
昨夜は仕事が終わってから「ザ・ロード」という映画を見に行った。
世界が破滅した後の世界を描いた作品は多いが、この映画もそういった映画のひとつに数えられるかもしれない。
おそらく核戦争後と思われる荒廃した世界を旅する父と子。
核の冬といわれる地球的規模の環境変動により生物が死に絶えた世界で生きようとあがく人々。
父と子は人を喰らう暴虐の徒が跋扈する中で懸命に生き抜こうとする。
しかし時には「死にたい」と息子が漏らすが父はそれをたしなめる。
我々は「火」を運ばねばならないのだと…
正義とか希望という言葉さえ空しくなる世界において人は何を目的に生きるのか。
なんとも重苦しく寒々とした映画だが、父と子の心の通い合いが切ないほど感じられる。
思わず映画の父子を自分と息子ならと考えてしまった。
核戦争後の荒廃した世界を旅するというと、今年見た「ザ・ウォーカー」もそうだったが物語はまったく異なる造りとなっている。
原作はアメリカの作家コーマック・マッカーシーが2006年に発表した小説で、この小説はピューリッツァー賞を受賞したという。
ちなみにレイトショーで見たのだが、174席の映画館に観客は私1人だけだった。
どうりで寒々しく感じたわけだ(笑)