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2017年 08月 25日
夏のキノコ
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画像①はチチタケ(チタケともいう)で食用になる。宮城県や福島県ではほとんど食べる習慣が無く、見向きもされないキノコだったと思う。しかし、栃木県などではチチタケといえば目の色を変えるくらい好んで食べられているキノコだという。遭難者が出るくらいのチチタケフィーバーになるのだとか。食感はボソボソしているが、良い出汁が出るのでナスと一緒に炒めて蕎麦やうどんの具にして食べたり、その他には炊き込みご飯も美味しいようだ。自分としてはまあまあ好きな味のキノコだ。

画像②はウスヒラタケ。ブナの倒木に発生していた。夏に限らず梅雨時から秋まで採れる。食べ方は炒め物もいいが水気が多いキノコなので汁物の方が合っていると思う。クセが無く美味しいキノコである。

画像③もウスヒラタケだ。②と同じブナの倒木に発生していたのだが見た目が違う。ちょっと見ると毒キノコのツキヨタケにも似ているが、実際に見ると明らかに違っていることがわかる。形状・質感、ツキヨタケ特有の軸の黒いシミが無いことなどからウスヒラタケと判断した。キノコは発生時期や場所によって個体差があり、近縁種や似ているものがあり判別が難しいことが結構ある。キノコの面白いところでもあり怖いところでもあるが、疑わしいキノコには手を出さないのが一番だろう。


by torasan-819 | 2017-08-25 07:12 | キノコ | Comments(0)


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