2017年 05月 25日
飯豊・石転び沢 ~ 2017年5月24日
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今回のミッションは、会の若手のW辺とO島に石転び沢を経験してもらうことだ。思い起こせば自分も山スキー初シーズンの7年前に、現会長の和〇さんに連れてきてもらったのが初飯豊だった。飯豊を自分で計画して滑るにはある程度の総合力が必要だが、若手に伝授したいという思いがある。他のパーティーメンバーはK藤さんとF井さんだが、F井さんも飯豊は今回が初めてとなる。


山域山名   飯豊連峰 石転び沢
山行期間   2017年5月21日(日)
山行形態   山スキー
天候     晴れ
参加者    5人(L:トラ山・W辺・O島・K藤・F井)
行程     倉手山登山口駐車場5:28~温身平6:40~長靴デポ地点8:18-8:30~石転ビノ出合9:13~梅花皮小屋12:10-13:30~
       石転ビノ出合13:56~長靴デポ地点14:07-14:25~温身平15:22~倉手山登山口駐車場16:28
行動時間   11時間
移動距離   22.7km (GPS計測)
累積標高差  ±1,986m (GPS計測)





           倉手山登山口駐車場からスタート
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           温身平
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           登山道崩壊箇所
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           小沢の雪渓を渡る
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           婆マクレ
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           スキーに切り替える
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前日23時過ぎに倉手山登山口の先にあるゲート前に到着。いつもの梅花皮荘分岐前のゲートからすれば1.5キロほど先まで入れることになる。その分移動が楽になるのでありがたい。道路脇の駐車スペースには10台以上の車とテントが数張りあり、思いのほか登山者が多い感じがする。我々もテントを張ると軽く入山祝いをして就寝。21日は4:30起床。スタートは5:00のつもりだったが、なんだかんだで結局5:28。今回は足並みをそろえるため徒歩にしたが、自転車を持ち込めばその分時間短縮になる。路面に雪はまったく無い。テクテク歩いて温身平の先の堰堤までは約1時間半ほど。階段を上ると登山道となり、小沢に残雪に水たまりと長靴が役に立つ。登山道の崩壊箇所にはロープが張ってあり感謝。「うまい水」でひと息つき「婆マクレ」を慎重に通過すると登山道は沢へと降りる。沢は雪渓に覆われているので、長靴をデポしてスキーに切り替えることにする。いつもはもう少し先の地竹原から雪渓に乗るのだが、今年は雪が多いようだ。



           梅花皮沢の雪渓を歩く
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          石転ビノ出合(石転び沢・門内沢)
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           石転び沢を登る
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           バテないようゆっくりペースで
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           F井さんとK藤さん
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           右上は北股岳と北股沢
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左に滝沢、右に梶川を見て歩いていくと石転ビノ出合。これから登る石転び沢の全貌が見える。出合からは稜線までは約1,000mの標高差があり、日本でも有数の大雪渓だ。点々と小さく斜面に取り付いている登山者が見える。若手2人はここでスキーアイゼンを装着。ピッチを上げないよう意識してゆっくり登ってもらう。石転び沢はいつも土の混じったデブリが多いのだが、今日は比較的少ない印象で登りやすい。見上げると先行者達は大きくジグを切って登っているが、我々はほぼ真っすぐ登っていく。石転び沢は落石が多いので注意しながら登るようアドバイスするが、落ちてくる石はほとんど無かった。雪が安定しているからだと思うが、ちょっと拍子抜けではある。



           標高1,500mから上の急斜面
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           キックステップで登る
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           梅花皮小屋が見えてきた
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先行者を何人か追い越し斜度が緩んだところ(標高1,500m付近)でひと息つく。この先は石転び沢でも一番の急斜面になり、シールでも登れないことはないのだがツボ足に切り替える。落ちる可能性もありツボ足の方が楽というのが自分の考えだが、我々に追いつき追い越していった単独スキーヤー(後で那須の山だよりのakiさんと判明)はシールで登っていった。斜面にブーツを蹴り込みキックステップで登っていく。なぜかこういう時は自分がトップになってしまう。セカンドのO島だけがアイゼンを付けている。一歩一歩ゆっくりと各自のペースで登るのでパーティーは縦に長く伸びる。やがて梅花皮小屋の屋根が見えてきた。ツボ足にしてから1時間弱でO島と自分が先に稜線に到達。石転ビノ出合からは3時間弱だった。



           O島は北股岳へ
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           本日のメンバー
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           梅花皮岳と梅花皮小屋
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           さあ滑降だ
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            スキーを担いで往路を戻る
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O島が北股岳を見ているので登ってきたらというとすぐ向かって行ったが、オジサン達はその若さが羨ましい。我々は昼飯を食べると寝転んで休憩だ。風もなく日差しが温かく心地よい。小屋前でゆっくりした後はいよいよ滑降。ダイナミックな景観の中、急斜面にドロップしていく爽快感が素晴らしい。初めてのメンバーも臆するどころか嬉々として飛び込んでいく。斜面の縦溝はわずかでザラメ雪の状態も良く快適に滑り降りる。石転ビノ出合から下はさすがに雪面がガタついてくるが、それでも近年のなかでは良い方だ。長靴デポ地点でスキーを担ぐと長い歩きが待っていた。

今回は条件も良く、石転び沢が初めての3人も無事問題なく滑ることが出来た。この日に我々以外で石転び沢を滑ったのは3人だけで、他に一般登山者が数名。門内沢には5人ほど入っていたようだ。我々がツボ足に切り替えた急斜面手前で、体力と時間切れから2人ほど登頂を断念した山スキーヤーがいた。石転び沢を登るにはある程度の体力があれば大丈夫だが、ペース配分には注意が必要だ。温身平までは自転車を利用するとしても、スキーを担いでの歩きは長くそこそこハードな行程となる。飯豊山荘まで町道が開通すればかなり楽になるので、開通を待つ(今年は23日に開通した)方法もある。さて、若手2人には次回の石転び沢を自ら計画してくれることを期待したい。その時は足手まといにならないよう注意して参加させてもらおう。



           GPSトラック ( 登り:赤 下り:青 )
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by torasan-819 | 2017-05-25 22:58 | 山スキー | Comments(6)
Commented by sharizaka at 2017-05-28 21:51
石転沢懐かしいですね。あれはいつのことやらw
自分は先週、白馬岳と立山滑って無事板納めしました。
また来シーズンヨロシクお願いします。
Commented by torasan-819 at 2017-05-29 06:31
sharizakaさん
ずっと昔のことのように感じますがまだ4年前のことなんですね。
27-28日にスキーに行けなかった私は、板納めはこのままなんとなくフェードアウトかもしれません。
来シーズンは立山とか滑りたいです。
Commented by KIYO at 2017-05-29 20:11 x
これ見ると行きたくなっちゃうなぁ(←前はこんなこと思いもしなかったのに(笑))
あぁ北股が良さそうだなぁ…
Commented by torasan-819 at 2017-05-30 07:05
KIYOさん
じゃあ行きますか(^▽^)/
でも北股沢はいつものようにクラック入ってましたよ。
Commented by fck_mototyan at 2017-05-30 18:26
私もスキー板片付けました。

何かと予定が噛み合わないことありましたが夏山や来シーズンもよろしくお願いします。
Commented by torasan-819 at 2017-05-31 20:48
fck_mototyanさん
そうですね嚙み合いませんでしたね。
機会があれば是非とも宜しくお願いします。
ところでもう板納めしたんですか?
私は今朝出勤前に蔵王刈田岳の井戸沢を滑ってきました。


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