2018年 02月 11日
蔵王・南屏風岳東壁滑降から水引入道周回 ~ 2018年2月10日
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山域山名   蔵王連峰 不忘山(1,705.3m) 南屏風岳(1,810m) 水引入道(1,656m)
山行期間   2018年2月10日(土)
山行形態   山スキー
天候     晴れ時々曇り
参加者    3人(L:トラ山・F井・O島)
行程     白石スキー場6:58~ゲレンデトップ7:37~不忘山9:42~南屏風岳10:58~東壁滑降11:16~昼食(コガ沢)11:40-12:15~
       水引入道13:30~林道14:45~白石スキー場15:02
行動時間   8時間4分
移動距離   10.9km
累積標高差  ±1,331m





             ゲレンデ端を登る
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             東尾根を辿る
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             南屏風岳が見えてきた
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             今日は穏やかな表情の不忘山
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6時半に白石スキー場到着。今日のメンバーはF井さんと南蔵王が初めてのO島嬢。登山届をまだスタッフのいないカウンターに置いてスタート。予報どおり天気は良さそうで稜線が見えている。整備中のEコースゲレンデ端を登ったが、急斜面でオッサン2人はO島に置いていかれる。彼女との年齢差30歳を感じる。ゲレンデトップからは自分が道案内で軽いラッセルが続く。樹林帯を抜けると視界が広がりO島にトップを譲る。徐々に近づく南屏風岳の東壁を観察しながら登っていく。南蔵王は夏も含めて初めて来たというO島だが、南屏風岳を滑るということでドキドキして眠れなかったとのこと。いつもは不忘山の山頂直下でツボ足になるのだが、O島はそのままスキーで山頂まで登ってしまった。またしても置いて行かれたオッサン2人も何とかスキーで登る。風もなく穏やかな不忘山頂だ。



             不忘山からはツボ足になる
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             鞍部へと下る
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             スキーで登り返す
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             急斜面をトラバース
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             小尾根から稜線へ
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山頂から鞍部まではツボ足で尾根を辿る。岩場の下りは足場が悪く滑りやすいので要注意だ。不忘山頂を北側斜面からトラバースしてカットする方法もあるが、斜度があるので自分は尾根を辿ることが多い。鞍部手前の適当なところでスキーに乗る。踏み抜きもあるツボ足よりスキーの方が楽で安心できる。1,732ⅿピーク下まで来ると急斜面でスキーでは途中までしか登れない。いつもはツボ足で登るのだが、今日は権現沢源頭斜面をトラバースすることにした。思ったより斜面がガリガリだったが、3人とも無事トラバースし終えて支尾根に取り付く。急斜面を50mほど登ると稜線に到達する。F井さんを待っていると、ワカンの単独男性が軽快な足取りで追い抜いていった。



             ドロップポイントを探しながら稜線を移動
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             滑降開始
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             仰ぎ見る大斜面
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             雪が重くてテレマーク板でアルペンターンのF井さん
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             40度以上の斜面を滑るО島嬢(ホント上手くなった)
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             東壁のシュプールを見上げる
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数百メートル北へ進むと南屏風岳山頂だが、平坦なので山頂を特定できない。稜線東側に雪庇が発達しているので、北へ移動しながらドロップポイントを探す。良さそうなところを見つけたので準備をして斜面に少し降りる。雪面のチェックをすると安定しているようだ。さらにスキーカットして様子を見て大丈夫だろうと判断。もちろん絶対ということはないが滑降開始。重い雪質に大きなターン弧を描く。一旦止まって上を見上げ大丈夫だとコールする。スキーの名手F井さんは言うまでもないが、この頃メキメキと腕を上げているO島もターンを切りながら滑り降りてきた。東壁の斜度は概ね30数度ほどだが、今回のラインでは40度以上の斜面もある。2人と合流し標高を下げていくと雪がさらに重くなり、稜線からの標高差400ⅿ以上の滑降であることを実感する。コガ沢に入り標高1,370mの平坦箇所で休憩とした。少々不格好なシュプールでも見上げながらの昼食は楽しい。



             水引入道へ登り返す
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             南屏風岳(やはり東斜面というよりは東壁と呼びたくなる)
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             トラバースして鞍部の水引平へ
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             屏風岳(北屏風)東壁
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             水引入道山頂
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             オープンバーンはちょっと手強い雪質
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             尾根の林間を滑る
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             林道に出てスキー場に戻る
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東壁滑降後はコガ沢を滑り降りることが多いのだが、今回は水引入道に登り返すことにした。山頂までは約300mの登り返しである。水引入道と主稜線の鞍部まで登ると、屏風岳の東斜面が大迫力で眼前に迫る。さらにひと登りして水引入道の山頂を踏むとシールを剥がし、東斜面のオープンバーンへと滑り込む。ウインドパックの難しい雪にたまらず転倒する。ここはあまり右に行くとコガ沢に入ってしまうので要注意。夏道のある尾根に乗ると樹林に入るので雪が柔らかくなる。ちょっと樹木が混んでいるが、そこそこツリーランを楽しめる。1,050m辺りで右へ進路を振り、カラマツの植林地をトラバース気味に抜けると林道に出た。スキー場まで15分ほど歩くと計画どおりの15時に到着。センターハウスに下山報告をして今日のツアーも終了。自分としては8回目の東壁滑降だった。

今回のルートは、大斜面の滑降に南屏風岳から屏風岳の山岳景観とツリーランまであり、ダイナミックで変化に富んだ面白いルートだと思う。ただし、ルート中の斜面や雪質変化が多様であり、稜線ではガスや強風になることも多い。リスク管理と天候による判断など総合力が必要になるので、しっかりした計画と気持ちで向かいたい。



             GPSトラック( 往路:赤 復路:青 )
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by torasan-819 | 2018-02-11 10:32 | 山スキー | Comments(2)
Commented by fck_mototyan at 2018-02-12 20:29
トラ山さんが朝っぱらから置いてかれるんですか。
Commented by torasan-819 at 2018-02-12 21:29
fck_mototyanさん
はい、彼女の体力は貴殿並みかも。
ワタクシも還暦が近いことを実感しました(笑)
機会があれば是非一緒にどうぞ。


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