ソロで生きる:沢登り
2023-04-09T08:15:34+09:00
torasan-819
中年オヤジの趣味の記録と思いついたことを書き留めます
Excite Blog
朝日前衛・大沢川 ~ 2022年9月11日
http://torasan819.exblog.jp/32829031/
2022-09-15T08:59:00+09:00
2022-09-24T10:24:55+09:00
2022-09-15T08:59:10+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 朝日前衛 沖庭山・荒川支流 大沢川
山行期間 2022年9月11日(日)
山行形態 沢登り
天候 晴れ
参加者 4人(L:トラ山・H沢・H田・М崎)
行程 道の駅白い森おぐに7:00=下山車デポ=赤芝峡第2駐車場7:50-8:16~入渓8:24~10m滝10:45-11:00~高巻き沢復帰11:48~脱渓14:12~沖庭神社14:24~電波塔14:44-14:56=赤芝峡第2駐車場15:16
行動時間 6時間28分 移動距離 4.3km
標高 最低点120m 最高点645m 装備 ロープ30m×1
朝日連峰の大朝日岳に源を発する荒川が新潟県に入ろうとする手前の右岸に合わせるのが大沢川だ。紅葉で有名な赤芝峡のすぐ下流側になる。沢登りの記録は少ないがアプローチも容易で内容もなかなか面白そうな沢のようだ。自分の行きたい日帰り沢リストに入れていたが行かずじまいで何年も経ってしまった。そろそろと思っていたところ今年になって急に遡行するパーティーが現れてきた。自分も遡行意欲が出てきて天気の良い日に行ってみることにした。
赤芝峡第2駐車場
大沢川出合の大沢橋たもとから沢へと下降
入渓(鉄橋はJR米坂線)
古い取水施設
スリットのある砂防ダムを抜ける
CS滝は泳いでトライしたが敗退
左岸を巻く
赤芝峡の第2駐車場に車を止めて国道113号を歩いてすぐ大沢川出合。大沢橋を渡ってから大沢川の右岸を下降し入渓した。JR米坂線の下をくぐり遡行開始。昔の取水施設を越えるとすぐ砂防堰堤だが中央にスリットがあるのでそのまま通過できる。沢が狭まるとチョックストーンの小滝が現れた。手前の淵を泳いで取りつき攻略しようと男性3人が代わるがわる頑張る。他の記録では成功した人もいるようだが我々は水流に負けて断念。巻きは左岸のトラロープを使うという記録があったのだが下がっていない。急斜面に取りつき登ってみると何故か斜面中間にトラロープが引き上げられていた。メンバーのためにロープを投げ下ろす。
10m程度のナメ滝が続く
フリクション良好で快適に登る
2段15m滝
連瀑帯
8m滝は右岸枝沢から巻く
トイ状滝
まだ標高320m
10m滝
左岸から高巻く
10m滝の上にある滝を見下ろす
シャワークライム
ゴーロを少し歩くと沢は明るく開けてきた。やがてナメ滝が現れると以後次々と滝が続くこととなる。最初の10m程度のナメ滝は傾斜緩く容易に越すとさらに同規模の滝が2つ続く。いずれも幅がありヌメりも少なく快適だ。次の15m滝もナメ滝だが傾斜がある。1段目は水流右を登りロープを垂らし傾斜が強くなる2段目は右の草付きに逃げて巻いた。やがて沢は連瀑帯となり次から次と滝が続くようになる。誰かの記録にも上越か谷川の沢のようだとあった。まだ標高300mにもならないのに1000m以上のように錯覚してしまいそうだ。フリクション良好で登られる滝が続くが8m滝は傾斜強く右岸枝沢から巻く。沢が狭まりトイ状滝を突っ張りで登ると渓相がやや厳しくなり10m滝が現れた。この滝は直登困難で上にも90度向きを変えた大滝が垣間見えるので一緒に高巻きをすることとなる。滝の少し手前左岸から草付き急斜面に取りつき。灌木で崖をモンキークライムしたが人の頭大の落石が発生し肝を冷やした。沢から60mほど高度を上げると10m滝の上にある滝が2つ見えた。見えた範囲では3段で30m以上はあるだろうか。さらに上流に見える滝には小さく先行パーティーが見えた。高度感のあるトラバースをして灌木で下降すると沢に復帰。この高巻きではロープは出さなかったが少し大きく巻きすぎたようで50分弱を要した。もっとコンパクトに巻けば40分とかからないだろう。遡行を再開して小滝をシャワークライムすると連瀑前で昼食とした。
7m滝は右壁を登る
15m滝は右岸草付きを巻き気味に登る
振り返れば飯豊連峰の峰々
10m滝
8m滝
6mナメ滝
トイ状15m滝
7m滝
流れは穏やかになる
平坦な小川のようになる
踏み跡に出る
沖庭神社のある大岩
電波塔に到着
7m滝を右壁直登すると15m滝が現れる。直登は厳しそうなので右岸の草付きから巻き気味に登る。落ち口に出て振り返れば飯豊連峰の峰々が見えた。10m滝と8m滝を直登すると中休みの平ナメがある。6mナメ滝を登るとトイ状の15m滝。左壁から取りつくがややヌメるので2/3登ったところで後続へロープを垂らした。次の7m滝は右壁を直登。最後の小滝を越えると標高570mで一気に流れは穏やかになる。ナメとゴーロで二俣を右に進むと小川のようになり二俣をまた右へ。流れも殆どない水たまりのようになったので左岸に上がりGPSで沖庭神社へとヤブに入った。たいしたヤブでもなく小尾根を越して下降するとすぐ踏み跡があった。辿ると左手に巨岩が見えてきて沖庭神社の社はこの岩の上にあるらしい。このあたりで自分だけヤブ蚊の集中攻撃(服の上からも数百か所刺された)を受けた。やがて林道に出ると朝のうちにデポしておいた車でスタート地点へと戻った。
大沢川は流程が短い中にギュッと多くの滝が詰め込まれた遡行しがいのある沢だった。とにかく直登できる滝が多いので楽しめる。岩は少しヌメりがあるがスリップに注意すれば問題ない程度。沢靴はフェルトでもラバーでも大丈夫だろう。1か所ある大きな高巻きは高度感があるもののそれほど難しくはない。ポイントはあまり岩崖沿いに登っていくと追い上げられてしまうので、ある程度登ったら左へトラバースに入ること。今回は林道(砂利道)末端の電波塔に下山用の車をデポした。下山も徒歩の場合は赤芝橋新潟側のたもとに車を置いて国道~赤芝峡遊歩道~国道と歩いて(国道は歩道なし注意)入渓し、下山は林道を荒川右岸近くまで下ると「小渡のミズバショウ」標識でショートカットの小道(車は通り抜け困難)を辿ればスタート地点に戻れる。歩きは長くなるがデポした場合と比べてもトータル時間はそれほど変わらないと思う。魚影はかなり薄かったが先行パーティーがいたためかもしれない。8月上旬の大雨で山形県置賜地方はかなり被害があり荒川にもその爪痕があちこちで見られたが、大沢川は集水面積が小さいせいか大雨の影響は特に感じられなかった。
GPSトラック
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栗子山塊・合沢右俣遡行 鎌沢下降 ~ 2022年9月4日
http://torasan819.exblog.jp/32800979/
2022-09-05T14:07:00+09:00
2023-04-09T08:15:34+09:00
2022-09-05T14:07:52+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 栗子山塊 合沢右俣(遡行) 鎌沢(下降)
山行期間 2022年9月4日(日)
山行形態 沢登り
天候 曇り時々晴れ
参加者 2人(L:トラ山・A部)
行程 R13駐車地点8:17~入渓8:22~黒滝9:28~二俣10:03~奥の二俣10:27~尾根11:07-11:51~下降点12:12~30mナメ滝上12:58~西栗子トンネル東口14:48
行動時間 6時間31分 移動距離 6.3km
標高 最低点545m 最高点1,065m 装備 ロープ30m×2
国道13号脇に駐車
沢へ下降
入渓
小滝を越える
ナメが現れる
回廊のようにナメが続く
黒滝(5m)
右壁を直登
先週に引き続き栗子山塊の沢を遡行。朝は降っていた雨も止んだがどんより曇っている。西栗子トンネル東口に1台デポして山形県側に抜けると青空が見えた。トンネル西口から600mほど進んだ国道脇の駐車帯に車を止める。支度して少し戻るように歩き斜面を下降すると入渓。合沢は流程3キロに満たない小さな沢だ。始めは木々が被りやや煩い。傾斜がなく沢登りならぬ沢歩きが続く。やがてナメが現れ以降小滝を挟んでナメが続く。入渓から1時間以上歩いてやっと5mの滝が現れた。これが地形図にもある黒滝だろう。ただし地形図にある黒滝の位置は実際よりかなり下流となっている。黒滝は合沢の中では最大の滝らしい滝だが直登は右壁から容易。
785mの二俣を右俣へ
流れが細くなる
傾斜は増すが滝は出てこない
源頭部を詰め上げる
尾根直下もザレ場
黒滝の上はさらにナメが続く。沢も明るくなって陽も差し雰囲気が良い。やがて二俣になり水量は本流の左俣がやや多い。会では1987年と2004年に合沢を遡行しているがいずれも本流の左俣だった。今回は下降を鎌沢(会で1981年に遡行しているが記録無し)とすることもあり記録の無い右俣を登る計画とした。地形図には右俣を詰めた尾根近くに岩崖記号があり航空写真でも露岩らしきものが確認できる。そのためある程度登攀的な部分があるかもしれないと期待した。右俣を登っていくと沢は徐々に幅を狭め滝も何も出てこないまま高度を上げていく。源頭部となりやがて水流も消えてヤブが被るようになると左に白っぽいザレ場が見えてきた。航空写真にあったのはこのザレ場のようだ。急斜面にはなったが特に何事もなく10分ほどのヤブ漕ぎで尾根に出てしまった。ちょっと拍子抜けである。
尾根には道がついていた
米沢市街が見える
切り開きでヤブ漕ぎなし
予定下降点
鎌沢の源頭部
急なナメを下降
8mナメ滝
いくつもの滝を下降する
尾根にはなんと踏み跡があった。よく見ると数年前に作られたようで新しい。山形側は天気が良く青空が見えているが尾根を境に福島側はガスの中である。ゆっくりと昼食を取ってから尾根を南へと移動する。鎌沢への下降点まで500mほど。少し進むと細い道は2mほどの幅で切り開きとなり快適に歩くことが出来る。ヤブ漕ぎの予定だったがだいぶ楽をさせてもらった。なお、道には測定機器もあったことから栗子山風力発電事業の関係ではないかと推測。何年か後にはこの尾根に風車が林立するのだろうか。やがて平場に出たのでGPSでも確認すると鎌沢への下降ポイントだった。斜面を下っていくとほどなく右に鎌沢源頭部の沢筋が現れた。沢に入ると傾斜の強いナメが続く。少しヌメりもあり下降するとなるとスリップしそうでやっかいだ。
まるで滑り台
30mナメ滝
流れは緩やかとなる
癒しの渓相
砂防ダム
西栗子トンネル東口に到着
下降を続けさらに傾斜が強くなったところで左岸から巻き下ろうとしたところ高さのある多段のナメ滝だった。結局30mほどの高さを左岸の灌木頼りに下降したが鎌沢ではここが核心だった。泥でかなり滑るのでロープを出す場合もあるだろう。その後もいくつかの滝を下り尾根から200mほど高度を下げたところで沢は緩やかとなった。下流部の穏やかな流れの風景は癒しの沢とでも表現すればよいか。淡々と沢歩きを続け砂防ダムを過ぎるとやがて西栗子トンネルの東口に到着。デポ車で今朝の駐車地点に戻ると現地解散とした。今回は記録の無い沢の落穂拾いのような地味な沢登りだった。しかし、見るべき滝などなくても初めてで未知な沢の遡行はやはり楽しい。次の遡行者が現れるかは分からないが記録は残しておこう。
GPSトラック
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栗子山塊 葡萄沢山・十三沢右俣遡行 鎌沢右支沢下降 ~ 2022年8月28日
http://torasan819.exblog.jp/32795134/
2022-08-31T05:10:00+09:00
2022-08-31T23:48:06+09:00
2022-08-30T05:10:47+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 栗子山塊 葡萄沢山 十三沢右俣(遡行) 鎌沢右支沢(下降)
山行期間 2022年8月28日(日)
山行形態 沢登り
天候 雨のち曇り
参加者 2人(L:トラ山・H沢)
行程 トンネル東口10:45~二俣11:09~奥の二俣13:38~奥々の二俣13:42~尾根14:32~葡萄沢山14:40-14:51~無名沢左岸15:10-16:00~トンネル西口17:03
行動時間 6時間18分 移動距離 3.6km
標高 最低点530m 最高点968m 装備 ロープ30m×1
せっかくの日曜日も天気がパッとせず気温も低めとの予報。それでも雨は昼までには止むとの予報なので基礎練習の沢登りとして栗子山塊の十三沢を計画した。十三沢は葡萄沢山という低山の東面の沢だが集水面積が小さいので雨による増水の心配も少ない。国道13号の東栗子トンネル東口から入渓して尾根まで詰め上げても遡行距離は1.5キロほどと短い。そのため気温の上昇を見込んだ遅いスタートでも余裕で遡行できるだろうと見込んだ。この沢の左俣は2017年に葡萄沢山からの下山で下半分を下降したことがある。右俣は未遡行でそのうちにと思っていたのでちょうどよい機会にもなった。いずれにしても十三沢はマイナーな沢で記録は右俣1983年と左俣1986年のもの(いずれも福島登高会)しか見当たらない。しかも右俣は5月の雪渓の残る時期に葡萄沢山から下降した記録である。もしかすると右俣の遡行記録は今回が初めてとなるのかもしれない。なお、下山路は葡萄沢山西面にある鎌沢右支沢を下降することにした。地形図からは下降向きの沢のように思える。とはいえ記録はないので行ってみなければわからない。
トンネル東口からすぐ沢に下降する
穏やかな流れの小沢
二俣(水量比1:3)を右俣へ
3段5mナメ滝
両岸迫るV字状
東栗子トンネル東口で集合するとに西口に1台デポして戻る。気温は18度ほどで少し雨が降っているので雨具を着込んだ。十三沢は東口の下を横断しているので斜面を下降するとすぐ入渓となる。流れは穏やかで水量増加は見られない。基礎練習なので様々レクチャーしながらゆっくり歩くとやがて二俣。以前の記録にはあった炭焼き窯跡も踏み跡もその形跡さえ分からない。水量比は1:3で水量の多い右俣へと進む。しばらく沢歩きを続けるとやっとナメの小滝が現れた。ここまでほとんど何も出てこなかったので3段5mナメ滝として整理した。沢の規模や滝の多寡によって記録するしないは変わる。
6m滝
左岸を巻くが泥壁がやや悪い
2段8mナメ滝
上段が登れそうで登れず左岸高巻き
すぐ上の4m滝もまとめて巻いた
4m滝は水流左を直登
6m滝は水流右を直登
ツルツルのナメ
4m滝は階段状で容易
両岸は狭くV字で薄暗い。すると両岸が漏斗状に穿たれた6m滝が現れた。立ったスラブ岩で登れないので左岸から高巻いたが泥壁でやや悪く沢からも少し離れての高巻きとなった。右岸高巻きの方がコンパクトに巻けたかもしれない。滝上はやや開けて両岸からいくつか枝沢を合わせると沢はなお細くなった。ナメになると2段8mナメ滝が現れた。下段は容易だが上段は立っていてややヌメりもあり登れそうで登れない。これも実地訓練とばかりに様々試みたが結局左岸高巻きを選択。傾斜の強い草付きにロープを出して高巻くと上にもほぼ垂直の4m滝が見えたので一緒に巻くことにした。すぐ上にまた4m滝。ヌメりはあるがホールドがあるので水流左を直登しH沢さんにはお助けロープを出した。すぐ6m滝。見るからに直登可能なのでH沢さんに水流右を登ってもらう。滝上は傾斜のあるナメ。スリップすれば落ち口からダイブすることになるので要注意である。すぐの4m滝は階段状で容易。
奥の二俣(730m)
奥々の二俣(745m)
傾斜のあるナメが続く
3m滝
次の3m滝
急斜面を詰め上げる
尾根に出た
葡萄沢山の三等三角点
左岸に枝沢を見ると奥の二俣を左に進む。また左岸に枝沢を見ると奥々の二俣も方向からして左だろうと進んだ。水流わずかとなった傾斜の強いナメを登っていくと3m滝。直登し源頭を詰めていくと3m滝。やがて沢形も消え急斜面を灌木を掴んで登っていくと尾根に出た。予定の鞍部よりだいぶ山頂寄りに出たので山頂を踏んでみることにした。尾根には薄い踏み跡がある。葡萄沢山の三角点を確認してひと息つく。もう15時近くとなり予定よりだいぶ遅れている。
西斜面を下降
鎌沢右支沢の断崖
トラバース気味に懸垂下降
2ピッチ目の懸垂下降
断崖を振り返る
下山は鎌沢右支沢を下降するので山頂から西斜面を適当に下っていく。左に枝沢が出てきたのでいったん入ってみるがナメで傾斜が強くまた斜面に戻り下る。すると鋭く切れ込んだ谷が見えてきた。沢の両岸が沢床が見えないほど立った断崖になっている。地形図から見て下降に支障のない沢だろうと思っていたが甘くはなかった。登り返して南西尾根を下るか斜面をトラバースしてもっと下流で沢に下降するかと考えた。結果良い練習にもなると思い懸垂下降を試みることにした。立ち木にビレイして安全確保すると30mロープをかけて投げ込む。直接見えないが沢底までは届いていないようだ。見ると崖の斜め下に支点になりそうな立ち木がある。そこまで懸垂下降の要領で斜めトラバースしピッチを切る。先々月に懸垂下降の練習をしただけのH沢さんにも続いてもらう。2ピッチ目の懸垂下降でもまだ少しロープが足りなかったが何とか沢に降り立つ。沢床まではあと2mほど届いていなかった。H沢さんも無事降り立つ。この断崖の処理には50分ほど要した。尾根に近く水量も僅かな源頭部なのにこれほど深く穿たれているのは驚きである。
下降を続ける
5m滝
取水パイプがある
斜面を登ればトンネル西口
その後は緩やかになった沢をいくつか小滝をクライムダウン(5m滝は懸垂下降)して下降していく。天気も回復し時折陽も差すようになってきた。平瀬となり取水パイプが出てくるとほどなくコンクリート構造物が見えてきた。斜面を登るとトンネル西口に到着。デポ車で東口へと戻った。今回は十分時間に余裕を見て計画したつもりだったがそれ以上に時間を要した。とはいえ基礎練習以上の実践的な練習になったので良しとしよう。個人的にはこんな踏み跡もなく人が入った痕跡もない沢の遡下行は探検的な感じがして面白いと感じた。
GPSトラック
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吾妻山・ホラ貝沢 ~ 2022年8月19日
http://torasan819.exblog.jp/32789015/
2022-08-25T10:29:00+09:00
2022-08-28T08:43:09+09:00
2022-08-23T10:29:35+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 吾妻山 大滝沢支流 ホラ貝沢
山行期間 2022年8月19日(金)
山行形態 沢登り
天候 晴れ
参加者 2人(L:S野・トラ山)
行程 駐車地点6:32~大滝上7:11~ホラ貝沢出合7:40~30m滝8:20~滝上9:22~1,560m鞍部11:29-11:57~大滝沢12:34~登山道12:56~駐車地点14:04
行動時間 7時間32分 移動距離 7.5km
標高 最低点820m 最高点1,560m 装備 ロープ30m×2
大滝沢に流れ込んでいる支沢のひとつにホラ貝沢がある。会の遡行記録は1977年と2016年のものがあるが自分は未遡行でやり残していた沢のひとつである。ホラ貝沢を登りたいと公言していたところ2016年に遡行したS野さんも再訪したいとのことで話がまとまった。リーダーは40代で遡行経験のあるS野さんにお願いした。
登山道から大滝沢の上に降りて遡行開始。30分ほどでホラ貝沢出合に到着。赤い小さな滝が出合なので分かりやすい。ホラ貝沢は短いが滝は多い。1977年の遡行図でもフォールナンバーは20まで付いている(今回も当該遡行図によるF№)。基本的に大滝沢と同じ岩質なのでフリクションは良好だ。ただし、ホールドが細かいので傾斜があると結構難しい。苔とヌメりがあるのでスリップには注意が必要だが、よく見極めれば快適な登高が楽しめる。核心はF5の30m滝。2016年は高巻いたというが1977年は直登しているのでトライすることにした。岩のホールドは細かく逆層気味で水流のある部分には苔が付着している。左壁を登って安定した岩の凹から上の草付きを登れないか探ったが泥壁がどうにも悪くて断念。S野さんがリードでロープを出す。水流側へトラバースして細かいスタンスに慎重に足を乗せる。岩の凸部を回り込んで上に出ると草付きに戻りピッチを切った。フォローの自分がつるべで上へとロープを延ばす。灌木頼りに草付きと岩の境目を登ったが結構ヌメりがあり渋かった。ほかの滝も直登できるものがほとんど。高巻きという高巻きはなく2~3の滝で小さく巻き気味に登った程度だった。今回ロープを出したのはF5だけだったが高さのある滝ではもっと出した方が良いだろう。詰め上げても登山道とは距離があるのでF18手前で遡行終了。右岸の水流乏しい枝沢を久蔵森の小尾根にあるP1,576の鞍部目掛けて登る。詰めのヤブは薄いので容易。鞍部を乗っ越して反対側に下ると小沢になり大滝沢に降り立つ。右岸の枝沢を登ると登山道に出た。
ホラ貝沢出合
遡行開始
面白い岩
F1(8m)水流右を容易に直登
赤い岩のナメ
F2(4m)ホールド乏しくバランスで登る
F3(4段7m)
F4(6m)
F5(30m)
登攀ラインを探る
S野さんリードでロープを延ばす
ゴルジュのへつり
F6(2段10m)
F7(5m)
快適に直登
F8(8m)
右から登る
滝とナメが交互に出てくる
穴から2色の成分が漏出している
F9(5m)
角材の遺構?
F10(2段20m)下段
F10(2段20m)上段
F11(4m)
F12(3段10m)
F13(10m)右岸に廃鉱、正面に久蔵森
左から容易
4m滝は左岸から巻く
F14(10m)
左壁を直登
F15(4m)
F16(10m)
右岸草付きを高巻く(上部が悪いのでロープを出した方が良い)
F17(10m)
右壁を直登(容易だが高さがあるのでロープ推奨)
沢を詰めていく
F18(3m)手前で遡行終了
右岸枝沢を登る
ヤブは薄い
1,560m鞍部
小沢を大滝沢へ下降
大滝沢を少し下り右岸を登って登山道へ
GPSトラック
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谷川・仙ノ倉谷東ゼン ~ 2022年8月16日
http://torasan819.exblog.jp/32787576/
2022-08-21T18:33:00+09:00
2022-08-23T10:15:35+09:00
2022-08-21T18:33:55+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 谷川連峰仙ノ倉山 仙ノ倉谷東ゼン
山行期間 2022年8月16日(火)
山行形態 沢登り
天候 曇り
参加者 2人(L:М原・トラ山)
行程 林道ゲート5:40~平標新道入口5:59~渡渉点6:36-7:13~東ゼン出合8:00~大滝8:40~大滝上9:45~仙ノ倉山頂12:21-12:47~平標山13:18~平標新道入口15:38~林道ゲート15:59
行動時間 10時間19分 移動距離 14.7km
標高 最低点680m 最高点2,026m 装備 ロープ 50m×1・30m×1
お盆はМさん提案の北アルプスの金木戸川打込沢を2泊3日で遡行する予定としていた。金木戸川では小倉谷を2011年に遡行したことがあるが打込沢は初めてである。しかし、どうにも不安定な天気に台風にまで翻弄され、日程変更とギリギリまで天気読みをして粘ったが結局断念した。増水の懸念を抱えてエスケープルートもない大きな沢に入ることはリスクがありすぎる。運よく遡行できたかもしれないが結果オーライというわけにはいかない。せめて日帰りの沢でもということでМさんが選んだのは比較的天気が良さそうな谷川連峰の沢だった。それが仙ノ倉谷の左俣になる東ゼンという沢。Мさんは右俣の西ゼンを遡行したことはあるが東ゼンは初めてとのこと。もちろん自分も初めてである。今回のリーダーはМさんだが自分よりだいぶ若い。しかし、沢登りの知識と経験は自分より豊富なのですっかりお任せ気分である。
林道ゲート
平標新道に入る
渡渉点
仙ノ倉谷道標(渡渉点を過ぎた所にある)
仙ノ倉谷を遡行
5m滝
二俣の東ゼンと西ゼン
仙ノ倉谷の入口となる湯沢町土樽は遠いため前日移動とした。自宅を17時頃に出て買い物と夕食を済ませ、途中でМさんを乗せると高速を走る。湯沢で降りてJR土樽駅方向に向かい魚野川沿いの公園に24時少し前に到着。軽く入山祝いをやって車中泊とした。5時に起床し土樽駅手前の毛渡沢橋から毛渡沢左岸の道路を上流へと進むと林道に入る。橋から2.6キロで通行止めゲートがあり手前に車を止めた。車は分散すれば10台ほど止められそう。沢支度をしてゲートから毛渡沢左岸沿いの林道を歩く。右手上に群大ヒュッテを見て左へ曲がり橋を渡る。この橋のすぐ下流が毛渡沢出合で橋は仙ノ倉谷の方にかかっています。橋を渡るとすぐ右手に平標新道の標柱があった。
仙ノ倉谷右岸の平標新道を進むと40分弱で沢を渡渉。Мさんは沢で小休止すると登山道をさらに進み尾根の急登を登っていく。おや?と思ったらやはり間違い。先ほど渡渉した沢が遡行すべき仙ノ倉谷だったのだ。Мさんの勘違いのようだが自分も確認すべきだった。しかも2人とも道標を見落としている。20分ほどのアルバイトをして再度渡渉点に戻り遡行開始。明るいゴーロの沢で斜度もなくサクサク進んでいくとやがてナメになってくる。5m滝を越えると二俣になり右の見事な幅広いナメ沢が西ゼンで左が東ゼンである。東ゼンもナメなのだが西ゼンほどの幅はない。
東ゼンへ
8m滝
5m滝
10m滝
左岸から中ゼンが合わせる
15m滝
2段60m大滝
1段目右壁を途中まで登る
ロープを出して斜上バンドを登る
なかなかの高度感
2段目の滝
左壁より登る
草付きを落ち口へトラバース
東ゼンに入ると8m滝があり右から登る。岩は水流際など少しヌメリがあるが概ねフリクション良好。今回の沢靴はМさんがラバーで自分がフェルト。ヌメっていなければラバーがフリクション有利だがフェルトでも十分に思えた。とはいえナメはスリップの可能性もあり慎重な足運びで歩く。5m滝を登ると次は10m滝。右岸草付きから小さく巻いて滝上に出るとで左岸に中ゼンが合わせる。水量わずかであり沢というよりスラブ帯という感じだ。中ゼン出合上は沢幅が狭まり15m滝で右に曲がる。自分は左のルンゼから登ろうとしたがリーダーは右壁を直登するので続くことにした。下からは見えないガバに手がかかれば難しくはない。
滝の上に出ると前方に大きな滝が現れた。2段で60mとされている大滝だ。どの記録を見ても直登なので我々も登るしかない。1段目は右壁から水流に向かって斜上するバンドで登るようだ。右壁を少し登ると斜上バンドが見えた。ロープを出してМさんがリードする。50mロープを10数m残してピッチを切ったようだ。次はフォローの自分の番。残置ハーケンのランニングビレイ4か所を回収しながら登る。登攀としては容易だが高度感抜群だ。斜上バンド終了点上の張り出し気味の岩の乗り越しがヌメってちょっと悪い。右から登ったが左の水流沿いの方が良かったかもしれない。1段目を登りきると2段目の滝前は広さのあるテラス状。2段目の滝は10mほどだが記録では左右どちらからも登られている。右には踏み跡があり灌木の中へ延びている追い上げられそう。我々は小さく巻けそうな左壁を選択した。ここもロープを出してМさんリードで5mほど登るとビレイ。上は灌木を掴んで強引に登るが泥壁に足がかり乏しく嫌らしい。草付きを落ち口へとトラバースしてやれやれだ。
大滝上を遡行再開
1,425mの二俣を右へ
10m滝
15m滝
高度を上げる
源頭に近づく
水が消える
笹ヤブ漕ぎとなる
仙ノ倉山頂
大滝の上に出たがまだまだ先は長い。助かったのは高曇りで直射日光を避けられたこと。1,425mの二俣は水量の多い右に進む。小滝を越えていくと15m滝は左岸から小さく巻いた。その後はもう大きな滝は現れず小滝とナメが続く。いくつか枝沢が入るが本流を辿って登る。1,700mを超えると源頭の雰囲気になり尾根筋が見えてきた。1,750mの二俣は水量の多い右が稜線までの最短ルートだが今回は左を選択。やがて水流も消えて笹ヤブとなった。40分ほどのヤブ漕ぎで仙ノ倉山の山頂にポンと出る。休憩中の7~8人の登山者に混じり昼食とした。ひとりの登山者に話しかけられ現在83歳で70歳まで沢登りをやったとのこと。いやはや刺激をいただいてしまった。
平標山へ縦走
とにかく滑る平標新道
雰囲気は良い
西ゼンのナメ
東ゼン
大滝を拡大
下山は稜線を西へ縦走し平標山から平標新道を下る。平標新道は最近刈り払いされたようで笹が道にありとにかくよく滑る。2人とも何度も尻もちをついたり滑り台のように降りたところもあったほど。途中からは西ゼンのナメがよく見えた。東ゼンは大滝が見えたがあんなところを登ったのかと思うと感慨ひとしお。樹林帯に入ると笹は無くなったが急な下りが渡渉点手前まで続いた。渡渉後に雨に当たったがにわか雨だった。林道ゲートには予定より少し早く到着。全体の行動時間はほぼ計画通りだった。湯沢で入浴と食事を済ませその日のうちに帰宅。長い一日が終わった。
今回はМさんリードで楽をさせてもらった。力量のある若い方にリードしてもらえるのはとてもありがたい。自分も年齢を考えるといつまでもロープを引いて滝を登るというわけにはいかないと思った次第。気力体力に加えバランスが重要な沢登りでは特にそう思う。
GPSトラック
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吾妻山・大滝沢 ~ 2022年8月7日
http://torasan819.exblog.jp/32755119/
2022-08-08T17:33:00+09:00
2022-08-09T10:21:00+09:00
2022-08-08T17:33:51+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 吾妻山 大滝沢
山行期間 2022年8月7日(日)
山行形態 沢登り
天候 曇り時々晴れ
参加者 9人(A班:トラ山・A部・S谷・М崎 B班:N井田・T甲・S本・S木・О田)
行程 A班 駐車地点7:40~入渓7:45~F1(15m)7:58-8:40~大滝8:58~大滝上9:25~ネコノ沢出合9:51~ヒョングリ滝10:49~桶木沢出合12:00~登山道12:09~昼食12:18-12:36~駐車地点13:52
B班 駐車地点7:40~入渓7:45~F1(15m)7:59-8:40~大滝8:58~大滝上9:45~ネコノ沢出合10:29~ヒョングリ滝11:28~登山道11:41~駐車地点13:11
行動時間 A班 6時間12分 移動距離 7.7km B班 5時間31分 移動距離 5.6km
標高 最低点810m 最高点1,365m 装備 ロープ30m×2
7日は大滝沢の沢登りである。前日まで参加者の増減があったが9人に落ち着いた。参加者はA班4人B班5人に分かれる。A班は桶木沢出合まで遡行するがB班は短くヒョングリ滝までとする計画である。いつもは滑川橋を過ぎてすぐの空き地に駐車するのだが、今回は車の台数を考慮して滑川橋250m手前の空き地を駐車地点とした。皆さん早めに集合してきた。駐車地点でミーティングして予定より早い7:40にスタート。ガスがあるが沢登りでの視界は十分。滑川橋たもとより降りると大滝沢に入渓。水量は平水よりやや多いかなという程度で問題ない。足跡があり先行者がいるようだ(結局最後までその姿は見かけず)。ほどなくF1(最初の滝)高さ15mだが講習ということもありロープを出すことにしていた。協議の結果右岸からとりつきロープを引いて水流脇を登ることにした。岩のフリクションはあるが滑らかなのでフェルトではスリップの可能性もあるので慎重に登る。残置を中間支点にしてロープ支点は人間アンカーとした。途中で少しスリップした人もいたが全員無事登り終えた。9人ということもありF1到着から40分以上を要した。大滝まではスムーズに遡行。班により遡行距離が異なることもあり大滝からは班別の行動になる。A班は巻き道で高巻く。右岸のルンゼを登り明瞭な踏み跡に導かれて灌木を掴んで高度を上げるとトラバースに移る。2か所灌木の無い部分があるので場合によってはロープを出すことも考えていた。しかし、草付きにしっかりしたステップがあるので出さずにトラバース。登山道を使って大きく巻いたB班と比較すると滝上に出たのは20分早かったが、もしロープを出していたらどうなっただろうか。その後は順調に遡行。オヤジ4人パーティーだが足並みもそろい遡行を楽しめる。30年ぶりの沢登りで初めのうちは沢靴のフェルトに戸惑っていた(昔はワラジを使用)S谷さんもかなり慣れてきた。ロープを出すこともある12m滝もこのメンバーならとフリーで登る。雨の心配もあったので沢の中で昼食は取らずに先を急ぐ。予定通りに桶木沢を登り登山道に出た。ところが登山道は胸までの笹が被っていた。かき分けないと道が見えないほどだ。このあたりの登山道は8年ぶりに歩くのだがだいぶ荒れている。久しく刈り払いもされず登山者も少ないのだろう。しばらく歩いて笹ヤブから出たところで昼食を取ることが出来たがその後もまたしばらく笹ヤブが続いた。このままでは廃道の心配さえある。滑川温泉の吊り橋は再開されたが200円と有料になった。お金より問題なのは旅館の中を必ず通らなければならないようになったこと。沢登りの格好でそれは無理というものだ。橋は渡らずに前川を渡渉して駐車地点へと戻った。到着はB班より遅れること40分ほど。B班も特に問題なく遡行したとのこと。参加者の感想を聞いて現地解散とした。
今回の沢登りは山岳会内部の講習会として開催。以前は一般募集をして総勢30人近い沢登り講習会をやった時期もある。しかし、近年は天候や諸事情に加えてここ2年はコロナ禍もあり開催を見送っていた。今年は開催することになったのだが講師役となる会員不足などから一般募集は行わなかった。来年は少人数でも一般募集が出来ればと思う。なお、7日が今シーズン初めての沢登りという会員が4人いた。
滑川橋
遡行開始
ガスの中にF1が見えてくる
ロープを延ばす
ロープがあれば安心
青空になった
大滝前で
巻き道のトラバース箇所
ドボンも楽しい
右岸からネコノ沢が落ちる
細かいがホールドがある
美しい幅広滝
水遊び気分
岩のフリクションですたすた登れる
ヒョングリ滝
12m滝
水流右を直登
Y字滝を登る
あえてシャワーでトライ
登り方は各人様々
桶木沢で登山道へ
笹ヤブ化した登山道
最後に前川を渡渉して道路に上がる
駐車地点に到着
GPSトラック
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吾妻山・姥滝沢 ~ 2022年7月31日
http://torasan819.exblog.jp/32748742/
2022-08-03T15:55:00+09:00
2023-04-09T07:11:37+09:00
2022-08-01T11:27:24+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 吾妻山 姥滝沢
山行期間 2022年7月31日(日)
山行形態 沢登り
天候 晴れ時々曇り
参加者 3人(L:トラ山・T内・М崎)
行程 駐車地点8:26~作業道8:43~須川9:00~二俣10:53~姥滝11:33-12:00~三俣13:58~登山道14:19-14:35~微温湯温泉15:17~駐車地点15:24
行動時間 6時間58分 移動距離 10.1km
標高 最低点715m 最高点1,393m 装備 ロープ30m×1
沢登りが初めてというМ崎さんをどこの沢に連れて行こうかと考えて姥滝沢にした。自分としても6年ぶりの姥滝沢となる。もうひとりのメンバーT内さんもまだ5回目の沢登りとのこと。М崎さんは初めてとはいえカヤックを長年やっているので水には慣れているだろう。姥滝沢には微温湯温泉から踏み跡を辿り入渓する。遡行距離は短いので今回のメンバーでは昼過ぎに終わってしまいそうだ。そこで下流の須川を一部遡行して姥滝沢に入るよう計画した。須川は上流で二俣となり姥滝沢と中の沢に分かれるのだ。須川へのルートだが地形図には県道から須川の堰堤へと続く道が記載されている。情報はないがこれを利用してみようと思った。県道を登ってくとそれらしい分岐があったが駐車は窮屈そう。やはり微温湯温泉に止めさせてもらうしかないかと登っていくと右手に作業道のような入口があり道路脇に止められるスペースがあった。ここに駐車して県道を下り地形図にある道へと入った。ゲートがあったが新しいタイヤ跡があり車が入っているようだ。10数分ほど歩くと広場で行き止まりになったがヤブに踏み込むと何となく道形がある。辿るとほどなく須川である。
入渓地点での須川の流れは緩やか。沢床の岩は赤茶けている。小滝がある程度の沢歩きをしていくと7m滝が現れた。これは直登できないので右岸から巻いたが容易。その後は2~4m程度の滝ばかりでいずれも容易。あえて水線沿いに登って水と戯れながら遡行を続ける。しばらく遡行して少し慣れてきただろうと2人に先行してもらう。すると自分が徐々に離されてしまうほど速い。いや、たぶん自分が遅くなっているのだろう。釜のある6m斜滝を2人に登ってもらうと右岸をへつって滝に取りついた。水流は狭くて勢いがあるので少し悩んでいたようだが、それぞれに工夫して登っていった。2人とも山スキーでのパフォーマンスは分かっているが沢登りでも身体能力の高さは発揮されるということだ。特に難所もなく遡行開始から2時間弱で二俣に到着。右が中の沢で左が姥滝沢である。水量は中の沢の方が姥滝沢の倍ほどありそうだ。姥滝沢へ進むと水量的には寂しく感じる。二俣から少し歩くと右岸に見覚えのある石垣を見つけた。ここが微温湯温泉から踏み跡を辿り入渓する地点である。この時点で11時過ぎ。姥滝沢の遡行はこれからである。
沢は傾斜を増して大岩が積み重なるようになる。ここでも両名に先行してもらうとスイスイ登っていく。特にМ崎さんは手足も長く岩登りが上手いし速い。この人は本当に沢登りが初めてなのかと疑いたくなるほどだ。私は離されてしまい最後尾で姥滝に到着。久しぶりの姥滝は何も変わらずに水を落としていた。滝の手前で昼食を取ってから左岸を高巻く。踏み跡も残っていて特に問題なし。その後もどんどん滝を越えていく。講習会の時にはロープを張った箇所も今回の2人には出さなかった。高巻きもサクサクこなしていくので姥滝沢もあっさりと終わってしまいそうだ。せっかくの機会だし時間にも余裕があるのでロープの練習をやることにした。5m滝で懸垂下降と滝登攀の練習を30分ほど行う。その後は穏やかな源頭の流れになった沢を歩いていく。地形図にある三俣(流れはほとんど右俣から)を確認して右岸に上がりヤブ漕ぎ20分ほどで登山道に出た。地形的にはもう少し上流で登山道を目指した方が楽だったように思う。登山道を微温湯温泉まで下り県道を少し下ると駐車地点に到着。この駐車地点からも須川方向に道があるので、もしかすると須川に降りることが出来るかもしれない。いずれ調査してみたい。
県道から作業道に入る
須川についた
流れは穏やか
水線通しで進む
7m滝
初沢登りとは思えないほどのМ崎さん
釜のある6m斜滝
崩壊地
二俣
右岸の石垣(微温湯温泉からの下降点)
積み重なる大岩を登っていく
姥滝(15m)
F2・8m
左岸から巻く
F3・5m
F4・6m
F5・5m
F6・5m
ロープ練習
源頭の流れ
ヤブと草地を横断
GPSトラック
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吾妻山・不動沢(下流部)~ 2022年7月24日
http://torasan819.exblog.jp/32743063/
2022-07-25T11:09:00+09:00
2022-07-25T23:02:57+09:00
2022-07-25T11:09:20+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 吾妻山・不動沢(下流部)
山行期間 2022年7月24日(日)
山行形態 沢登り
天候 曇り時々晴れ
参加者 5人(L:K倉・W辺・W井・H沢・トラ山)
行程 駐車地点8:36~入渓8:50~鼓滝11:39(昼食)~高巻き12:00-13:17~脱渓13:39~観光協会駐車場14:18
行動時間 5時間42分 移動距離 5.2km
標高 最低点300m 最高点785m 装備 ロープ30m×1
不動沢の沢登りは高湯温泉から上の中流部が面白い。水を被りながら夏の沢遊びが楽しいので何度か遡行している。それに対して下流部はあまり滝もないということで行ったことが無かった。そのうちにと思ってはいたが計画しているパーティーがあり同行させてもらうことにした。
道路脇に駐車してスタート。脇道に入るとすぐ信夫温泉への吊橋だが昨年から休業中の様子。吊橋の脇から須川へと下降したがかなりの急斜面だった。道をもう少し進めば楽に下降できただろう。須川に入渓するとすぐ右から高湯温泉からの支沢が合わせる。滑を歩き始めるとすぐ淵になり立て続けにふたつの砂防堰堤が現れる。巻いて沢に戻ると10分も歩かないうちにまた砂防堰堤。今度はスリット型なので間をすり抜けられる。さらに15分ほどで古い堰堤。次は工事現場で重機が見えてきた。今まさに砂防工事中なので休日でなければ通過できないだろう。しばらく変化のない沢歩きが続く。スタートから全然滝も出てこないので少々退屈だ。大きな2段式の砂防ダムが現れて左岸から巻く。地形図には貯水面として表記されているが現在はすっかり土砂で埋まっている。ほどなく二俣で右が不動沢である。不動沢に入るとゴロゴロとした岩が増えてくる。2段式の堰堤を越え20分ほど進むと大きな滝が見えてきた。高さ40mとされている鼓滝だ。遠目には直瀑かと思えたがよく見るとジグザグと折れ曲がっている。両岸が滝を囲むように丸く湾曲している(鼓形状)ので鼓(ツヅミ)のように滝音が反響することから鼓滝と名付けられたらしい。滝の手前に戻り昼食を取ってから高巻き開始。6年前に遡行したリーダーはその時と同様左岸からを選択。登っていくと斜面がかなり立ってきたので横に逃げることにしたがちょっと悪い。念のためロープを出してクリアした。6年前はロープの必要はなかったというから今回はルートが違うのだろう。ちなみに会の1975年の記録では右岸を高巻いている。5人でもあり高巻きには結構時間を要した。沢に戻って少し進むと見覚えのある所に来た。中流部遡行の時に沢に降りてきたところだ。左岸に上がって高湯温泉を目指す。所々に踏み跡があるヤブを40分ほど漕ぐと駐車場に出た。
不動沢下流部は沢登りとしてはやはり平凡だった。不動沢に入るまでの須川の砂防堰堤も多い。しかし、鼓滝だけは見るべき価値があったと言えよう。以前は砂防工事用の道を辿って鼓滝を見に行く人もいたようだが、道の崩落などで現在は難しくなっているようだ。また鼓滝を見に来てもいいなと思った。新緑か紅葉の時期に。
須川に右からの支沢
遡行開始
最初の砂防堰堤
スリット式砂防堰堤
砂防工事現場
流れは穏やか
2段の大きな砂防堰堤
上流はすっかり土砂で埋まっている
須川と不動沢の二俣
不動沢を遡行
2段式堰堤
滝が見えてきた
鼓滝(高さ40m)
左岸から高巻く
一箇所ロープを出した
泥の急斜面をトラバース
沢に戻る
GPSトラック
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蔵王・小阿寺沢 ~ 2022年7月18日
http://torasan819.exblog.jp/32737246/
2022-07-18T22:11:00+09:00
2022-07-23T10:10:49+09:00
2022-07-18T06:11:41+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 蔵王・小阿寺沢
山行期間 2022年7月18日(月)
山行形態 沢登り
天候 曇り時々晴れ
参加者 3人(L:トラ山・H沢・U井)
行程 登山口8:44~入渓8:55~脱渓14:02~登山道14:17~後烏帽子岳14:47~前烏帽子岳15:22~登山口16:35
行動時間 7時間51分 移動距離 8.9km
標高 最低点630m 最高点1,681m 装備 ロープ30m×1・10m×1
昨年はいろいろあって沢登りは1回しかやれずロープを出すような沢でもなかった。そんな訳なので今シーズン初の沢登りは勝手知ったる蔵王の小阿寺沢にした。不安定な天候が続いているので少しくらいの雨でも遡行可能ということも選択ポイントである。メンバーは沢登りを始めたばかりのH沢さんと小阿寺沢が9年ぶりのU井さん。前日はずっと雨が降っていたが入渓してみるとやや増水しているものの遡行には問題なし。かえって少し難度が上がり楽しめそうである。とはいえ要所ではロープを出して安全遡行を心掛けた。初心者のH沢さんには沢登りでのロープワークを体験してもらうのが主目的。机上学習や先日の岩トレで分かったつもりでいたことも実際の現場ではそう簡単ではないということを感じてもらえればいい。特にセルフビレイは初心者のうちに徹底して習慣化することが重要。天気は朝から青空で気持ち良く遡行。昼過ぎからは曇って稜線では風も強くなったが雨には当たらずじまい。暑すぎることもなく快適な沢登りとなった。自分としては今回で10回目の小阿寺沢だが、これまでよりさらに上まで詰め上げて後烏帽子岳経由で下山するルートとした。距離と標高差(スタート地点630m、山頂1,681m)が増えた分時間がかかったが充実の沢登りとなった。小阿寺沢はトレーニングには頃合いの沢である。スキー場へエスケープするルートにすればゆっくり遡行しても5~6時間だろう。
入渓
F1(右壁直登)
ナメが400mほど続く
F2(水流左直登)
F3(水流右直登ロープ)
F4(左壁直登ロープ)
F5(右岸巻き)
F6(直登)
スキー場への送水パイプ
右の枝沢へ
涸れ滝は右岸から巻く
階段状の岩場(下段)
フリーで登る
階段状の岩場(上段)
ヌメっているがフリー登攀
詰め上げていく
後烏帽子岳に登ってから下山
GPSトラック
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沢登りのための技術講習 ~ 2022年6月5日
http://torasan819.exblog.jp/32696113/
2022-06-13T00:32:00+09:00
2022-06-17T11:47:21+09:00
2022-06-10T17:42:40+09:00
torasan-819
沢登り
沢登りシーズン前に技術講習会を行った。内容は沢登りで使う基本的なロープワークがメイン。長年沢登りをやっていても半年ロープに触っていないと忘れていて手がすぐには動かないことも多い。初心者ベテラン問わずにシーズン初めには必ずやっておくべきだろう。当日講師を予定していた若手が事情で務められなくなったため70代!の会長が代理講師になり自分がサポートした。生徒も50代と60代ばかりであり昨今の会員高齢化を物語っている。若者の様には体も動かないのでゆっくりでも確実な動作が必要になる。基本的な技術なので難しくはないが実際の沢登りで使ってみないと身にはつかない。今回の参加者を今月中に1回は沢登りに連れていきたいと思う。
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蔵王・濁川 ~ 2021年6月27日
http://torasan819.exblog.jp/32344405/
2021-06-30T12:00:00+09:00
2022-08-26T09:07:14+09:00
2021-07-03T12:00:05+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 蔵王・濁川
山行期間 2021年6月27日(日)
山行形態 沢登り(捜索活動)
天候 曇り
参加者 3人(L:トラ山・T中・O森)
行程 不動尊向かいの駐車場8:30~入渓9:17~脱渓13:26~デポ地点13:40=不動尊向かいの駐車場13:51
行動時間 5時間10分 遡行距離 約3.2km
濁川の前回の続きを捜索。27日は捜対協の夏山訓練の日で登山道の点検も兼ねて南蔵王を歩くのだが、我々は別動隊として濁川を遡行した。今回も3人だが前回歩いたのは自分だけだ。前回の遡行終了点の少し下から捜索を開始した。今回の区間も滝は無いが砂防ダムや堰堤は特に後半部に多い。峩々温泉付近には橋も2箇所あった。また、途中の左岸には石積護岸や森林軌道らしき跡が見られるなど、前回よりもやや変化があったといえる。5月に捜索(自分は未参加)した区間の少し上流の砂防ダムで捜索終了とした。今回も特に成果は無かったがこれで濁川は全区間捜索したことになる。おそらくこれで一切の捜索は終了となるだろう。
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蔵王・振子沢 ~ 2021年6月26日
http://torasan819.exblog.jp/32721737/
2021-06-28T18:18:00+09:00
2022-08-26T13:31:43+09:00
2022-06-28T18:18:09+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 蔵王・濁川支流振子沢
山行期間 2021年6月26日(土)
山行形態 沢登り
天候 曇り時々晴れ
参加者 4人(L:トラ山・A部・N山・М原)
行程 賽ノ磧9:24~濁川9:57~不帰の滝10:46~振子沢出合11:38~振子滝12:20-12:40~下段滝落口12:51~上段滝落口13:26~源頭鞍部14:13~濁川(取水施設下)15:10~濁川(大黒天下)15:33~大黒天15:48
行動時間 6時間24分 移動距離 8.0km
標高 最低点1,110m 最高点1,600m 装備 ロープ30m×2
御釜など想定火口域は観光客や登山者は規制中だが調査遡行ということで振子沢の沢登りを行った。振子沢は遭難者の捜索で遡行して以来なので4年ぶりとなる。同行の3人は振子沢は初めて。せっかくなので振子沢に入る前に不帰ノ滝も見てもらった。振子沢は初級者でも遡行可能だが上段の滝の高巻きは足場が悪いので要注意である。メンバーによってはロープを出したほうが良いだろう。振子滝までは平凡だが滝を越えると源頭部のダイナミックな景観が素晴らしい。何度来ても見飽きることはない。遡行の詳細については伏せておく。
不帰ノ滝
振子滝(下段)
振子滝(上段)
上段滝の高巻き
源頭部その1
源頭部その2
源頭部その3
源頭部その4
御釜と刈田岳
濁川源頭
濁川を下降
右岸を大黒天へと登る
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蔵王・濁川 ~ 2021年6月20日
http://torasan819.exblog.jp/32344400/
2021-06-23T11:55:00+09:00
2022-08-26T09:08:39+09:00
2021-07-03T11:55:40+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 蔵王・濁川
山行期間 2021年6月20日(日)
山行形態 沢登り(捜索活動)
天候 曇り
参加者 3人(L:S村・T橋・トラ山)
行程 駐車地点8:17~入渓8:20~脱渓12:26~不動尊向かいの駐車場13:19~デポ地点13:45=駐車地点14:05
行動時間 5時間28分 遡行距離 約5.0km
依頼があり蔵王の濁川へ捜索に入った。詳細は伏せるが遭難者は昨年死亡が確認されている。捜索は濁川に架かる大鳥居のある橋から5kmほど上流まで行った。特に成果は無し。濁川は沢登りの対象となるような沢ではないので、今回の区間のほとんどは自分も初めての遡行だった。滝はまったく現れず、あるのは古い堰堤や砂防ダムばかりであった。
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栗子山塊・烏川桂沢 ~ 2020年11月1日
http://torasan819.exblog.jp/31853280/
2020-11-04T07:19:00+09:00
2020-11-05T20:30:05+09:00
2020-11-04T07:19:50+09:00
torasan-819
沢登り
F川さんに山ごはんのお誘いをいただいた。F川さんはヤマップで百山百味という山ごはんの活動日誌を付けている方だ。現地で本格的に調理をするらしく2時間ほどかかるという。場所の選定は自分となったのだが11月上旬にへたに標高を上げると気温と風で2時間ものステイはきつい。ということで標高の低い沢なら大丈夫だろうと栗子山塊にある烏川に行くことにした。さらに烏川のピストンではちょっとつまらないので枝沢の桂沢を使っての周回ルートで計画した。
山域山名 栗子山塊・烏川桂沢
山行期間 2020年11月1日(日)
山行形態 沢登り
天候 晴れのち曇り
参加者 3人(L:トラ山・S木y・F川)
行程 東栗子トンネル8:41=駐車地点8:57-9:24~入渓9:32~桂沢出合10:26~山ごはん10:55-13:43~万世大路14:44~大平橋見学14:52~駐車地点15:52-16:05=東栗子トンネル16:22
行動時間 3時間40分(山ごはん除く) 移動距離 7.1km
標高 最低点614m 最高点787m 装備 山ごはん調理器具
国道13号から旧国道13号の万世大路へと入るが、車は道が良くないので4輪駆動車でないと無理だろう。昭和9年建設の二ツ小屋隧道を通り抜けたところに駐車した。沢支度をして急斜面を烏川に下降する。烏川は非常に勾配が緩くほぼ平らだ。のんびりゆったりと下降しても1時間弱で左岸から桂沢が出合う。烏川で山ごはんのつもりだったがちょっと早すぎるので桂沢に入り遡行することにした。桂沢も平瀬で平坦である。左岸の倒木にムキタケを見つけたので採取。出合から300mほど入ったところで左岸に広い平場がありランチ場所に決定。早速調理開始。今回の山ごはんメニューはマグロ乗せおにぎりバーガー、鍋ラーメン、小豆バター餅にホットコーヒーとフルコース。F川さんの使う調理器具は家庭用のものばかりで下手な山用のものよりは使いやすいのだそう。調理は本格的なもので自宅での下ごしらえも時間がかかったことだろう。バター餅のあんこまで自分で作ったと聞いてビックリ。大変美味しくいただきなんだかんだで3時間弱も滞在した。その後は桂沢の遡行を再開。ナメの沢で滝は3mが1箇所だけで詰め上げていく。水が消え廃道に出て西へ進むとほどなく万世大路に出た。昭和10年頃に作られたと思われる大平橋を見学してから駐車地点へと戻った。今回のような昼食は初めての経験だったが大変楽しめた。しょっちゅうというわけにはいかないが機会があればまたお願いしたい。
万世大路の二ツ小屋隧道をくぐる
烏川へ降りる
平瀬が続く
滝はここだけ
のんびり歩いていく
両岸は黄葉の森
桂沢に入る
ムキタケ発見
桂沢の滝はこの小滝だけ
調理開始
美味そう!
手が込んでいる
まぐろハンバーグ
生地から作った麺を伸ばす
人参で山の字
あんこから作ったバター餅とコーヒー
遡行再開
詰め上げる
乾燥したクリタケ
廃道に出た
大平橋を見学
万世大路を戻る
お茶目なF川さん
GPSトラック
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番城山・大深沢 ~ 2020年10月24日
http://torasan819.exblog.jp/31805539/
2020-10-27T23:24:00+09:00
2020-12-30T23:27:00+09:00
2020-10-24T23:24:02+09:00
torasan-819
沢登り
山域山名 番城山・大深沢
山行期間 2020年10月24日(土)
山行形態 沢登り
天候 晴れのち曇り
参加者 2人(L:トラ山・I田)
行程 駐車地点8:28~入渓8:32~610m二俣11:03~740m二俣12:21~1,140m支尾根14:00~廃林道14:53~猫沢渡渉15:56~大深沢渡渉16:17~林道16:21~駐車地点16:37
行動時間 8時間9分 移動距離 14.8km
標高 最低点460m 最高点1,140m 装備 ロープ30m×1・20m×1
24日は沢登り2回目のI田さんのトレーニング。寒気が入り標高を上げると気温は低く強風との予報。低山なら何とかなるかと考え未だ未踏の番城山の沢を考えた。番城山は登山道のない山で積雪期やヤブを漕いで登った記録が見られる。林道が大深沢沿いにあるが一帯は民間会社の所有林でゲートもあり原則進入はできない。今回は下流からずっと沢を歩いた。大深沢は下流部に小さなゴルジュがありそれ以降も滝は4m以下が数カ所ある程度で、大半は沢登りではなく沢歩きと言えるものだった。今回は時間切れで源頭部で͡支尾根に逃げたので山頂は踏めなかった。、源頭部は傾斜は増すが水流は僅かとなり滝と言えるようなところはなかった。本流筋の源頭部を詰めたわけではないのだが等高線を見る限り同じような状況だろう。来年積雪期に番城山を目指してみようと思う。
入渓
唯一のゴルジュを巻く
穏やかな平瀬が続く
ナラタケ
ムキタケ
4m滝
3m滝
日が当たると黄葉が輝く
ワサビ
標高950m
源頭部を支尾根へ登る
最後は泥の急斜面
ヤブを漕いで下山
晴れていればさぞかしの紅葉
※今回はGPSトラックなし
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