   2016年2月20日(土)
  山行形態   山スキー
  天候      曇り
  参加者    単独
  行程      スキー場10:16~支尾根取り付き11:07~馬ノ神岳13:32-13:41~林道14:34~スキー場15:21
  行動時間   5時間5分
  移動距離   11.1km (GPS計測)
  累積標高差 ±1,020m (GPS計測)






                         スキー場手前からの馬ノ神岳
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                         神嶺林道入口
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                         取り付き点
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今日の起点は白石スキー場になるので、神嶺林道の入口にほど近い駐車場北端に車を止める。尾根の取り付き点までは神嶺林道を北進する。日影では10センチ以下の軽いラッセルもあるが、日当たりの良いところでは地面が出そうなほど薄い。気温がプラスなので湿雪だ。しばらくはツボ足のトレースが見えていたが、いつの間にか無くなりノントレースとなる。50分ほど歩いて取り付き点に到着。以前のスノーシューで歩いた記録を見ると35分ほどしかかかっていない。平地ではスノーシューの方が速いのか、それとも体力低下なのか少々気にかかる。

                         樹林の中を登る
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                         もう1m雪があれば滑りやすそうだ
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                         尾根に出る(1300m)
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                         偽ピークのスノーロード
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                         右には後烏帽子岳
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                         この辺りが山頂のはず
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斜面に取り付いて登り始める。樹間は狭くヤブもあるが、今日はそれを想定して取り回しの良い短いスキーにしてきた。登っていくと少し樹間も広がり歩きやすくなってくる。以前はもっと歩きにくかったイメージなのだが、思ったより歩きやすい感じがする。記憶なんてあまり当てにはならないものだ。これで雪さえ良ければ滑降も楽しめるのではとさえ思えた。1300m辺りで尾根に出ると視界が広がった。とはいえ下界は晴れているが上の方はガスがかかっている。ここはその中間点という感じだ。シールにダンゴが付き始めていたので削り、遅ればせながらシールワックスも塗る。これから先は明瞭な尾根を登るようになる。やがてピークに続く尾根のスノーロードが見えてきた。天に駆け上がるように見えて印象的である。このピークは偽ピークで本当の山頂はその先にある。この尾根は偽ピークへと斜度がきつくなるが、シールで登ることが出来る。不安を感じるようであればツボ足で登ればいい。偽ピークからもう少し尾根を辿ると平坦な山頂部になる。誰かが山名板を木に付けているらしいのだが見あたらない。この辺りだろうと今日の山頂とした。

                         急な尾根を滑り降りる
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                         自分のトレースをたどる
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                         重い雪に転ぶこともある
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晴れていれば眼前に迫力ある姿を見せてくれるであろう屏風岳の東壁も、今日はガスでまったく見えない。馬ノ神岳は屏風岳の絶好の展望地なのだ。積雪期は特に真っ白な壁が美しい。積雪期以外も登ることは出来るが、山頂までの道はないのでヤブこぎとなる。山頂でパンを食べているうちに、天気予報どおり少し荒れてきた。予定では登った尾根の沢を挟んだ南側の尾根を下ろうと考えていた。しかし、今日のこの雪では下りでも滑らないだろうと思われ、自分のトレースを忠実にたどって戻ることにした。雪は重くてターンするのもやっとなのだが、それはそれで面白い。この頃はどんな雪でも楽しめるようになってきた。決してスキーが上達したわけではないのだが、悪雪は悪雪なりの楽しみ方があるという、気持ちの余裕が出てきたような気がする。山頂から神嶺林道の取り付き点までは1時間弱で下降した。後は林道を歩いて戻ったが、これがまたやけに長く感じられた。途中でみぞれが降ってきたので、早く戻りたい気持ちが余計にそう感じさせたのかもしれない。

                         GPSトラック
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by torasan-819 | 2016-02-21 02:12 | 山スキー | Comments(0)


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