2019年 01月 06日
5日はS木kさんの計画に参加させてもらった。3日は西大巓までだったが今回は西吾妻山までの計画である。しかし、予報では稜線上で20数メートルの強風となっている。そんな風ではとても樹林帯より上には行けそうもない。敗退も覚悟して現地に向かうことにした。パーティーは10人の大所帯となった。お馴染みのメンバーに加え、不忘山で一緒になったM浦さんと今回初めて一緒になるN山さんである。 山域山名 吾妻連峰 西大巓(1,982m) 西吾妻山(2,035m) 山行期間 2019年1月5日(土) 山行形態 山スキー 天候 曇り 参加者 10人(L:S木k・S藤・K倉・S木y・О田・A部・S木k・M浦・N山・トラ山) 行程 グランデコスキー場7:30-8:43=第4リフト終点9:09-9:20~西大巓10:58~西吾妻小屋12:26-12:51~ 西吾妻山13:23~西大巓14:29~第3リフト終点15:40~スキー場16:00 行動時間 6時間40分 移動距離 9.8km 累積標高差 +756m -1,364m 第4リフト終点からスタート トレースを辿る ガスで視界が良くない 西大巓山頂 グランデコスキー場には7時半頃到着したが、ちょっとしたアクシデントでスタートが30分ほど遅れた。第4リフト終点からシール登高開始。一昨日からの降雪は10センチもないようで、トレースが残っているのでラッセルいらずだ。10人の中には初心者及び久しぶりのメンバーもいるのでペースはゆっくり。樹林帯を登っていき偽ピークを左に巻いて南斜面のオープンバーンに出る。登るに従ってガスが徐々に濃くなってきた。ひと登りすると山頂だ。一昨日と同じように風は弱く穏やか。ここでシールを付けたまま下る5人と東斜面を滑る5人に分かれる。 東斜面の滑降(N山さん) S木yさん M浦さん 合流して西吾妻小屋へ向かう 何も見えない 西吾妻小屋に到着 うねりで歩き難い 西吾妻山頂 ガスで雪面が良く見えないが一人ずつそれぞれのラインで滑り降りる。シールを貼って斜面をトラバースし他の5人と合流する。樹林帯へ入るとうねりで歩きにくいので斜面の肩を歩いていく。頃合いを見て進路を左に振って進むと、ガスの中にぼんやりと西吾妻小屋が見えてきた。以前はガスがかかっていると小屋を見つけるのに難儀することも多かったが、今はGPSがあるのでだいぶ楽になった。2階の冬季入り口から中に入り昼食とする。我々パーティーの貸切りだ。西吾妻山へ向かう6人は昼食を済ませるとすぐ出発する。ガスの中コンパスとGPSで山頂を目指すが、樹林間の雪のうねりが大きくはなはだ歩きにくい。山頂まで20分ほどと考えていたが30分もかかってしまった。山頂の目印となるものはないのでGPSで山頂を確認する。 シールのまま下山する 樹林帯の滑降 今日も良い雪だった 第4リフト終点に出る 折り返して既に小屋を出たであろう4人を追うと、西大巓の山頂手前で追いついた。相変わらずガスなのでシールを剥がすとすぐ下山にかかる。樹林の中ではパーティーがばらけない様に下降する必要があるが、お互いが見えにくいので10人もいると結構大変だ。林間を滑ることに慣れていないメンバーもいるので、少し滑っては待つという具合に刻みながら下降する。雪は柔らかくふかふかで滑るには最高の雪質。積雪量がもっと増えればさらに快適なツリーランができるだろう。予定どおり第3リフト終点に出てゲレンデを滑り降りる。いつものことだがゲレンデの固さにたちまち足に疲れを感じてしまう。カウンターに下山報告して終了。 さて、N山さんは山スキーを始めたばかりでまだ数回目の様だが、冬山に深く入ったのは今回が初めてになる。まったくの自然の斜面を滑ったのもほぼ初めての様だが、西大巓の東斜面をやすやすと滑って見せてくれた。ゲレンデスキーがそこそこできたとしても自然の斜面ではそうはいかないのだが、競技スキーをやっていたこともあるN山さんはすぐ適応したのだ。やはり基礎がしっかりできている人は違うなと唸るばかりである。また、テレマークのM浦さんは30代だが山スキーの経験が豊富のようで、滑りも上手く安定していて感心しながら見ていた。聞くと大学時代は山スキー部に所属し、現在ガイドも目指して勉強中とのことで納得である。5日は会津駒ヶ岳に行っていた我が会のО島嬢も、若い女子ながら最近はほぼ毎回自分で計画して山スキーに行っているし、何となく次世代へのバトンタッチを意識するようになった今日この頃である。 GPSトラック( 往路:赤 復路:青 )
by torasan-819
| 2019-01-06 14:25
| 山スキー
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