2018年 01月 22日
那須・赤面山から三本槍岳へ ~ 2018年1月20日
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仕事関係で鬼怒川温泉に泊まりに行くことになり、その途中で山スキーができないかと考えた。すぐ思いついたのは赤面山で、6年前に1度だけ白河高原スキー場跡から登ったことがある。しかし、ここは2時間少々で登れるので物足りないと思い、三本槍岳まで足を延ばせないかと考えた。三本槍岳へはマウントジーンズスキー場のリフト利用で登るのが一般的で、赤面山から登っている記録はあまりないようだ。那須山域の雪は東北の多雪地域に比べればそれほど多くない。先週の若女平では深雪で悪戦苦闘したが、今週はまったく違う状況の山に登るのも面白いと思い向かうことにした。


山域山名   那須連峰 三本槍岳(1,916.9m) 赤面山(1,701m)
山行期間   2018年1月20日(土)
山行形態   山スキー
天候     晴れ
参加者    3人(L:トラ山・S木・K玉)
行程     駐車地点8:15~ゲレンデ跡トップ9:27~赤面山10:20-10:37~前岳11:14~昼食11:40-12:00~スダレ山12:37-12:48~
       三本槍岳13:22-13:49~スダレ山14:16~ゲレンデトップ15:23~Mtジーンズスキー場15:45~駐車地点16:30
行動時間   8時間15分
移動距離   11.7km
累積標高差  +994m -1,159m





             白河高原スキー場跡
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             ゲレンデ跡を登る
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             潅木のないフラットなバーン
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             林間を登っていく
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             樹林を抜けると視界が広がる
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             赤面山の山頂に到着
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             茶臼岳・朝日岳・スダレ山
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             三本槍岳・須立山・旭岳
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福島市でS木さんを乗せ、白河インターを降りてK玉さんとコンビニで合流。朝食と行動食を買い込んで、マウントジーンズスキー場へと向かう。登りは白河高原スキー場跡からなのだが、下りはマウントジーンズスキー場へと滑り、地形図にはある林道などを利用して中間地点で道路に出る計画なのだ。下調べのとおりヘアピンカーブのところに駐車スペースがあり、1台デポして白河高原スキー場跡へと移動する。防雪柵の脇に車を止めると3台ほど先客がいた。8:15に防雪柵の下をくぐってスタートする。駐車場跡は雪が残っている左沿いを歩いていく。ガラスが割られて荒れ果てたレストハウス脇を通ると登りになる。雪は締まって固いのでスキーの跡も余りつかないほどだ。先週の深雪ラッセルとは両極端の違いである。ゲレンデ跡はヤブっぽいが、それほど邪魔にならずに歩くことができる。風もなく快晴なのでジャケットを脱ぐ。今日はかなり日焼けしそうだ。雪面の照り返しも強いが、ここのゲレンデは平均斜度で15度程度なので、汗をかくほどにもならない。登っていくとやや斜度のあるヤブのないオープンな斜面になり、ひと登りするとゲレンデトップも近い。振り返って下を見たが、我々の後からは誰も登ってこないようだ。リフト降り場には単独男性が休憩中だったが、以降スダレ山まで誰にも会うことはなかった。赤面山登山口の標識に従って林間に入って登る。木々の間隔があるので滑れば楽しそうな林だ。樹林帯を過ぎて潅木のうるさい区間を右に左に避けて抜けると、左手に茶臼岳と朝日岳の展望が広がってくる。昨年の痛ましい雪崩事故があったと思われる斜面も見えた。このあたりからはノートレースになる。登り始めて2時間ちょっとの10:20に赤面山到着。眺めを楽しみながら後続の2人を待つ。正面にはスダレ山、後ろに隠れるように三本槍岳、右へと繋がる稜線に須立山と旭岳(赤崩山)、さらには磐梯山や吾妻連峰に安達太良連峰が望める。



             ツボ足で鞍部へ下る
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             前岳からのスダレ山
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             スダレ山の斜面に取り付く
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             尾根の夏道に出た
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             三本槍岳へ向かう
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             三本槍岳の山頂にて
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             手前から流石山・大倉山・三倉山
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赤面山からはいったん鞍部に下るのだが、雪が少なく岩が露出しているのでスキーを担いで歩く。適当なところでスキーに乗るが、潅木や笹を踏み抜き加減のところもある。地形図にある前岳を通過すると急斜面になってくる。しばらくスキーで登高するが、まだ初心者のK玉さんはジグを切るのに苦労している。昼食を斜面途中で取ってから再び登りだすと、さらに斜度が立ち潅木も邪魔でスキーでは登れなくなった。やむなくツボ足に切り替えるが、踏み抜きが多くて少しの標高を稼ぐのに結構時間がかかった。尾根の登山道には12:37着。ここをいちおうスダレ山としておこう。三本槍岳の方へは踏み跡がしっかり延びていて登山者の姿も見える。ここからはツボ足の方が軽快に歩けそうに思えたので、スキーをデポすることにした。しかしこれが失敗。やはり踏み抜きが多く、特に体重の重い自分はやたら踏み抜く。下山してくる登山者達は皆さんワカンかスノーシューだ。計画より遅れて13:22に三本槍岳山頂に到着。遮るものの無い360度のパノラマを楽しむ。西には昨年9月に井戸沢を遡行して登った流石山が近い。遠くは霞んでいて飯豊連峰などは見えなかった。



             下山にかかる
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             スダレ山斜面上部からの中の大倉尾根
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             ウロコの細板でテレマークターンを決めるS木さん
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             締まった雪のフラットなバーン
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             中の大倉尾根へトラバース
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             中の大倉尾根を滑る
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             林間を滑り降りる
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             結局ゲレンデを下りた
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             お疲れ様
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山頂からスダレ山まで再び踏み抜きながら戻り、スキーに乗るとホッとする。下山はスダレ山の中の大倉尾根寄りの斜面を滑る。斜面上部に出てチェックすると、斜度は30度程度でシュカブラもなくフラット。雪面は固く締まっているがアイスバーンではないので滑るには問題ない。なお、初心者のK玉さんには安全のため、尾根をツボ足で下ってもらうことにした。ひと滑りしてターンをいくつか刻むと、トラバース気味に中の大倉尾根へ乗る。滑った標高差は150m程度なのであっという間だ。K玉さんが来るのを待って中の大倉尾根を滑り降りる。林間を気持ちよく滑りゲレンデトップに到着。ここからは営業していない元ゲレンデの未圧雪バーンを滑り降り、なるべく駐車地点に近いところに出るつもりだった。しかし、ちょうどパトロールが登ってきて、あなた達がゲレンデを降りるのを見届けるというので、あえなく計画変更のやむなきとなった。車道歩きが長くなるが致し方ない。固いゲレンデを滑り降り、道路に出るとスキーを担いで歩いていく。やっと中間点のデポ車に乗ると、白河高原スキー場跡には16:30に到着した。予定より下山が遅れたが、何とか鬼怒川温泉の宴会には間にあった。さて、三本槍岳はあまり山スキー向きの山ではない(積雪量が増えれば印象は変わるだろう)かもしれないが、天気の良い穏やかな日には大展望を楽しみに登ってみたい山だ。また、リフト利用でのスダレ山斜面、中の大倉尾根とツリーランなら半日コースで楽しめるだろう。



             GPSトラック( 登り:赤 下り:青 )
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by torasan-819 | 2018-01-22 23:27 | 山スキー | Comments(6)
Commented by ナスミン at 2018-01-27 11:56 x
はじめまして。
スキー場発着で登山届を出した場合は大丈夫ですが、外から閉鎖ゲレンデ(スノーシューエリア)に入ってしまうと、スキー場に降ろされてしまいます。
1462の展望台を左に巻いて、スキー場の1つ外の尾根を下ると林道入口や第4駐車場跡に下りるので、こちらだと問題ありません。
赤面山も積雪あれば、スキー場跡より堀川コースの方が個人的には好きです。
Commented by torasan-819 at 2018-01-27 16:26
ナスミンさん
コメント&アドバイスありがとうございます。もしかして水戸CCのナスミンさんで、元やんさんともお友達の方ですよね。この日は展望台からゲレンデに出て、どの方向に滑ればいいのかなと考えていたところ、スノーモービルが上がってきて嫌な予感的中でした。
1462Pの東尾根は自分も考えていて、地形図にもラインを引いていたのですが、何となくゲレンデに出てしまったのが失敗でした。パトロールもタイミング良すぎでした。堀川コースも機会があればやってみたいです。今後もどうぞよろしくお願いします。
Commented by けんいち(ぽこけん) at 2018-01-28 17:15 x
三本槍までのロングツアー、お疲れさまでした。スキー的にはいまいちな面も多かったようですが、天気も良く景色もとても綺麗ですね。私もコンディションの良いときに行ってみたいと思いました。
Commented by torasan-819 at 2018-01-29 00:18
けんいち(ぽこけん)さん
あの眺めだけでも登ったかいがあるというものでした。最強寒波のお陰で那須の山々も真っ白に様変わりしたでしょう。晴れたらさぞや素晴らしい景色かなと想像しています。
Commented by 那須のaki at 2018-02-12 19:42 x
 こんばんは。ときどきHPを拝見しています。相変わらず精力的にBCを楽しんでいられますね!
 那須三本槍岳でBCをされたんですね~。仰るように雪が少ない時、三本槍岳はあまり快適な滑降は出来ませんが、薮が埋まるほどに積雪すると、それなりに楽しい滑降が出来ます。赤面山からだと岩が露出していたり、登り返しが多かったりと大変ですが、先週、自分が登ったルートだと緩斜面、急斜面、ツリーランなど変化に富んだ滑走が楽しめます。ヤマレコの記録を見るのがいいと思いますので、URLを貼っておきますね。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1376448.html また、三本槍岳を滑走する機会がありましたら、このルートをお勧めします!
Commented by torasan-819 at 2018-02-12 21:22
那須のakiさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。akiさんも平日も登ったりして山三昧で羨ましいですよ。
ヤマレコの記録拝見させていただきました。akiさんの登下降した尾根はこの時の下山ルートに考えていたのですが、間が悪くかないませんでした。ツリーランを期待していたので残念です。また機会を作ってリトライしてみたいと思いました。akiさんのブログも楽しみに見させていただいてますので、お互い健康に留意して楽しみましょう!


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