会報がやっと出来た。毎回のことだが校正作業に時間がかかった。始めは意気込んで作業を開始するのだが、残念ながらその勢いは続かない。作業がズルズルと後延ばしになったというわけだ。言い訳になるが、小さな山岳会にとって毎年の発行を継続するのは結構大変なことなのだ。それでも何とか年が変わる前に発行できたのは喜ばしい。会報No.46は184ページになった。2014年の山行の中から、山スキー41、雪山5、沢登り17、無雪期登山36の、計99編の記録が収められている。山スキーが多いが、その中には雪洞縦走での合宿なども含まれている。
福島登高会は華々しい山行とは無縁の山岳会だが、地元の山を中心に地道に活動を続け、その記録を丹念につけている。ネットでも記録を公開しており、
会のHPでは40年前の記録を見ることも出来る。会長の編集後記には「記録はホームページや会報により、多くの登山者に還元される。それが登山界の発展に寄与し、次世代へと引き継がれ、会の発展にも結びついてゆく。」とある。そのような考えのもと、これからも会報を発行し続けたいと思うのである。
※会報の「725」という名称は、ホエーブス社のストーブの中でも小型なモデルの「725」からいただいている。かつて登山用ストーブと言えば、ホエーブスというほどの定番ストーブであった。
《 以前の会報 》
No.45 No.44