低山ではウドも大きくなってきたので(食べられないわけではないが)奥山へと向かった。目当ての場所は標高1,100m前後の沢沿い。まだ出始めの様で日当たりのよい南斜面に少ししか出ていない。それでも歩き回ってある程度の量を確保した。これからの約1カ月間は沢沿いを登りながら楽しめるだろう。ウドの採取場所移動中に花ワサビも採った。ここは道から近い割に見えにくいためか知るは僅かである。ワサビの花がちょうど良いタイミングで咲いているのでありがたくいただく。根ワサビを1本だけ採ったが野生のワサビにしてはかなり太い。ここは斜面の下で水が湧き出し流れ沿いにワサビが群生している夢のような場所だ。このままそっとしておきたいと思う。ウドの辺りにあるフキノトウの茎が伸びたものも採取。帰りがけにコシアブラも少々採れたので大満足。
ウドは今回は煮物にした。豚肉と糸こんにゃくを合わせてしょうゆ味で。柔らかくなったウドの茎が美味しい。皮や固くなった細い茎は甘辛いきんぴらにしたがこれがまた美味い。ウドは本当に捨てるところがない。花ワサビは定番の醤油漬けにした。少し寝かすと辛みが出てくる。鼻にツンと抜ける辛みはたまらない。フキノトウの茎とコシアブラは味噌にした。自分はどちらの味噌も大好きでご飯がすすむ。味噌にするとある程度保存も出来るのでお勧めだ。
残雪とフキノトウ
出始めたばかりのウド
少し伸びたウド
まとまっていると嬉しい
花ワサビの楽園
花は最盛期
ここから水が湧き出している
野生ワサビで太い根は貴重