2012年 07月 17日
====================================================================== 山域山名 蔵王・白石川松川流域濁川支流振子沢 山行期間 2012年7月16日(月) 山行形態 沢登り 天候 晴れ時々曇り 参加者 4名(L:ナマステさん・加ト幹事長さん・odamakiさん・トラ山) 行程 賽ノ磧8:24~振子沢出合9:02~振子滝9:46~休憩10:20-10:47~五色岳12:12~大黒天13:55 行動時間 5時間31分 移動距離 6.5km (GPS計測) 累積標高差 +951m -752m (GPS計測) 装備 日帰り沢装備(ロープ50m×1) ====================================================================== 3連休の月曜日だけ空いたので、沢登りのパーティーを組みたくて山友の皆さんに声をかけたら、ナマステさんから返信があった。毎年この時期はナマステさんの企画で振子沢を沢登りしていたのだが、今回は五色岳東稜尾根下りを考えているとのこと。なにやら面白そうではないか。その企画乗ったとばかりに参加させてもらうことにした。遠刈田温泉でナマステさんと合流しエコーラインを登る。今日のゴール地点となる大黒天に車を1台デポすると、賽ノ磧の駐車場に戻りスタートした。 ひよどり越へと向かう 対岸に小さく上下段の振子滝が見える ヤマオダマキ 濁川から振子沢に入る 小滝で遊びながら登っていく 振子沢は沢登りとしてはやさしい沢といえる。振子滝までは大きな滝もなく、楽しみながら登っていくことが出来る。初心者でもちょっとした助けがあれば問題はなく、やがて現れる振子滝に歓声をあげることとなる。沢靴でなくとも遡行可能だ。事実今回参加の4人中、加ト幹事長さんは長靴なのだ。自分もよく長靴で山登りをするが、長靴は日本の山を歩くのには合っていると思う。ただし、加ト幹事長さんも片足そうなっていたが、長靴の中に水が入るとかなり気持ち悪いことになるのが欠点と言えば欠点。 1年ぶりの振子滝(下段) 滝に打たれてみた(笑)※odamakiさん画像 下段を左から巻き上がり水線を横切り上段は右から巻く 気を抜けない落ち口へのトラバース 振子滝は直登できないので巻く。下段は左壁からブッシュを手がかりに登っていけるが、落石をおこさないよう注意したい。上段は右の斜面から巻くが、ブッシュの少ない滑りやすい斜面もあり注意が必要。落ち口へはトラバースするようになるが、滑落しないように慎重に通過したい。 休憩のおやつはシャーベットアイス 振子滝の上は景観が一変する 人も一変する… 何度見てもあきない眺め 左手には五色岳ドーム チャレンジしたが結局登れず※odamakiさん画像 左手上にはロバの耳 振子滝から上は景観がガラッと変わって岩稜となる。この変化が素晴らしく、振子沢を何度登っても飽きない。沢はその昔溶岩が固まった火成岩を、削り磨いて流れている。砂礫の地面にはコマクサが咲いている。花期はもう終盤だろうが、それでもまだまだ咲いている。今日は振子沢を忠実に源頭まで詰めた。五色岳の北側コルに出ると風がかなり強い。ここにもコマクサの群落がある。コマクサを傷めないように気を付けて眺めよう。 コマクサが咲いていた 刈田岳はかなり賑わっていたらしい 五色岳 五色岳から濁川方向に延びる尾根を行く ケルンがあるだけの五色岳山頂を過ぎると、薄い踏み跡のある五色岳東面へ延びる尾根へと踏み出す。今日はナマステさんの計画で、五色岳東稜尾根を下降するつもりなのだ。さて、ここから先はルートを詳細には記さず、GPSのルート図もカットすることにする。自分で地形を見て判断できるくらいの人でなければ、この地帯を歩くのは危険だと思うからだ。我々も結局、五色岳東面のダイレクト下降は断念した。懸垂下降もするつもりで装備も持っていったのだが、何しろ岩がもろくて支点が取れないのだ。結果的には岩壁を迂回し、1547ピークを経由して濁川に降り立つことが出来た。濁川を渡渉して右岸を登れば、涼を求める観光客が賑わう大黒天だ。この程度の記載でも、どの辺りを歩いたのか分かる人は分かるだろう。何しろ大黒天からも丸見えなのだから。事実、最近人が歩いている証拠が何箇所も見つかり、こんなところを歩いている人達が我々以外にもいるのだなと感慨深かった。もしかすると、以前はもっと歩く人が多かったのかもしれない。そのことを引き継いで知っている人達がいるのかもしれない。などと想像はかき立てられるのだが、今のところ本当のことはまったくの謎だ。いずれにしても非常に変化に富んだ、面白いルートであったことは間違いない。 なぜかポーズを決めるふたり まるで富士山の須走のような斜面(まだ行ったことはないが)※加ト幹事長さん画像 五色岳東面のダイレクト下降は危険なので諦めた 濁川方向に下降する 高山植物の女王 五色岳東面を見上げる ハイマツの細尾根を越える 濁川の谷の間から望む刈田岳 大黒天に登り返してゴール ※この日は知り合いの方が大挙?してこの辺りの山域を訪れていた。お互いの予定など全然知らないのに4組も! 皆さん考えることは同じということかな。 SONEさん マロ7さん utinopetika2さん ルート図(五色岳から先は内緒)
by torasan-819
| 2012-07-17 20:04
| 沢登り
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Comments(20)
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加ト幹事長
at 2012-07-19 17:18
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「修行するぞ~!」の図は誰の追随も許さぬ特許モノですなぁ(ホレボレ)。
が、シャーベットの強制配給?は、いぎなりあだましゃっけぐなって死ぬがど思ったど!紳士のトラさんらしくない行為で残念でした(爆)。
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torasan-819 at 2012-07-19 18:04
加ト幹事長さん
滝があったら打たれてみようです(笑) シャーベットは配給を焦りすぎました。 みんな頭が痛くて悶絶してましたしね(苦笑) 後までとっておいた方が有り難がってもらえたようです。 次回はそうしますかね。
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odamaki
at 2012-07-19 19:58
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頭ズキズキアイス、2年目ですがサプライズ最高~でした!
カメラを向けられるとカトカンさんと無意識にポーズを決めてしまうのは何故なんでしょうね^^; トラさんのカメラマジック? 今回のコース難しかったですが新たな発見もありみなさんのお陰で楽しかったです。
頼もしい助っ人有難う御座いました、
シャーベット、前回、悶絶したので鶏並の学習能力は有ったので急がず食べましたが、 いただいた受け皿が手の平だったので、こちらも相当しんどかったので、急いで口に詰めました、 脳みそに激痛が走り、このまま冷たくなるんじゃないと思いました
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torasan-819 at 2012-07-19 21:14
odamakiさん
蔵王はホント面白いですね。 今回歩いたところは、観光客が大勢いるエリアと近いのに別世界というギャップが面白かったです。 大黒天や駒草平から我々が見えた人もいたでしょうけど、どんなふうに思っていたんだろうと考えると愉快です。 次回もポーズをお願いします(笑)
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torasan-819 at 2012-07-19 21:16
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マロ7
at 2012-07-19 21:18
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我もシャーベットを持っていきましたが、時間の関係で開けないでしまいました。豪華メンバーのヒヨドリ越えをもしかしてと思いながらみていました。
教えてください。五色岳東稜壁の白ペンキでの○はなんでしょうか。ルートを示しているのですよね。(^^) ここは、昔からの参拝道なのでしょうか。
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torasan-819 at 2012-07-19 21:43
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utinopetika2 at 2012-07-19 22:27
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torasan-819 at 2012-07-19 22:48
でた~シャーベット!!
汗どっぷりかいて喉が渇いた時に冷たいシャーベットはたまらない~頭が痛くなって(^O^)きゃはは でも山で食べてみたい^^ 夏の蔵王、それも振り子沢を詰めてとは、何てステキ 写真見てたら、すぐにでも飛んで行きたい気分です。
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mt.racco
at 2012-07-20 18:16
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SONE
at 2012-07-20 20:28
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五色岳から新規のルートを下るとお聞きして、大体のコースを予想しておりましたが、概ね正解でした。
剣ヶ峰からトラ山さん達が降りたルートの軌跡が見えていましたよ。 それにしてもお顔を存じていなかったとは言え、駐車場では失礼いたしました。まさかトラ山さんや、お名前だけ存じていた面々とは知りませんでしたよ(@_@;) この日の暑さでは沢は気持ち良かったでしょうね。 またお会いできる日を楽しみにしております。
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morino
at 2012-07-20 22:05
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あらら、ニアミスでしたねー。
休憩していたら沢屋さんたちが見えましたけど、torasanご一行とは・・・。 アグレッシブな山行に目を見張っておりました。 いずれどこかの山でお目にかかりたいものです。
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torasan-819 at 2012-07-21 00:18
NONさん
そちらの会山行と重なっていなければ、声かけたらきっとすっ飛んできたでしょうね(笑) 振子沢は沢登りとしてはかなり短いのですが、変化がありヤブこぎも無く面白いコースです。 機会を作って是非来てくださいね。
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torasan-819 at 2012-07-21 00:28
mt.raccoさん
このところ週末天気悪いわりに平日が良かったりしてますからね。 ワタクシの場合は地の利があるのですが、そちらはそうはいかないでしょうから難しいでしょう。 でも梅雨も終わるし青空は嫌ッというくらい拝めますよ(^^)v 大滝沢リベンジは28日(土)の方向で調整中です。
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torasan-819 at 2012-07-21 00:34
SONEさん
あやっぱり踏み跡見えましたか。 今回歩いたルートは遮るもの無しで見え見えですからね。 振子沢は水遊びとしては物足りないのですが、ルートの一部に振子沢があることで、全体として変化に富んで面白いコースになるので好きです。 SONEさんとはまた近いうちに山で会えるような気がしています。 その時はまたよろしくお願いします。
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torasan-819 at 2012-07-21 00:44
morinoさん
この日はブロガーの皆さん大集結でしたね。 目が同じようなところ、しかも一般登山者は歩かないようなところに向くのは良いのか悪いのか(笑) だんだん近づいてきましたから、次はきっとスライドしますよきっと。 その時はよろしくといっても、お互い顔を知らないわけですがなんとなくわかるでしょ(爆)
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Mt.Racco
at 2012-07-21 07:58
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torasan-819 at 2012-07-21 18:30
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