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2009年 09月 18日
沢登り~ミテノ沢
9月13日は秋田県の三ツ又温泉からの帰り道すがら、鳴子温泉鬼首地区のミテノ沢に登った。
ミテノ沢は宮城県と秋田県の県境にある須金岳にある沢の一つだ。
この沢はあちこちネットで沢の情報を探していて偶然見つけた。
しかし、1/25,000地形図でも水線が表現されていない小沢で、地形図に表記のある寒湯沢の支沢になるようだ。
ネット上でも遡行記録が3つ(しかもうち2つは同パーティーの2人がそれぞれ書いていた)しか見つからなかった。

寒湯沢沿いの林道を入り、須金岳登山口を目指す。
看板によると寒湯沢は「ぬるゆさわ」と読むらしい。
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寒湯沢沿いの林道を1km弱進むと登山口だ。
ちゃんとした看板があり、ミテノ沢も描かれていた。
登山口には車を5~6台止められそうなスペースがあり、ここにオイラも車を止めた。
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既に午後1時も近い。
詰めのヤブこぎがどの程度になるか分からないが、単独行の機動力を生かせば暗くなる前に戻れるだろう。
万が一時間がかかって暗くなればヘッデンも覚悟だ。
急いで準備をして今来た林道を少し戻り、蛇行する寒湯沢を2度渡ると寒湯沢とミテノ沢の出会い近くの橋だ。
ネット情報によると、ここから入渓するらしい。
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踏み跡をたどるとすぐに砂防ダムがある。
ちょっと興ざめだが、踏み跡はこの先へと続いている。
砂防ダムの上は土砂が堆積し水の流れが見えないが、ここが入渓ポイントになるようだ。
すぐ流れが見えたが、水量も多くなく昨日の雨の影響もあまり無いようでホッとする。
この上にもまた砂防ダムがあり、そこは左岸から巻いて越えた。
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やがて左岸の崩落が目に入ってくると、その先にF1があるのが見て取れた。
F1(4m)はそのまま直登できる。
画像にもある滝にかかる倒木は、ネットで見た3年前の遡行記録にもあった。
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10分ほど登ると小滝がありF2(2m)としたが、小滝をどこまでカウントするかは主観が入るので人様々。
今回は比較的細かく拾ってみた。
この程度の滝でも、スタンスを探せず最初の一歩が出ないと直登は難しい。
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F3(3m)ここも難なく直登する。
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この時期の渓流には大文字草の白い花が多い。
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F4(6m)は水流の左を登る。
登るとすぐに小さな釜と滝が2つあったので、まとめてF4(三段10m)としたい。
滑りやすいナメ滝状だった2段目3段目も直登した。
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F5(8m)は「巻きか?」とも思ったが、じっくり眺めているとラインが見えてくる。
直登出来そうだと判断し滝にとりつくと、ホールドもそれなりにあり登れた。
この滝は水流が多いと2条となって流れるようだ。
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F6(5m)ここは左壁から登れた。
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F7(3m)は斜瀑かな?
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F8(4m)は右側を水流なりに登れた。
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沢の両側にトリカブトの花が多い。
紫色が鮮やかだが、ご存じのとおりトリカブトは猛毒だ。
春先のニリンソウ(食べられる)と酷似しているが、解毒剤は無いので絶対誤食してはならない。
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F9(5m)は左から登ったが、ちょっと岩肌が微妙だったかな。
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F10(20m以上?)はこの沢で最後の滝となった。
始めは見上げるような岩壁だが、階段状になっていてそう難しくはない。
でも高度感があり、背中がちょっとゾクゾクする(笑)
しかし登るにつれ、次の段があり壁が見えてくる。
合わせると20m以上(30m近いかも?)は高度を上げたのではないだろうか。
対比する物がないので高さがわかりづらいが、オイラにとっては登りがい十分な滝だった。
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さらに登るが、沢はそろそろ源頭が近い雰囲気。
ナメ状の箇所も現れ、そんなところは両側の草や木をホールドにして登る。
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水流もほとんど無くなってきたころ二俣が出てきた。
ここは登山道に近くなる右側を選ぶと、やがて沢はいつしかヤブになっていた。
進行方向に間違いはないと思っても、単独でのヤブこぎはいつでもドキドキものだ。
地図を見ようとして無いことに気づく。
ザックの右側に差したままヤブこぎをしたので、ヤブに取られてしまったらしい。
ザックにしまい忘れたオイラの失敗だ。

もしかするとこのヤブは果てしなく続くのではと妄想にかられるころ、やっと登山道に飛び出た。
30分程度のヤブこぎだったのだが、二俣を右側に進んだのは失敗だったかもしれない。
他の記録によるとヤブこぎは15分程度で、登山道に出た場所もオイラの出た場所よりもっと上なのだ。
左を進めば源頭部の登りは長くなるものの、おそらくヤブこぎ時間は短かったのであろう。
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しばし休憩した後、登山口の看板にあった「仮の山頂」の標柱を見に行った。
この登山道では須金岳山頂へ行けないことから、仮の山頂と名付けたのであろうか?
暗くなる前に登山道を下ろうと帰りを急ぐことにする。
展望のない登山道だが、途中須金岳の見える場所があった。
画像の左端がギリギリ須金岳山頂のようだ。
中央にぴょこんとしたピークが竹ノ子森(1,125m)で、その後ずっと先に栗駒山がある。
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距離2.5km、標高差800mほどを、約40分で登山口まで下った。
しかしドジもやってしまった。
登山口まであと数十メートルという最後の最後で捻挫したのだ。
オイラは捻挫がクセになっているので日頃から注意しているのだが、到着したという気のゆるみか?
でももっと手前でやらなくて良かった。
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トータル約4時間の沢登りだったが、小粒でも山椒は辛いというか、なかなか楽しめた。
条件にもよるが滝はすべて直登可能で、メンバーなどによってはロープを出せばいいと思う。
数人パーティーなら朝早めに登り、昼過ぎには戻るのがいいだろう。
GPSのトラックログ(赤線)がかなり乱れているが、一世代前のオイラのGPSではこんなもの。
青点線が詰めでヤブこぎが短いと思われるルートの想定ライン。
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コースタイム
林道入口12:44~登山口12:50~出合いの橋13:10~F1(4m)13:33~F2(2m)13:43~F3(3m)13:51~F4(三段10m)14:09~F5(8m)14:22~F6(5m)14:27~F7(3m)14:31~F8(4m)14:33~F9(5m)14:35~F10(20m以上)14:47~二俣15:00~登山道15:40-15:58~登山口16:38

by torasan-819 | 2009-09-18 06:43 | 沢登り | Comments(2)
Commented by odamaki at 2011-08-08 21:13 x
トラさん、こんばんは。
先日ミテノ沢行ってきました~
F5は2条になっていてとっても冷たいシャワークライミングに参りました。
そして私はやっぱり2,3回ロープやお助け紐に助けられタイムも全然追いつけませんでした^^;
ブログはちょっとお休みしてますのでご報告まで。
Commented by torasan-819 at 2011-08-09 17:32
odamakiさん
この沢に行くなんてマニアックですね(笑)
私の時より水量が多かったようでシャワークライミングのしがいがあったのではないでしょうか。
詰めのヤブこぎがどうだったのか知りたいところです。
こっそりメールで教えてください。
画像も見たいですね~どなたかアップしてませんか?


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