2014年 06月 09日
読書「クライマー魂」

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「クライマー魂」という何ともストレートな題名に引かれた。著者は木本哲さんという方なのだが、読んで初めてこの方がクライミングの世界では凄い方であり、日本の登山界を代表するひとりなのだとわかった次第。自分はあまりトップクライマーが誰それとかいうことには疎いのだ。450ページにもなる分厚い本には、木本氏が山の世界に入り、数々の経験を経て成長していく過程が描かれている。山を始めてがむしゃらに登っていた氏が、山から学び仲間から学び、葛藤しながら成長していく。氏は「山は常に学びの場である」と書いている。それは裏山でも8000mの高峰であってもだ。また「困難を克服していく行為そのものが持つ愉しみ」とも書いている。本木氏がずっと求め続けてきたものは、冒険であり未知のものに挑戦することにより得られる強烈な「生」の実感なのかもしれない。これから真摯に山に、特にクライミングに取り組んでみようという人には好書だろう。




by torasan-819 | 2014-06-09 22:18 | | Comments(0)


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