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2010年 10月 30日
朝日連峰 障子ヶ岳 ~ 2010年10月18日
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山名      障子ヶ岳(1,481.5m) 天狗角力取山(1,376m)
山行期間   2010年10月18日(月)
山行形態   一般登山
山域      朝日連峰
地形図    大井沢
天候      晴れ
参加者    単独
行程      障子口7:46~出谷向沢7:53~大クビト9:07~紫ナデ9:34~障子ヶ岳10:23-10:53~粟畑11:32~天狗角力取山11:49~
         粟畑12:02~猟師の水場12:57~(休憩30分)~バカ平14:30頃~天狗口14:42~南股沢出合14:46~障子口15:21
行動時間   7時間35分
移動距離   約18km
累積標高差 約+1,550m -1,550m
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昨年朝日連峰の障子ヶ岳に初めて登ったのは10月17日だった。その時は大井沢から入り右回りに周回したのだが、次回は左回りに周回しようと思った。午前中の逆光でない障子ヶ岳を見ながら登りたいと思ったからだ。10月は諸行事も多くてなかなか天気に合わせた日程が取れないのだが、幸い天気の良さそうな18日に代休を当てることができたので1年ぶりの障子ヶ岳に向かうことにした。午前6時前に自宅を出発、高速に乗り月山ICを目指す。晴れていることもあり気温は低く道路の温度計では7度だった。





月山ICを降りるとR112の下を潜り寒河江川沿いに大井沢集落へ向かう。障子ヶ岳の登山口へは大井沢川の橋の手前で右折して林道に入るのだが、案内板は小さいので見落とさないようにしたい。細い道を3キロほど走ると南俣沢出合の橋だ。ここから左に入れば昨年登った天狗口となる。今日はこのまま橋を渡り林道を終点まで進む。ほどなく障子口に到着。平日ということもあり他に車は無い。今日も静かな山歩きが楽しめそうだ。

                         南俣沢出合
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                         障子口
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日帰り装備で軽量なザックを背負い登山道へ。杉林を通り出谷向沢を渡るといよいよ急登が始まる。ところでこの出谷向沢だが、現地の道標にはそう記してある。しかし地形図では出合吹沢となっている。おそらく地元で「でやぶき」とか「でやむき」や「であーぶけ」など訛りもあり、喋る人聞く人書き記す人で微妙に異なってくるのだろうと思う。このような例はどこにでもあり、場合によっては地図を片手に悩んでしまったりもする。さて、この出谷向沢以降は障子ヶ岳どころか天狗小屋まで水場は無くなるので、必要があれば補給しておきたい。

                         出谷向沢
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                         この辺りの紅葉はまだこれから
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                         左に見える竜ヶ岳
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                         徐々に紅葉が深まる
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                         障子ヶ岳が見えてくる
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結構な急登がしばらく続き汗を絞られる。やがて左手に午後から下ることになる登山道のある尾根が見えてくる。紅葉の具合だが昨年に比べると今ひとつという感じだ。茶色い枯れ葉が多いような気がする。それでも快晴の尾根筋を歩くのは気持ちが良い。一部にはロープのあるザレ場もあるので落ち着いて歩きたい。前方やや左手に障子ヶ岳が見えてくる。大クビトという鞍部を過ぎもうひと登りして1100mほどになると傾斜が穏やかになり視界が広がる。右手には赤見堂岳(1,445.5m)、石見堂岳(1,286m)そして月山(1,979.5m)が眺められる。月山にまでもつながる稜線が合わさる紫ナデ(1,349m)で一休み。

                         ここの紅葉が一番きれいだった
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                         紫ナデ~赤見堂岳の稜線
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                         赤見堂岳と石見堂岳の向こうに月山
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                         障子ヶ岳~粟畑の向こうには大朝日岳などが見える
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障子ヶ岳までは小ピークを越えながら、左側の切れ落ちた尾根道をたどっていくこととなる。近づくにつれ障子ヶ岳の壁のような大スラブが迫ってくる。朝日や飯豊連峰の峰々は、尾根の東側と西側でその様相がかなり異なる山が多い。日本海からの湿った西風による大量の降雪により、尾根の東側は削られて急峻な場合が多いのだ。きた。特に朝日岳は顕著であるといえる。壁のように切り立っているが、その岩肌は思いのほか滑らかで優しく女性的な感じさえする。紫ナデからいったん下り始めると男女2人の登山者とスライド。障子ヶ岳の南側で熊の糞を見たとの情報を得る。標高がさほど高くなくて小ぶりな障子ヶ岳だが、そのアルペン的な姿は朝日連峰の中にあっても異色の存在だろう。しかし大朝日岳や以東岳に比較すれば登山者のあまり多くない山でもある。いくつもの滝をかけて山頂へと突き上げる中先沢が見える。あの沢を登る猛者もいるのだろう。

                         手前の小ピークが小障子
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                         スラブ壁が大迫力だ
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                         スラブ壁の上から覗きこむ
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                         稜線を振り返り見る
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                         障子ヶ岳山頂
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小障子のピークからは山頂までの急登があるが、長くはないのでゆっくりと歩いて山頂を目指す。登り切って山頂かと思ったら、さらに100m以上南へ行ったところが山頂で標柱があった。360度のパノラマを楽しみながら少し早い昼食にする。南西方向に以東岳が見え、視線を南に移していくと大朝日岳までの朝日連峰の主稜線がすべて見渡せる。今年はできなかったが、来年はじっくりと縦走をしてみたいものだと思う。朝の気温の割には山頂は穏やかで寒くはなかった。景色を眺めながら30分もゆっくりできたのはそのためだ。

                         左から小朝日岳~大朝日岳~西朝日岳(望遠)
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                         竜門山~寒江山
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                         以東岳
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                         遠く月山を望む
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山頂から南側へ尾根道を下り始めると30代くらいの単独男性とスライド。彼は私と逆回りで周回だという。振り返って見る障子ヶ岳は三角形の尖った山容が魅力的で、何度も振り返りカメラに収める。粟畑の分岐で右へ進み、昨年同様天狗角力取山まで行き引き返すことにする。途中少し下ったところのある天狗小屋には誰もいないようだった。天狗角力取山で山座同定など試みるも、私はあまり得意でなく今ひとつ確信がない。さてそろそろ下山するとしようか。

                         振り返り見る障子ヶ岳
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                         障子池
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                         天狗小屋
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                         以東岳をバックに
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粟畑の分岐まで戻り、なぜかここだけ数百mある石敷きの登山道を下り雨量のロボット観測所を過ぎると、後はひたすら尾根を天狗口まで下るのみ。途中竜ヶ岳の北斜面のトラバース区間に小沢があり水が取れるので喉を潤した。登山地図では水場が2箇所になっているが、その間に猟師の水場なる小さな水場もあった。時間には余裕があり急ぐこともないと、水を飲んだり自然の中で30分ほどまったりと休憩した。南股沢出合まで下り林道を障子口へと登り返していると、山頂近くであった単独男性と遭遇ししばし話しをする。彼は2週間前にも障子ヶ岳に登ったのだがガスで展望が無く、今日はリベンジに来たのだという。今回の周回では昨年より時間がかかったが、下山中休憩や会話で40分ほど費やしたのでこんなものだろうか。

                         石敷きの登山道
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                         ナナカマドと障子ヶ岳
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                         青空に紅葉が映える
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                         気持ちの良い尾根道
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大井沢に下り湯ったり館で汗を流したが、ここはかけ流しのいい温泉で朝日に来たときはだいたい入浴している。その後は小腹が空いたのでなじみの民宿大原で食事をすることに。蕎麦とキノコ汁に舌鼓を打つ。ついでに民宿の旦那さんが採ってきたマイタケを譲ってもらってお土産にする。天気も良かったし温泉と秋の味覚も堪能した山行となった。

by torasan-819 | 2010-10-30 08:57 | | Comments(12)
Commented by NON at 2010-10-30 22:10 x
やっぱり東北の紅葉は素晴らしいですね(^_^) ニコッ
朝日・飯豊連峰行ってみたい山です。
こうしてトラさんや皆さんのブログを見せていただいて、夢は広がります。

写真もでっかい方が迫力あっていいわ~
写真だけブログもいいかも!!
Commented by odamaki at 2010-10-30 22:44 x
障子の紅葉いいですね~
それと民宿大原、トラさんも常連だったのですね!
私もあそこのキノコ蕎麦はキノコが盛り沢山で好きです。
Commented by マロ7 at 2010-10-31 00:12 x
眩いばかりの紅葉ですね。
代休もいい天気に取れますね。
休暇で山に行くとなるとまだまだ難しい部分があります。
まだ、未踏なのですがはじめはどちら周りがいいすか。
もう、雪降ったから来年ですね。
トラさんで7時間、おらは10時間、いや1泊したほうがいいかな。ヽ(`○´)/
Commented by torasan-819 at 2010-10-31 01:12
NONさん
朝日・飯豊はイイですよ~(笑)
標高はさほどではないけど東北だけに北アルプスなどの2000m以上の山と同等の気象条件ではないかと思います。
日程を取ってじっくり縦走されることをお勧めします。
都合が合えばみんなでワイワイと歩くのもいいですね(^_-)-☆
Commented by torasan-819 at 2010-10-31 01:18
odamakiさん
おやodamakiさんも大原常連組でしたか!
これまでは値段を言ってその範囲でおまかせにしてましたが、今回は昼食と夕食の間だったので軽く蕎麦メインにしました。
あそこのおばさんは一回目から顔を覚えてくれましたし。
もちろん山菜にキノコの食事が美味しいのでついついリピーターになってしまいました。
まだ泊まったことがないので近いうちに泊まってみたいと思っています。
Commented by torasan-819 at 2010-10-31 01:29
マロ7さん
ん~両回り歩いてみてはいかがですか?私みたいに(笑)
天気の安定した日を選べばまだまだ大丈夫ですよ。
でももしものためにそれなりの装備は必要ですが。
今回実は小屋泊まりで以東岳まで足を延ばそうと考えていたのです。
でもやはり2日間は日程が取れなくて日帰りにしました。
やはり縦走したいですね~日帰りだと勿体ないのです。
周回に10時間はかからないですよ。
天狗角力取山まで行かなければ周回で7時間はなんの問題もないと思います。
足の早い人は5時間で歩いていますし。
あえて天狗小屋で1泊のゆったり登山もいいかもしれませんね。
そうなればお酒を担ぎ上げて宴会ですね(笑)
Commented by utinopetika2 at 2010-10-31 21:33
最近お忙しいのか、リポートが少ないと思っていたのですが、しっかり登ってたんですね。
この時期、障子ヶ岳は人気なのでしょうか。
登られる人の記録を目にします。
ここは来年登りたいところです。
Commented by leviathan05 at 2010-11-01 00:06
見事な紅葉と、魅力的な山容ですね。
朝日連峰だけど新潟からは裏側になり見えないようです。  
機会があれば(あるか?)登ってみたいですね。 
Commented by lc4adv at 2010-11-01 07:41
スラブ壁が巨大な盆栽のよう。紅葉が奇麗ですね。
来年にでも登ってみます。
昔バカ平から登っているはずなんですが、バテバテで記憶にないんです。
Commented by torasan-819 at 2010-11-01 20:18
utinopetika2さん
朝日連峰でも大朝日岳などに比べれば登山者は少ないと思います。
でも障子ヶ岳の山容を眺めながらの静かな山歩きを楽しみたい人が私以外にもいるということですね(笑)
utinopetika2さんと今年飯豊を縦走しましたから来年は朝日縦走やりますか~
Commented by torasan-819 at 2010-11-01 20:21
leviathan05さん
新潟側からは以東岳の蔭になりますからね。
来年はおういんの尾根からも登ってみたいです。
Commented by torasan-819 at 2010-11-01 20:25
lc4advさん
高校の山岳部時代ですか?
私が祝瓶山からlc4advさんが障子ヶ岳から縦走し竜門小屋で落ち合うのもいいかも(笑)


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