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2012年 01月 21日
![]() ====================================================================== 山域山名 蔵王連峰 刈田岳(1,758m) 熊野岳(1,840.5m) 山行期間 2012年1月19日(木) 山行形態 山スキー 天候 晴れ 参加者 単独 行程 すみかわスキー場5:56~ゲレンデトップ付近7:00~刈田岳8:13~熊野岳避難小屋8:58~熊野岳9:09-9:22~ 刈田岳10:03-10:20~すみかわスキー場11:25 行動時間 5時間29分 移動距離 約16.3km (GPS計測) 累積標高差 約±947m (GPS計測) ====================================================================== そろそろ蔵王の樹氷はどうだろうかと気になり始めていた。天気予報では18日19日と好天のようで、何とか仕事の都合のついた19日午前中に刈田岳へ樹氷の様子を見に行くことにした。午前4時半から登高開始と意気込んだ計画としたが、結局起きた時間がそのくらいになってしまった。真っ暗な中、すみかわスキー場へと車を走らせる。昨日から雪は降っていないようで、フラットな積雪路のエコーラインを快調に高度を上げる。スキー場につくと、刈田岳方向へ登る人は誰も来ていないようだ。ヘッデンを点けて観光道路を歩き始める。 後烏帽子岳と屏風岳 ![]() 観光道路を歩く ![]() 観光道路はスキー場から大黒天までつながる未舗装の道だが、冬は樹氷見物の雪上車がその上を走っている。スキー場のゲレンデを歩いてもいいのだが、辺りは真っ暗なので手っ取り早く観光道路を歩くことにした。キンキンと冷えた空気の中、ビンディングのカシャカシャという音と息づかいだけが聞こえる。しばらく歩くとあとみゲレンデのリフト乗り場で、辺りが少し明るくなってくる。もうヘッデンはいらなくなった。あとみゲレンデを直登して一気に高度を上げてもいいのだが、ゲレンデの下を横切る観光道路をそのまま歩くことにする。右カーブにさしかかると後烏帽子岳と屏風岳が見えてくる。ゲレンデトップから来ると観光道路に合流する左カーブの辺りはまだ段差があり、積雪量が少ないことを伺わせる。 中央コースはまだヤブが出ている ![]() 除雪の目印柱が高く見える ![]() 刈田岳が見えてきた ![]() 樹氷もまだスリム体型 ![]() ツアールートの中央コースは観光道路を横切っているのだが、うっかり通り過ぎてしまい少し戻る。スキーやスノーシューのトレースもあり昨日はそれなりに人が入ったようだ。やっと背中から朝日が当たるようになる。自分の影を右前に見ながら歩いていく。始めのうちはまだルート上のヤブが埋まりきってなく歩きづらい。左足のアキレス腱の辺りが靴擦れになりかかっていて、だましだまし歩くのでペースを上げられない。大黒天の少し上でエコーラインのカーブに近づくと、除雪用の目印になる柱が高々と見えていて、雪が少ないことにちょっと驚く。前方に見える刈田岳は青空をバックにクリアーに見えていて、距離も近く感じる。左手には前山、杉ヶ峰へと至る鞍部が見えてきた。宮城蔵王の樹氷はこの辺りが見事なのだが、見える範囲の樹氷はまだ細くてスノーモンスターというにはもう少しという感じだ。今週末からは冬型が強くなるらしいので、成長してくれるのではないだろうか。 刈田岳にある刈田嶺神社 ![]() 定番アングルのお釜 ![]() 馬の背の先にある熊野岳はガスの中 ![]() 道標のエビのしっぽ ![]() 熊野岳山頂より朝日連峰の方向 ![]() 最短ルートの東尾根を登ると、少し岩が見えている所もある。今日は風が無いので有り難い。天気が良くても吹かれると、遮るもののない稜線の登りは辛くなる。刈田岳にある刈田嶺神社も分厚い雪化粧というか氷結している。熊野岳方向は薄いガスに覆われているが、時間的にピストン可能なので休まずこのまま向かうことにする。馬の背はシュカブラで覆われていて歩きづらいので、いくらかトレースのある道標沿いに進む。薄いガスでお釜はあまり見えない。熊野岳避難小屋を経由して熊野岳へ。奥羽山脈の向こう日本海側は雲が多く、期待した朝日連峰などの眺めは得られず残念。それどころか指呼の先にある地蔵山、三宝荒神山もよく見えない。しばらく待つほどの余裕は無いので小休憩しシールを外す。と携帯に電話が入り出てみると職場から。こんな時の電話はトラブった時と相場が決まっているのだが、案の定そうだった。まさか熊野岳の頂上にいるとも言えず、指示をして午後から対処すると伝える。さてとにかく下山だ。 熊野岳南斜面へ ![]() ガスが晴れて馬の背から刈田岳 ![]() 振り返ると熊野岳がクッキリと ![]() お釜の向こうに雁戸山が見える ![]() 刈田峠から前山、杉ヶ峰、屏風岳 ![]() 取材のヘリか ![]() 井戸沢源頭からエコーラインを見下ろす ![]() 雪庇はまだ発達していない ![]() 井戸沢源頭にシュプールを刻む ![]() 熊野岳の南斜面を滑り降りるが、シュカブラで滑りにくくこれではシールを外した意味がない。馬の背の登山道に合流してしばらくそのまま進むが、結局再度シールを付けることになった。ガスは晴れてきて今度はお釜もハッキリと見える。刈田岳に登り返すとヘリコプターが頭上に飛んできた。どうも取材のようで、何度も行ったり来たりしている。鞍部になる刈田峠の樹氷はなるほど結構大きくなっているようだ。下りて見たいが今日は時間切れだ。刈田岳避難小屋で昼食休憩とする。休日なら結構賑わうのだが、今日はまだ誰も登ってきてはいない。雪の状態も良いので、避難小屋直下の井戸沢源頭斜面を滑り降りることにする。2年前は自分には無理と思った斜面だが、今は不格好ながらそれなりにターンを刻みエコーラインまで滑り下りる。 スノーモンスターと言えるまでにはもう少し ![]() 標高1580m付近 ![]() 標高1300m賽の磧付近はこの状態 ![]() 中央コースを戻る途中、今日初めて人(3組計4人)とすれ違う。中央コースはそのままゲレンデトップにつながる。さっさとゲレンデを滑ればよいものを、途中で賽の磧上部の斜面の様子を見たくなり、わざわざヤブをトラバースして行ったのが失敗だった。下るにしたがい気温が上がり、雪は柔らかいうえに湿った重い雪に変化し、スキーが走らない。まるで春スキーのような感じだ。窪ではハマってスキーを脱ぎツボ足になる有様。素直にゲレンデを下れば良かったと後悔するも遅い。倍もの時間をかけてやっと駐車場へ到着した。自宅へ戻りシャワーを浴びて職場に何食わぬ顔で出勤。今度は成長したモンスターを見にまた登ろう。 ルート図 ( 往路:赤 復路:青 ) ![]()
by torasan-819
| 2012-01-21 22:12
| 山スキー
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Comments(10)
19日は早朝から登ったのですね。中央コースのトレース、20日に利用させていただきました。刈田の手前にもありましたね。
昨日はホワイトアウトでよく見えませんでしたが、樹氷はまだ成長中ですか。刈田の南西斜面の樹氷が毎年楽しみで行ってます。 晴れた日に行って見たいです。
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ranger3yujiさん
そうしないと登れなかったもので(笑) 仕事を午後に集中させて、午前中の高速山行を時々やっています。 本当はもっとゆっくり山を楽しみたいのですが仕方ないです。 好天狙いでまた行こうと思ってますが、ranger3yujiさんとバッタリ会ったりして。
やっぱねぇ!
あの晴天、天気がいいときは自宅から屏風の壁が見えるんですけど、指くわえて見てました。 そしてひょっとしたらトラさん仕事に都合つけて行ってるんじゃないの、なんて話をしていたんですよ。まさかほんとに行ってるとは… うらやますぃ〜〜〜〜〜!
実は自分も木曜、西吾妻を狙ってました。でも、山形は水曜快晴で木曜曇り。次回そこは。
Tobyさん
ワタクシの行動パターンが読まれてますね~ 何日も前から天気予報を見て、職場の微妙な人間関係のバランスも見て(笑)天気が良ければいざ決行です。 躊躇してはいられません、人生は限りあるのですから(^^)v
お久しぶりです。19日もおだやかでよかったですね。
ゲレンデ下から登ってお昼前に下山はさすがトラさんです。 私は下りも出来ればリフトに乗りたかった~。 スノーシューはその点がちょっとです。 よい景色を見ながらキ~ンと冷えた空気の中を歩くのはなんともいえませんね。
ebiyanさん
いえいえebiyanさんの脚にも驚きましたよ。 だって午後2時にまだ熊野岳でしょ? そこからスノーシューで下山ですから… キンキンと冷えた空気の気持ちよさは知らない人には理解できないかもしれませんね。 |
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