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2014年 08月 18日
雨の北アルプス立山 ~ 2014年14日~16日
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14日の夕方に出発し北アルプスを目指した。白峰会の夏山合宿にゲストとして参加させてもらっての山行だ。夏山縦走も11名と大所帯のパーティーも、自分にとっては久しぶりとなる。15日は剱沢キャンプ場でテン泊。16日に剣岳登頂を目指すのだが、自分を含めた3名は八峰のバリエーションを狙うつもりだ。17日は立山三山を縦走し帰宅するというもの。剱岳も立山も未踏の自分にとっては魅力的な山行だ。ただし、山天気予報によると天候は非常に不安定で、雨に風、雷もありうるとのこと。心配ではあるが、山は行ってみなければ分からない。現地で判断しダメならスゴスゴと帰ってくればいい。とにかく向かってみよう。




                         15日朝、雨の中を歩く
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                         雷鳥荘で停滞に変更
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                         夕方一時ガスが晴れた
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                         立山の山々
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                         少しだけ見えた剱岳
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8月15日
富山駅前で見上げる空は曇り。午前6時30分発の富山地鉄のバスに乗り、室堂へと向かう。バス代は片道2,900円だが、富山地鉄の駐車場が無料になる。立山有料道路に入り標高を上げていくと、弥陀ヶ原を過ぎた辺りから徐々にガスの中になる。室堂駅に着くと大勢の観光客や登山者で賑わっている。天気が悪いのにご苦労さんと思うが、自分達も人のことは言えない。カッパを着て歩き始めたが、ミクリガ池を過ぎると風雨が強くなってきた。今日の行動予定は剱沢キャンプ場まで。しかし、この雨でのテント泊は、中高年主体のパーティー(うち70代2人)としては辛い。あっさりと雷鳥荘での停滞に予定変更。寝具無し5,300円の素泊まりだが、温泉に入れるのは嬉しい。部屋が空くのを待つ間に、カッパなどの濡れ物を乾燥室に干しておく。外は強い雨が続いている。部屋に落ち着くともうやることがない。まだ昼前だがひと風呂浴びて宴会となった。夕方雨が上がったので外に出ると、正面に立山が姿を現していた。剱岳もかろうじて見ることができる。明日は剱岳に登りたいとは思うが天気次第だ。下に見える雷鳥沢キャンプ場にはテントが50張りほど。部屋に戻って宴会の続きをすると午後8時過ぎに就寝。

                         16日朝の白峰会10名
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                         雄山へと登る
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                         石畳の登山道が続く
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                         一の越は標高2700m
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                         山頂へはガレ場の登り
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                         落石に注意が必要
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                         山頂板
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                         雄山神社社務所
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8月16日
目が覚めるたび雨音が聞こえる。午前3時起床予定だったような気もするが、雨音に諦め気分となり4時頃まで横になっていた。聞くとみんな同じような考えだったらしい。予報によると今日も明日も天気の回復は望めない。残念だが大幅に予定を変更するしかない。剱岳は完全に諦めて立山の雄山にだけ登り、予定を1日短縮して今日帰ることとなった。どうあがいても天候には勝てないのだ。雷鳥荘を午前5時30分出発。閑散とした室堂駅にテントなどの荷物をデポし、身軽になって雄山へ向かう。雄山は相変わらずガスで見えない。登山道はずっと石畳になっており、雨の日は泥道が当たり前の自分には驚くばかりだ。登っていくと雪渓が現れ、横断した辺りで雨が降り出した。雨に打たれながら一の越に到着。一の越山荘で休憩していると、続々登山者が登ってくる。さすがに立山の雄山は登山者が多い。こんな天気の日は地元の蔵王なら、誰も登ってこないよと仲間と話す。見ると登山者とは言えないような、軽装でビニールガッパをバサバサはためかせた人も登ってくる。サンダル履きの人さえいる。ん~3000m級の山もお手軽になったのかと驚く。これまでの石畳とは打って変わり、一の越から山頂までの標高差300mはガレ場の急登となる。登るのに難しいところはないが、浮き石が多いので落石をおこさないように注意したい。先行する○樹さんを追いかけたら、30数分で山頂に着いてしまった。立山は富士山、白山と並び日本三霊山のひとつ。雄山の山頂には社務所があり、休憩することができる。晴れていれば剱岳、後立山、八ヶ岳、富士山、槍、穂高のみならず、富山湾、能登半島などまでも眺めることが出来るという。今度また来て眺めてみたいものだ。

                         雨でも賑わう室堂駅
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                         午後1時30分束の間の晴れ
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                         ミクリガ池
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山頂には30分ほどゆっくり滞在して下山。一の越からは浄土山を回って室堂までの予定だったが、分岐を左に進んだとたん暴風にヒョウが叩き付けてきた。ほうほうの体で一の越山荘に逃げ戻り様子を見ることに。登山者が続々と逃げ込んでくる。驚いたのは小さい子もいたこと。親は立派なレインウエアだが、子どもは半透明のビニールガッパをバタバタさせている。中には泣いている子や、うつむいて押し黙ったままの子も。山が嫌いにならなければいいのだがと思ってしまう。風が落ち着いたところで下山。室堂駅で午後3時のバスを待っていると、何と陽が差してきた。最後に立山の山々を見ることが出来たのは、せめてもの慰めだった。白石に帰り着いたのは、日付が変わった午前0時20分頃だった。

悪天候だった今回の山行中、北アルプスでは遭難が相次いだ。我々も変更変更で、何一つ予定どおりにはならない山行だった。しかし、リーダーの深○女史とサブリーダーの田○さんの臨機応変な対応と判断で、楽しく安全に山行を終えることが出来た。感謝とともに、また機会があればご一緒させてもらいたいと思う。

行程
14日 白石(17:13)~有磯海SA(23:22)
15日 有磯海SA(4:20)~富山IC(4:35)~富山駅前(4:50-6:30)~室堂駅(8:50-9:30)~雷鳥荘(10:10)
16日 雷鳥荘(5:30)~室堂駅(6:00-6:38)~一の越(7:50-7:55)~雄山(8:30-9:00)~一の越(9:25-10:00)~
     室堂駅(10:35-15:00)~富山駅前(17:30-18:00)~白石(24:15)

by torasan-819 | 2014-08-18 21:39 | | Comments(12)
Commented by HITOIKI at 2014-08-20 18:19 x
雨だからではないですが、味わい深い文でした。山形の山ばかり登っていると北アルプスにある種のコンプレックスを持ってしまいますが、トラ山さんも未踏だと知りびっくりしました。子供の姿が描かれていて、僕も安達太良山で同じ思いをしました。ひどく疲れていて口を何度も大きく開けてお父さんと呼んでいる。お父さんは振り向きもしないでずっと先を歩いていた。子供はスニーカーを履いて靴下まで濡らしている。山を嫌いにならないでと祈らざるを得ませんでした。最近は雨に降られて思うような山行が出来ませんが、丸森から杁差岳をピストンできたのが満足です。山ガック部のお世話もしています。天候による的確な判断が必要になるのでまたいろいろと教えて下さい。
Commented by madokau at 2014-08-20 23:11 x
マルイです。遠路お疲れさまでした。
鳥海山も2日間ほぼ雨模様でしたが、山頂で出会った男性がずいぶん軽装でした。
聞けば登山者ではなく「御朱印コレクター」であるそうで、そのために結果として山に登るのだとか。
つまりお手軽なのではなく、目的が違うから軽装、というパターンもあるかも?ということで。
(まああまりないとは思いますが…)

剣は私も未踏です。ばっちり晴れた日に登りたいですね。
Commented by torasan-819 at 2014-08-21 00:45
HITOIKIさん
北アルプスはこれで4回目だったんです。過去3回は、北鎌尾根から槍ヶ岳と沢登りで笠ヶ岳に山スキーで針ノ木岳。いずれも普通の山登りではありませんね(笑)
東北の山で十分とも思うのですが、やはり北アルプスのような岩稜は東北にはありませんから、たまには行きたくなります。雄山は室堂からすぐ登れるので子ども連れが多いのだと思います。中間に山小屋もあって、いざという時に逃げ込めますし。でも悪天候の時は子どもにとっては辛いだけだろうし、子どもは体温が奪われやすいので危険とさえ感じました。
ところで丸森尾根から杁差岳をピストンですか。なかなかの標高差と距離ですね。しばらく飯豊には登ってないので、秋には登ろうと思っています。HITOIKIさんとどこかの山でお会いできれば嬉しいですね。
Commented by torasan-819 at 2014-08-21 00:57
madokauさん
鳥海山は残念な天気でしたね、晴れていれば素晴らしい眺めだったはずですが。
今年は天気のサイクルがどうにもよろしくないですね。今回も月曜日からは晴れましたしグヤジイ~(`_・)ー
装備については私も軽装の方ですよ。特に自分ひとりの時はそうです。自分ひとりの場合コースタイムの半分くらいで歩くので、自分には必要ないと思われる装備を削れるからです。パーティーの場合はそうはいきません。
御朱印コレクターであってもピークハントであっても、山登りには違いはないので、装備も同じように必要なはずですけどね。おそらく違いはツェルトなどのビバーク装備と非常食などだろうと思います。
剱岳は今回登れなかったので、自分としては登らなければならない山になりました。私もピーカンの日に登りたいものです。
Commented by sharizaka at 2014-08-21 06:57 x
夏合宿は天候に恵まれず残念でしたね。
北アでの事故のニュースを見て心配しておりました。雷鳥荘泊で一日早く帰路に就いたのは正解でしょう。
雪のない立山も趣がありますね(11月にしか行ったことないもので)。今年も11月に初滑りに行けるよう、仕事の調整をしています。
それにしても天候が安定しませんね。今月あと歩けるかどうか・・・・。
Commented by ナマステ at 2014-08-21 09:04 x
運転やら、皆さんのおかげで山の雰囲気を味わう事が出来ました、
バリエーション組、登り損ねた八峰(Ⅵフェース~Ⅷ)は登った事有りますが、オシッコ漏らしそうでした、
今回残念でしたが、剣沢がベースなら、この辺までが、限界と思います
よれよれでも、可笑しなもので流れてる血には逆らいません
再度挑戦のブログ楽しみです。
Commented by mt.racco at 2014-08-21 20:52 x
今年の夏は本当に雨が多いですね。
知人は、上の廊下で3日間も余分に足留めを喰らってしまったと言ってました!
無事下山されただけでメッケモンですね~
Commented by torasan-819 at 2014-08-21 20:56
sharizakaさん
まあ天気が悪いのを承知で、もしかして登れるかも的な感じでしたから。
昨年雪崩事故があった真砂岳は雷鳥荘の真正面なんですね。
行って初めて位置関係が判りました。
11月の初滑りといっても考えてみればあと3ヶ月しかないんですよね。
早いもんです時間の経つのは。
今週末もパッとしない天気のようで、今年は天気のサイクルがどうにもよろしくないようです。
Commented by torasan-819 at 2014-08-21 21:02
ナマステさん
久しぶりに元気そうなナマステさんを見ることが出来て嬉しかったです。
山から元気をもらうと良く言いますが、まさにナマステさんはそんな感じだったのではないでしょうか。
雨も中途半端な降りではなく、こりゃダメだと停滞をすんなり受け入れられたのは、八峰はもっと条件の良いときに来なさいとの山の声だったのだろうと思っています。
いずれリトライしますが、ナマステさんがオシッコ漏らしそうだったのなら、私は何を漏らしそうになるのか心配です(笑)
今度はキノコ採りでご一緒させてください。
Commented by torasan-819 at 2014-08-21 21:06
Mt.Raccoさん
うひゃ~3日間の停滞ですか!休みが無くなってしまいますね(^◇^;)
良いときの山だけではなく、いろいろな山を経験し知っておくことも必要なのだと思っています。
にしても残念でしたが(笑)
まあ、無事これ名馬ともいいますし、次の機会も狙えるというわけですね。
Commented by NON at 2014-08-23 14:52 x
天候不順で登山はみなさん苦労なさったようで!
遭難事故多発ニュースをテレビで見ていました。
遠くから出かけて雨 残念でしたね。
お天気の良い時にまた行けばよい、そう思えばまたチャンスは巡ってきますから
Commented by torasan-819 at 2014-08-23 15:02
NONさん
そんなこともあるさと昼から宴会でした。
それでもって夕方からまた宴会(笑)
山は逃げませんがチャンスは逃げるので、次回はしっかりチャンスを掴みたいと思います。


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