2016年 04月 09日
月山第一トンネルからの離森山 ~ 2016年4月3日
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3日はどこに行こうかと迷っていた。雪のある湯殿山とも思ったが、山頂ピストンでは距離も短くちょっと物足りない。gamouさんのホームページを覗くと月山第一トンネルから離森山との記録が目に入った。この辺りは以前から興味のある山域であり、3月28日と最近のことなので雪の状況も参考になるだろう。よしここにしようと決めた。


  山域山名   朝日連峰 鍋森(1,258m) 離森山(1,302m)
  山行期間   2016年4月3日(日)
  山行形態   山スキー
  天候      曇り
  参加者    2人(トラ山・◯樹)
  行程      月山第一トンネル7:35~984m8:40~1163m(北沢山 )9:45~鍋森10:18~離森山10:50-11:10~
          昼食11:13-11:41~鍋森12:02-12:07~1163m(北沢山 )12:34~984m12:50~月山第一トンネル13:10
  行動時間   5時間35分
  移動距離   13.5km (GPS計測)
  累積標高差 ±995m (GPS計測)





                 月山第一トンネルの駐車場
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                 白土谷沢へと下る
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                 沢のスノーブリッジを渡る
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                 昨日のトレース多数
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                 振り返れば湯殿山・姥ヶ岳・月山
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                 雪がずり落ち始めている
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月山第一トンネルの西川側入口にある駐車場あらスタート。前日のものかスキーとツボ足のトレースが複数ある。すぐ白土谷沢へと下降すると沢は口を開けていて、心細いスノーブリッジを渡る。沢の左俣に入るとその後は雪が繋がる。大人数と思われるトレースがあり、ルートを考える楽しみを奪われたような気がするが、反面トレースを追えばいいので楽できるとの思いもある。曇りだが風も無くまずまずの天気で、予報では夕方雨が降るようだがそれまでには下山できるだろう。朝のうちでまだ緩んでいない雪を踏んで登っていく。868m標高点と白土谷沢左俣左岸尾根のコルから左岸尾根に乗る。登っていくと背に湯殿山と姥ヶ岳に月山が見えてくる。今日は湯殿山に会の別パーティーが登っているのだが、もちろん見えようはずも無い。周囲の山肌は柔らかいラインを見せるが、あちこちクラックが入りずり落ち始めている所も多い。

                 蔵王連峰の稜線を一望できる
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                 赤見堂岳(拡大)
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                 北沢山(1163m標高点)手前
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                 1195m標高点手前
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                 鍋森と離森山
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                 鍋森山頂直下
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                 赤見堂岳
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曇ってはいるがある程度遠望が利き、左には蔵王連峰の稜線がほぼすべて見えている。7年前に登った赤見堂岳が前方に見えてくる。広くなだらかな尾根をのんびり歩くのも良いものだ。しかし、なだらか過ぎて帰りの滑降は期待できそうにない。北沢山と呼ばれているらしい1163m標高点を過ぎ順調に歩を進める。1195m標高点までくると鍋森と離森山が並んで見えてきたが、のっぺりした山並みで遠いのか近いのかよく分からない。雲が流れ僅かだが雨粒が顔に当たった。先を急ぐことにしよう。鍋森の広々とした斜面を登ると、灌木の生えた鍋森の山頂だ。南には赤見堂岳が存在感を増している。離森山は西に見えるが、こうしてみると朝日連峰の主稜線へと続く尾根からは、ひとり離れていることが分かる。

                 離森山へ向かう
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                 遠いような近いような
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                 雪原を歩く
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                 回り込むように尾根へ
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                 山頂が近い
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                 北西に八久和ダム湖でその向こうには海が見える
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                 朝日連峰の主稜線(中央が以東岳)
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                 高安山が目立つ(画像中央右)
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                 ひと塊に見える月山や湯殿山
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鍋森の山頂から西に下り、雪庇が落ち始めている小ピークの北側をトラバースすると平坦な雪原になる。地形図には池の表記があるところだ。山頂に続く尾根には雪庇があり、大きく回り込むように取り付くしかなさそうで、昨日のトレースもそうなっている。のっぺりした離森山は対象物が無いので今ひとつスケール感が分からないが、尾根を登り始めると山頂までは意外に近かった。山頂はまさしく360度の大展望。朝日連峰の峰々が一望できる。相方の◯樹さんは昨年、大越峠から障子ヶ岳の紫ナデまでワンデイ縦走しているが、自分も意欲をかき立てられるような眺望だった。

                 東斜面のドロップポイント
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                 快適に滑降 
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                 思ったより短い斜面 
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                 赤見堂岳を見ながらのランチタイム
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さて下山というわけで、東斜面のドロップポイントを覗きこむ。登ってくるときに東斜面を観察し、滑ってみようと思っていたのだ。◯樹さんにトップを譲り、次は自分が斜面に飛び込む。ザラメになりかけと少しの新雪のまだらな斜面に10ターンほど刻むと、あっという間に下まで滑り降りてしまった。斜度も30度ほどで思ったより短い斜面にちょっと拍子抜けしてしまう。風の当たらない窪地でのんびりと昼食にする。正面には赤見堂岳が大きく望め、2人だけの贅沢な眺めで静かなランチだ。

                 鍋森を滑り降りる
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                 歩きも多い
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                 直滑降しかできない
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                 月山第一トンネル駐車場へ戻る
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シールを貼って20分ほどの登り返しで鍋森に戻ると再びシールを剥がす。滑り始めたが気温が上昇したせいかターンすると引っかかるブレーキ雪になってきた。滑降距離を伸ばすためにほぼ直滑降で滑る。スキーをなるべく走らせるためには往路のトレースを辿るしかない。スキーが走らないところや僅かな登りはスケーティングや逆ハの字でしのぎ、それ以上はスキーを肩にツボ足で歩く。汗をかきながらの下山はちょっと予想外。それでも鍋森から約1時間で月山第一トンネルまで戻ることができた。駐車場には下山してきたところらしい男性がひとり。湯殿山側のブナ林を滑ってきたという。今日の鍋森方面は結局我々2人だけだった。今年の残雪は例年なら5月連休明けの様相なので、今日のルートを辿れるのもあと1週間~10日ほどではないだろうか。来シーズンは縦走を実現したいものだと思いつつ帰途についた。

                 GPSトラック ( 往路:赤 復路:青 )
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by torasan-819 | 2016-04-09 11:05 | 山スキー | Comments(6)
Commented by utinopetika2 at 2016-04-09 19:57
先月末、赤見堂岳を目指しましたが、深い雪で石見堂岳でUターン。
かんじき装着の山行は、ちと辛いものがありました。
一枚目や雪原を歩く写真は素晴らしいですね。
距離が近ければ明日にでも・・・なんて思ってしまいます。
Commented by KIYO at 2016-04-09 22:12 x
あら、離森。
四年前くらいに同じルートで行きました。
滑った記憶は…ありません(笑)
Commented by torasan-819 at 2016-04-11 23:54
utinopetika2さん
赤見堂岳は魅力的に見えます。
今年はもう無理ですが来年には行きたいと思ってます。
一緒にいかがですか?
Commented by torasan-819 at 2016-04-11 23:57
KIYOさん
そう言えば行ったんですよね。
ボードでここを「歩いた」のは後にも先にも貴男だけでしょう
(゚o゚;)
Commented by morino1200tb at 2016-04-19 17:51
ここは絶景展望の地。
毎年行きたくなるところですね。
Commented by torasan-819 at 2016-04-19 21:58
morino1200tbさん
お久しぶりです(^0^)ノ
そうなんですよね絶景ですね。
山スキーでは滑るところが少ししかないので、スノーシューかワカンで歩くのが合ってますね。


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