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2009年 10月 20日
障子ヶ岳~その2
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粟畑(1397m)から障子ヶ岳まではいったん下って少ピーク(1357m)を登り返す。
そこからまた下って登ると障子ケ岳だ。
終わり加減だが、まだまだ紅葉が美しい。




小ピーク直下にある池が障子池だ。
しかしなぜこんなところに池ができるのか不思議に思える。
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前半飛ばしたせいか、それとも沢登りばかりしていたせいか、少し足に重さを感じてくる。
山登りと沢登りでは同じ登りでも使う筋肉が少々違うようだ。
沢登りを3ヶ月以上やってたらなぜか筋肉が付いてきたようで、体重は減るどころか若干増え気味だった。
細尾根の登山道は西側と東側で異なる表情を見せる。
西側は小灌木が多いのだが、東斜面はより急斜面で小潅木も少ない。
冬に日本海側からの風で尾根を境にして東斜面に多量の雪が降り積もり、山肌を削りながら雪が落ちていった結果だろう。
覗きこむと吸い込まれそうで、もし足を踏み外したらとうてい止まりそうにない。
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はるか遠くにあるように見えていた障子ガ岳だが、いつの間にか引き寄せられるように近づいて来た。
途中、障子ケ岳から下ってきた単独行者とすれ違う。
彼に周回かと問うと、今日は天狗小屋に泊まるのだという。
今度また登るときはゆっくり天狗小屋泊まりで来るのもいいし、以東岳まで足を延ばすのもいいだろう。
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頂上を目指して最後の登りにかかる。
比較的気温が高いせいもあり汗が噴き出る。
13:46に頂上(1481.5m)に着き小休憩とする。
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霞んでいるのが残念だが、しばし頂上から360度のパノラマを楽しんだ。
3月にスノーシューで登った赤見堂岳と石見堂岳が見えるが月山は霞んで見えない。
6月に主稜線を縦走し登った以東岳も見える。
さて下山を急ごう。
北東尾根に沿って登山道が延びているのが見える。
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障子ヶ岳から下山し振り返ると、大スラブのスケールに驚かされる。
登山道脇にわずかな潅木があるのみで、その先は大スラブへと切れ落ちている。
ギリギリまで寄って眺めるがなんとも背筋がゾクゾクする。
このスラブが大井沢川の源頭にあたるらしい。
ふとここを登れるのだろうかと思ったが、きっと誰かは登っているのだろう。
深くえぐられた沢には雪渓がまだ残っていた。
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午後の日差しのあたる紅葉が美しい。
何も考えずにただただ素晴らしい景色を堪能するのみだ。
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紫ナデ(1349m)というところで一息入れる。
なぜこんな名前なのか?どういう意味があるのだろうか?
ここで北からの尾根が合流しているが、そちらには道はない。
しかし眺めると赤見堂岳までさほどのアップダウンもなく穏やかな稜線で、積雪期に時間をかければ歩けそうだ。
もちろん山中でのビバークは必要だろうが。
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可愛い標識で大クビトというところだとわかる。
ここもまた面白い名前だが、地図を見ると地形からそう呼ばれているような気がする。
レモンイエローに紅葉したコシアブラの木は目立つのですぐわかる。
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急な下りが続き膝の負担が増してきたのか、少々チクチクと痛みが出てくる。
今回は皮の登山靴を履いてきたが、どうも今回の山行には皮の重登山靴は合わないようだ。
靴が固いので、足首のクッションを生かし衝撃を和らげることが上手くできない。
特に自分のような歩き方をする者には、重登山靴は必要ないのかもしれない。
このことはあらためて書いてみようと思う。
登山道は急な下りなのだが、画像ではよくわからない。
何箇所かのザレ場にはトラロープが張ってあったので利用する。
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やがて下りも終わりに近づくと大井沢川の支流である小沢を渉る。
この沢だが地図では出合吹沢となっているが、現地の標識では出谷向沢となっている。
いったい正しいのはどちらなのだろうか?
必ずしも国土地理院の地図が正しいとは限らない。
実際少しではあるが、現実に間違いはあるようだ。
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ほどなく登山口に到着。
駐車場のようになっていて車が10台以上止められそうだ。
ここからは林道をしばらく歩き、大井沢川の橋を渡ると南俣沢出合だ。
マイカーには暗くなる前の16:23に到着することができた。
計6時間半ほどの山行だった。

歩行距離は約18km、累積標高差は約1,550mであった。
天狗角力取山まで行かずに周回コースだけなら約16.5kmとなる。
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コースタイム
駐車場所9:54~登山口9:56~焼峰10:45頃~竜ヶ池手前の水場の沢11:27~ロボット雨量計手前広場12:09~粟畑12:24~天狗角力取山12:34~天狗小屋(往復)~粟畑13:00~障子池13:22~障子ヶ岳13:46~紫ナデ14:35~大クビト15:00~登山口駐車場16:03~南股沢出合16:21~駐車場所16:23

今回の山行では特に大休憩は取らなかった。
小休憩を細かく取り、水分補給もカロリー補給や昼食もその中で行った。
単独行だからこそといえるやり方でもあるが、沢登りではこれが普通なので沢登りの影響といえるかもしれない。
いつも悩まされる靴擦れだが、テーピングしたせいもあるが今回は何とか持った。
靴擦れは革の登山靴を履いたときだけで、布のシューズであればほとんど問題にならない。

障子ヶ岳は朝日連峰では比較的登山者の少ない山のようだが、、その山容には惹かれるものがある。
新緑と残雪の頃にも訪れてみたい。
また願望ではあるが、積雪期の障子ガ岳に登ってみたい気もする。
また来よう障子ヶ岳へ!

by torasan-819 | 2009-10-20 08:08 | | Comments(14)
Commented by あにき at 2009-10-21 04:10 x
相変わらず、あのペースで歩いて
よくもこんなに綺麗な写真が撮れるなぁ〜
って感じですね。
実年齢はおいらより10コ上ですが
カラダは10コ若いですよね
Commented by miyagi1305 at 2009-10-21 11:15
展望のコースをお天気に恵まれて最高でしたね。
私はヒメサユリ狙いで逆コースを歩きましたが、山頂付近はガスが
とれずに惜しい思いでした。
ので、そんなこともあり写真楽しませていただきました。
余裕で天狗小屋まで行ったのはさすがですね。
私はバカ平~粟畑間は歩いていたのですが、それでも心細くなるくらい
下りに取ったこのコースが長く感じられました。
私もよく靴づれに悩まされます。
なるべく早めにカットバンを貼るようにしてます。
Commented by torasan-819 at 2009-10-21 17:50
あにきさん
写真はその場その場でパッと撮っているだけなので恥ずかしいです。
オイラより10コ上なのに、オイラより体力もあり速い人が現実にいるので、オイラなんてまだまだですよ。
体力的には今後なるべく長く今の状態を維持していきたいんですが、どうなりますことやら。
いずれにしても継続が大事だと思ってます。
Commented by torasan-819 at 2009-10-21 17:59
miyagi1305さん
2007年に歩かれたのをブログで読みました。
その時にSONEさんとの偶然の出会いもあったとのこと。
そんなこともあるから山は楽しいですね。
朝日は(飯豊はもっと)山頂までが長いですが、疲れて下山するときはさらに長く感じられウンザリすることもあります。
ところで登山靴ですが、オイラは柔らかいものにチェンジしようかと考えてます。
沢登りで使った柔らかい沢シューズが、足首の角度を自由に使えて思いのほかオイラには合っていたもので。
Commented by はなゴン at 2009-10-21 22:37 x
カッコいい山ですね~
障子ケ岳は昨年小朝日から見惚れた山でした。
紅葉も素晴らしいし、大スラブもゾクゾクします。是非いってみたい山ですね。
ところで、’沢登りばかりしていたせいか、少し足に重さを感じてくる’
を感じられましたか。そうなんです。沢ばかりやってると、(特に日帰りばかりだと)重荷を担ぐことが出来なくなってくるので危険です(笑)
注意しましょー
Commented by torasan-819 at 2009-10-22 06:53
はなゴンさん
小朝日に登ったんですか。
障子ケ岳は朝日連峰の主稜線からは外れた北端に位置していますが印象的な山ですね。
はなゴンさんの言うとおり、これからは冬に備えて荷を担ぐ訓練もしておかないとと思ってます。
Commented by lc4adv at 2009-10-22 10:00
障子ケ岳は独立峰みたいな山景ですね。
高1の夏山合宿でバカ平から飯豊鉱泉まで縦走したんですが、もう覚えてないです。
来年そこは以東岳から縦走したいなあ。
最近、朝日連邦で運転代行や送迎サービスが使えるの知りました。


Commented by torasan-819 at 2009-10-22 21:11
lc4advさん
とても高さが1500m以下の山には見えませんね。
豪雪により削られた急峻な岩肌がそういう印象を与えるんでしょうね。
以東岳からの縦走は歩きがいありそうです。
オイラも来年はチャレンジしようかな?
運転代行は知りませんでした。
そういうのあるんですね~
縦走のバリエーションが広がりますが料金が気になるところです。
Commented by utinopetika2 at 2009-10-22 21:13
北アルプスのような山容ですね。
大スラブは写真でみているだけでも、ゾクゾクしてきます。
みなさん登られている様で、メジャーなんですね。
全く知りませんでした。
Commented by torasan-819 at 2009-10-22 21:40
utinopetika2さん
北アルプスとは比ぶるべくもないと思いますが、なかなか迫力のある姿ですよね。
どうしても小朝日に大朝日や以東岳など主稜線に連なる1800m級の山々からすると知られていないと思います。
でもご覧のように登高意欲が湧いてくる山ですよ。
機会があれば是非登ってみてください。
Commented by kaiya at 2009-10-23 00:58 x
南俣沢出合からのルートは未だ行ったことがありませんでしたが、粟畑側から見る障子ヶ岳は、やっぱり美しいですね!!
紅葉も、終わりに近づいた色合いが、とても素敵です。
自分のフォトアルバムに頂戴しました(^^)
障子ヶ岳から朝日縦走のメインルートまでは、真夏に行きましたが、暑さのせいもあって私には結構キツかったです。
途中の水場も7月末を過ぎると、登山道よりもかなり下に降りないと水が飲めなくなるそうで、2リットル用意してきた水を途中で飲み干してしまい、苦しい思いをしました。
今度また、涼しい時期に障子ヶ岳~以東岳コースを登ってみたいと思います。
Commented by pot at 2009-10-23 02:19 x
コシアブラの木をはじめて見ました。写真ありがとうございます。なにしろ葉っぱしか見たことないもので。やっぱりコシアブラのカタチしてますね。

Commented by torasan-819 at 2009-10-23 07:51
kaiyaさん
障子ケ岳から主稜線まではけっこう距離がありますよね。
オイラはオツボ峰から以東岳まで歩きたいと思っています。
出合川までいったん700mも下ってまた登るというキツイコースなので歩きがいがありそうです。
暑い時期の水には注意しないといけませんよね。
沢登りの場合は水をあまり気にしないですむのでその点は楽ですよ~
Commented by torasan-819 at 2009-10-23 07:55
potさん
コシアブラはこの時期は葉の色で目星がつきます。
でも他にもレモンイエローの紅葉になる木もあるので注意です。
枝の出かたとか葉の付き方とかで判別できますけどね。
そちらでは紅葉もこれからでしょうから、今のうちに木を探しておけば来春に新芽をゲットできますね!


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