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2009年 04月 12日
一切経山 ~ 2009年4月11日
4月11日は吾妻連峰の一角、一切経山(1,948.8m)にスノーシューで登った。
8日に観光有料道路磐梯吾妻スカイラインが開通したので、標高1,575mほどの浄土平駐車場まで車で行ける。
通行料金が1570円で浄土平駐車場も410円なので計1980円、ちと高い。
でも下から登るとなるとスノーシューハイキングどころではなくなるので致し方なし。
しかも今年は積雪が少ないし雪解けもかなり早いので、この機会を逃すともうスノーシューでは歩けなくなるかもしれない。
同行者はスノーシューが今年2回目となる友人のベンチさん。
距離も標高差もほどほどなのでベンチさんにも楽しんでもらえるだろう。
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さて車で浄土平の駐車場に近づくと荒涼たる風景が広がる。
一切経山は活火山でその影響で植物がほとんどないのだ。
しかも標高があるにしては雪がかなり少ない。
おそらく火山なので地温が高いのではないかと思うのだがどうだろうか。
なんだかんだで浄土平ビジターセンター脇から歩き始めたのは10時半頃。
オイラ達の他にもスノーシューやスキーで歩いている人がちらほら。
雪に覆われた湿原を歩いていく。
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右手には一切経山の南端の噴気口が蒸気を吹き上げている。
噴気口近くの雪は硫黄分が付着するのだろう黄色になっている。
この噴気口は昨年11月に約300メートルもの噴気を吹き上げている。
この頃は落ち着いてきているがそれでも50m位にまで上がっている。
一切経山へ直登する登山道にはまったく雪が無いため、雪のあるところを選んで歩くしかない。
500mほど歩いたところで暑くなったオイラは早々とTシャツ1枚となった。
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酸ヶ平避難小屋経由して一切経山を目指す。
雪はすっかりシャーベット状態だがスノーシューがもぐることもなく歩ける。
同行のベンチさんは久しぶりのスノーシューのためなかなかペースが上がらないが、今日は急ぐこともないのでゆっくり歩く。
左手前方に蓬莱山(1,802m)の東斜面が見えるが、天然のバーンとなっていてスキーヤーやボーダーのシュプールがついている。
やがて酸ヶ平避難小屋が見えてくるが登山道の分岐をショートカットして一切経山方向に転進する。
右手の一切経山からの尾根は雪が無いが、左手方向は雪を被っているのが対照的だ。
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標高1,900m近くになるとついに雪が無くなったが、標高を上げると雪が無くなるとはおかしな話だ。
山頂まで100mほどはスノーシューを脱いで歩く。
ほぼ標高が同じ月山はまだかなりの積雪なのだが。
雪が全くない一切経山の頂上に着いたのは12時25分頃だろうか。
いまだに信仰対象とされているようで山頂とおぼしきあたりには塚があるなにやら祈念の塔などがある。
火山性の礫で覆われた思いのほか平坦な山頂だが、遮るもの無しの360度の素晴らしい展望が楽しめる。
すぐ西側には東大巓、中吾妻山、その向こうには西吾妻山、西大巓が見える。
ただしこの日は霞がかかっていて遠望がきかず、蔵王は見えないし磐梯山もシルエットが何とか確認出来たという具合だった。
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さて今日は「五色沼」を見るという目的もあった。
この沼は一切経山のすぐ北に位置し「魔女の瞳」あるいは「吾妻の瞳」と呼ばれるコバルトブルーの美しい沼だ。
もちろんこの時期はまだ氷結しているのだが、その氷の青さが美しかった。
一切経山で昼食を取り西隣のP1928へと鞍部へ下る。
下りきるとやっと雪の上に乗ることが出来た。
このP1928の南斜面を下りようと思ったが、一部雪が切れているためさらに西隣の前大巓(1,911m)方向に進む。
前大巓への鞍部の下りでは雪が腐っているので踏み抜きを何度もやってしまい歩きづらかった。
さてここから鎌の刃のような形をした鎌沼へ向かってもいいのだが、まだ歩き足りないオイラはベンチさんと別コースを取り、で前大巓に登ってから南斜面を下りることにする。
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前大巓からは鎌沼を眼下に見下ろすことが出来る。
鎌沼の特徴的なカーブが見えるが、沼の中程は氷が融け始めているのだろう青くなっている。
南斜面を鎌沼へ向け気分はスキーヤーのように、でも足は忙しく動かし(笑)一気に下る。
鎌沼はまだ氷結しているとはいえ、中央部は危険が感じられたのであまり中程には進まなかった。
でも実際歩いたところをGPSのトラックログで見るとそこそこ沼の上を歩いていたようだ。
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鎌沼からは登山道どおりに下ることにした。
でもオイラは途中で蓬莱山の斜面で遊んだりと道草くってばかり(笑)
朝歩いてきた浄土平湿原を渡り駐車場に到着したのが15時半近く。
歩行距離7.7km、累積標高差571mのスノーシューハイキングだった。
天気も良く暖かい日で風も弱かったので歩くと暑く、結局この日は昼食とその後少しの間ヤッケを着ただけで、ほとんどTシャツ1枚で歩くことが出来た。
4月とはいえ東北の標高1,900mオーバーの山でTシャツ1枚とは…
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着替えをすませて浄土平ビジターセンターをしばし見学し吾妻連峰の自然を学ぶ。
その後、車で雪の回廊を見にスカイラインを南進し途中でUターン。
スカイラインを下って硫黄の臭いが漂う高湯温泉で一風呂浴びて帰った。
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by torasan-819 | 2009-04-12 15:13 | スノーシュー | Comments(2)
Commented by utinopetika2 at 2009-04-13 14:26
初めまして!
点描2のutinopetika2です。
天気に恵まれた一切経山を楽しまれたようですね。
鎌沼の上歩かれたようで、恐くありませんでしたか?
宮城県内にお住まいだとか・・・何処かでお会いしているかもしれませんね。
リンクさせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
Commented by torasan-819 at 2009-04-15 01:46
utinopetika2さんコメントありがとうございます。
鎌沼の上は氷が融け始めていたところもありストックでつつきながら怖々歩きました。
ビジターセンターで聞いたらまだ大丈夫でしょうとのことでしたが、用心するに越したことはないですからね。
こちらもリンクさせていただきましたのでよろしくお願いします。


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