蔵王は樹氷のイメージなどで多雪の印象があるかもしれないが、宮城県側は太平洋側気候となり月山や鳥海山などの日本海側の山からすればかなり少ない。さらに、今年はどこもそうだが雪解けが早い。山スキーシーズンも例年より早く終了となりそうだ。もう無理かとも思われたが、3日前にF井さんが滑ったとの情報を得て、熊野岳の東面を滑ってみることにした。刈田駐車場ではあまりの雪の少なさに帰ろうかと一瞬思ったくらいだが、気を取り直してスタートした。当然、途中から板を担いで雪渓上端に到達。スキーの跡が残っており、午前中に複数の先行者がいたらしい。丸山沢の上まで滑り降りてから左へトラバースし、東面の大きな天然ゲレンデ上端に出る。駒草平の観光客が小さく見え、同じ蔵王でもあちらとこちらの違いに何やらおかしくなる。蔵王での今シーズン最後となるであろう滑降なので、ターンをひとつひとつ丁寧にしながら滑り降りる。時間があればもう1本と行きたいが、午後スタートではそれもかなわない。シールを貼って登り始めると、2日間の鳥海山ツアーの疲れを感じる。ペースを落としてゆっくりと登り返すことにした。
山域山名 蔵王・熊野岳(1,841m)東面
山行期間 2018年4月30日(月)
山行形態 山スキー
天候 曇り時々晴れ
参加者 単独
行程 刈田駐車場12:30~雪渓上端13:33~1,410m地点13:46-13:54~雪渓上端15:09~刈田駐車場15:50
行動時間 3時間20分
移動距離 6.8km
累積標高差 ±633m