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2020年 09月 03日
飯豊連峰縦走 ~ 2020年8月29日~31日
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夏場はもっぱら沢登りばかりの自分だが、たまにはガッツリとした縦走もしたくなる。鶴ちゃんに声をかけたら付き合ってくれることになり、他にも募集したのだが結局2人で行くことになった。今回の縦走は部分的にではなく飯豊連峰全山縦走を目指す計画とした。日程は8月29日~31日の3日間。スタートは新潟県側の大石ダムからでゴールは福島県側の弥平四郎だ。飯豊連峰縦走の場合、限られた日数で入山と下山をどのようにするかがカギとなる。今回はサポートは受けずに車と電車などを組み合わせ、自力で完結する縦走にこだわり少し頑張った計画とした。天気はやや不安定で雨にもあたりそうだ。しかし、山は逃げなくてもチャンスは逃げる。幸い強風の心配はなさそうなので決行することにした。



山域山名 飯豊連峰
山行期間 2020年8月29日(土)~31日(月)
山行形態 一般登山(縦走)
天候 29日曇り時々晴れのち曇り 30日雲り一時雨たまに晴れ 31日曇りのち雨のち曇り
参加者 2人(L:トラ山・鶴ちゃん)
行程 29日 東俣彫刻公園9:05~林道終点10:07~カモス頭12:48~権内ノ峰13:32~千本峰14:51~前朳差岳16:24~朳差岳17:04~朳差小屋17:14
30日 朳差小屋5:06~頼母木小屋6:53~門内小屋9:13~梅花皮小屋10:41~御手洗ノ池12:55~御西小屋14:55~本山16:35~本山小屋16:56
31日 本山小屋5:20~姥権現6:07~切合小屋6:53~三国小屋8:28~疣岩分岐9:44~祓川山荘11:35~祓川駐車場11:52
行動時間 29日8時間9分 30日11時間50分 31日6時間32分 計26時間31分
移動距離 29日11.3km 30日19.3km 31日10.7km 計41.3km 累積標高差 +4,140m -3,640m





29日 東俣彫刻公園~朳差岳避難小屋
東俣彫刻公園先のゲートから歩き出す
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しばらく林道歩きが続く
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約1時間で林道終点(ここまで入っている車もある)
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朳差岳まで6時間とある
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1号橋
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しばらくは緩やかな登り
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2号橋を渡ると急登が始まる
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会津坂下町の道の駅あいづで早朝集合。自分は4時間ほど車で寝られたが鶴ちゃんは1時間しか寝られなかったらしい。まあ彼女はいつものことなので大丈夫だろう。下山口となる弥平四郎に2台で移動して祓川駐車場に鶴ちゃんの車を置いた。ここからは私の車で新潟側の入山口へと移動する。関川村から大石川沿いに入っていき大石ダムの先にある東俣彫刻公園に車を止めた。林道はこの先も続いているのだがゲートがあり一般車通行禁止と書いてある。予定より30分ほど遅れの9:05スタート。しばらく林道歩きが続くがとにかく暑い。ノンビリ行こうと歩いていくと2人の若者が下ってきた。聞くと弥平四郎から縦走してきたとのこと。若者たちは暑いので沢で水を浴びたとのことでびしょびしょだ。約1時間で林道終点に到着。ゲートのカギを持っている関係者なのか2台の車があった。表示板に大石川飯豊山線歩道とあり朳差岳山頂まで約6時間とある。この時点では5時間以下で歩くつもりでいた。すぐ1号橋で東俣川を渡ると対岸から登山道となる。しばらく緩やかなアップダウンがあり2号橋を渡ると急登が始まる。



カモス頭
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前方のピークはたぶん権内ノ峰
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権内ノ峰
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ガスっぽくなってきた
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バテバテの自分は鶴ちゃんに遅れがち
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千本峰
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長丁場なので休憩を入れながらペースを抑えて登っていく。標高が低いこともありとにかく暑くて汗が噴き出る。水を飲み休みを多めにするが暑さにやられて徐々にペースダウン。鶴ちゃんの顔が赤いので熱中症の心配をして休み休み登っていたのだが、そのうち自分の方が暑さにやられてペースダウンとなった。普段から汗の多い自分だが滝のような汗が止まらなくなった。休憩しても何をしても尋常ではない汗が流れ続ける。あまりにもの汗の量で登山靴の中に汗がたまってくるほどだ。自分は暑さに強いほうと思っていたがそうではなかったようだ。ついに持ってきた水も底をつき、たまたまコンビニで今朝買い足した食材冷却用のロックアイスまで飲んだ。朳差岳避難小屋まで水場は皆無なのでこれが無かったら正直厳しかった。いずれにしても夏の低山を甘く見ていたとしか言いようがない。これまで夏に縦走をやることは数えるほどで心構えも足りなかったのだ。標高を上げていくとるとガスがかかり直射日光は避けられるようになったが一度バテた体は容易に回復しない。認めたくはなかったがもはや熱中症の初期段階だったということだろう。先行する鶴ちゃんが気を使い30分歩いては10分休むを繰り返してくれた。休憩時に鶴ちゃんにもらったソルダム(すもも)がことのほか美味しく感じた。



やっと前朳差岳
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青空が見えた
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朳差岳へ
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朳差岳の山頂到着
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マツムシソウ
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小屋へと下る
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トリカブト
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朳差岳避難小屋
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水場までは10分ほど下る
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夕食はソバと野菜スティック
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夕日が美しい
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そのうち両方のふくらはぎが攣ってきた。歩いていて攣るのは人生初だった。当然ノロノロ歩きで距離が全然はかどらない。あまりにものスローペースに撤退も脳裏をかすめるが今更戻ることもできない。計画では頼母木小屋泊のつもりだったが、ひとつ手前の朳差岳避難小屋に泊まることに変更した。朳差岳の山頂に登ると下には避難小屋が見えてほっとする。日が差してきてことさら小屋が印象的だった。コースタイムをかなり上回ったがとにか小屋に到着。宿泊者は我々を含めて7人ほどで外のテントには1人だった。我々は単独男性1人だけの2回に陣取った。着替えると担ぎ上げたビールでまずは乾杯する。鶴ちゃんによると自分はげっそり頬がこけた(後で画像を見て自分でも驚く)という。さて手持ちの水は無いので汲んでこなければならない。朳差岳避難小屋の水場は小屋からかなり下ったところにある。水汲みは大変だが行くしかない。疲れた体に鞭打つようにして降りたが体を拭くことができたのでサッパリした。今日の夕食は鶴ちゃん担当で外で夕食のソバを食べた。疲れ切っていたのでソバでなかったら喉に入らなかったかもしれない。夕焼けから星空への変化を眺めていると遠くの雲では時折稲光が走る。2階に戻って酒を飲みながら鶴ちゃんの話を聞いていたが眠くて徐々に生返事になる。今日は疲れたもう寝ようということで20時前には目を閉じた。今日予定より進めなかった分は明日以降頑張らなければならない。若干の不安も感じつつ眠りに落ちた。



GPSトラック(飯豊縦走1日目)
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30日 朳差岳避難小屋~本山避難小屋
朝の朳差岳避難小屋
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2日目のスタート
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朳差小屋を振り返る
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最初のピークは鉾立峰
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鉾立峰山頂
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遥かに続く飯豊連峰主稜線
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大石山
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頼母木小屋
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午前4時過ぎに鶴ちゃんに起こされた。外はまだ暗い。ノロノロと準備をしていると同じ2階にいた単独男性がひと足先に出発していく。鶴ちゃん特製オープンサンドとトマトスープの朝食をすませると午前5時過ぎには歩き出す。曇ってはいるが雨が降っていないだけマシだろう。視界はあり前方には飯豊連峰の主稜線が延々と連なっている。昨日のこともあり予定より進んでいないので歩き通せるだろうかと少し不安になる。しばらくはゆっくり歩いて様子を見てみよう。しっかり眠れたせいか体力はある程度回復した感じはする。しかし鶴ちゃんのペースにはついていけず遅れがちだ。最初のうちは鉾立峰に大石山とアップダウンが続くのでとにかくマイペースを守るようにする。下山するのだろう頼母木小屋泊りのパーティーとすれ違う。頼母木小屋に到着すると小屋前の水場で補給する。例年なら夏場はいるはずの管理人も今年はコロナのせいか不在である。休憩しているうちに雨になってきたのでカッパを着て小屋を後にする。



頼母木山
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地神北峰
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マツムシソウ
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地神山
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風があって寒いほど
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門内小屋
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つかの間ガスが晴れる
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門内岳
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北股岳から梅花皮小屋へ
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またつかの間の青空
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梅花皮岳
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頼母木小屋以降はしばらく大きなアップダウンはなくなる。頼母木山を越えしばらくすると雨はほぼ止んだ。風があるので肌寒いのでカッパのまま歩く。ガスで眺めもないので脇目を振ることも無く地神北峰、地神山そして扇ノ地紙とゆっくりながら順調に歩いていく。門内小屋に着くと単独男性がいて梅花皮小屋と御西小屋の間で熊を3頭見たという。そのあたりで熊の目撃が多いということは知っていたのだが、あらためて現地で聞くとリアルで緊張する。門内岳山頂は小屋からすぐである。ここから梅花皮岳までは山スキーで何度も訪れているエリアになる。たまにガスが晴れるがすぐ元に戻ってしまう。もし熊に遇ったらどうするかと話しながら歩いていくが、その時になってみないと正直どうするかは分からない。少し登って2,000mを超えると北股岳だ。ここの斜面も滑ったことはあるがなかなかアドベンチャーな滑降になる。北股岳からいっ気に下ると梅花皮小屋だ。ここも山スキーで石転び沢を登った到着点としてなじみの小屋である。ここは小屋から遠くないところに良い水場があるので補給する。青空も見えて気分も良くなってくる。さて次は梅花皮岳へひと登りする。ここは山頂からホン石転び沢を何度か滑っているが、あらためて見ても山頂直下はかなりの急斜面である。



ヤマハハコ
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東斜面には花が多い
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イブキトラノオ
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御手洗ノ池
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あちこちにあるヤツの糞
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イワイチョウ
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雪渓が残る(登山道には無し)
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イチゴ摘みの乙女?
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いただきます!ノウゴウイチゴ
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ミヤマリンドウ
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御西小屋
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登山道が稜線より東側に下りた斜面をトラバースすることが多くなる。東斜面は風があまり当たらないせいか気温も高く蒸し暑いほどで植生も稜線の西側とは違う。東側は花畑のようになっていることも多く登山道には熊の糞を頻繁に見る。おそらく熊は東側の草地にある植物の柔らかい茎を食べているのだろう。餌場の移動に熊も登山道を使っていると考えられる。当然にして人にも熊が見えてしまうわけだ。ある程度覚悟はしているが積極的には遇いたくはない。見通しの悪いところでは声を出すなどして歩いていくがそのうち慣れてしまった。途中でノウゴウイチゴを見つけて休憩がてら食べてみる。まさにイチゴの味でさわやかな酸味が疲れた体に染みわたる。幸い熊には出遭わずに御西小屋に到着。計画では大日岳をピストンしてから御西小屋泊の予定としていた。しかし大日岳はガスの中で晴れそうになく、昨日の遅れもあって時間的にも体力的にも厳しいので大日岳はカットすることにした。そしてその分ひとつ先の本山小屋へ向かうことにした。



御西岳と駒形山の間にある雪田
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青空が見えてきた
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前方には駒形山と飯豊本山
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駒形山へ
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飯豊本山へ
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なんと山頂はガス(泣)
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本山小屋
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夕食はヤキソバ
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御西小屋の少し先で登山道から50mほど下ったところに水場がある。手持ちの水が少なくなっていたので補給する。歩いていくと青空になってきた。今日は天気の変化が目まぐるしい。右手には雪田があるが一部は万年雪として越年しそうである。駒形山の緩やかな斜面を登っていると突然鶴ちゃんが「剥がれた」という。見ると左の登山靴のソールが前から1/3くらい剥がれている。応急処置は小屋でやることにしてそれ以上剥がさないように慎重に歩いてもらう。本山に到着するとまたガスの中になってしまった。真っ白で眺めは無くガッカリだが写真だけ撮って本山小屋へ向かう。本山小屋には管理人さんがいた。今年の飯豊で管理人さんが住み込み(夏場の3ヶ月間)する避難小屋は本山だけだ。今年はコロナで他の小屋は通いの管理人なので本山小屋は貴重な存在だ。何といってもビール(800円)を買うことができるのは最高である。なお小屋の管理協力金は2,500円也。1階には既に単独男性が2人いて我々は入り口近くのスペースになった。まずは鶴ちゃんの登山靴を応急処置だ。それ以上剥がれないようにテーピングテープでつま先を中心にぐるぐる巻きにする。しばらくは持つだろう。そのうち単独男性が到着し宿泊者は5人となった。さて今日の夕食は自分が担当である。メニューは偶然今日もそばだが塩焼きそばだ。玉ねぎとピーマンの細切りに塩昆布をあえてつまみを作ると乾杯だ。焼きそばには野菜の他たっぷりのベーコンを入れる。2本目のビールを飲むと眠くなってきた。早くも寝てしまった同宿者もいるので我々も18時45分頃には目を閉じた。今日はまずまず順調に歩くことができた。明日の天気はどうだろうか。



GPSトラック(飯豊縦走2日目)
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31日 本山避難小屋~弥平四郎登山口(祓川駐車場)
朝の本山小屋
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朝焼けの一ノ王子
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御秘所を下る
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姥権現
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草履塚
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今日も午前4時に鶴ちゃんに起こされる。夜は結構雨が降っていたが朝になってほぼ止んだようだ。自分は昨夜の残りの塩焼きそば、鶴ちゃんには卵スープのおかゆ+梅干しで朝食をすませる。5時過ぎには管理人さんに見送られて出発する。一ノ王子では朝焼けの日が差してきて天候回復の期待をしてしまう。御前坂を下っていくと切合小屋からという高齢女性2人とスライド。いったい何時に出てきたのだろうか。御秘所の岩場を通過し姥権現から草草履と順調に進む。



切合小屋
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切合小屋のテン場(1,000円)
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再度の応急処置
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三国小屋
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かなり腫れた右まぶた(両方でなくて良かった)
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切合小屋のテン場には10張り近くのテントがあった。種蒔山のピークを越え七森を過ぎたところで鶴ちゃんの靴を再度の応急処置。テーピングテープが切れてしまったのだ。これでテープは使い切ってしまった。鶴ちゃんはなるべく靴を持たせようと気を付けて歩いている。それで私についてくるのだからなかなか大変なことだ。そのうち雨模様になってきた。出発から3時間ちょっとで三国小屋に到着。ほぼコースタイムどおりである。鶴ちゃんが顔を見てという。昨日虫に刺された右まぶたが腫れあがり目があまり開けられないという。視界が狭くなっているがある程度は見えるとのことだが、これで両まぶたが刺されたとしたらどうなったのだろう。



疣岩分岐
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ずぶ濡れで歩く
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水も滴るいい女
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秡川山荘
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沢を渡る
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弥平四郎登山口
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祓川駐車場
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靴も頑張った
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三国小屋で休憩するうちに雨は本格的になってきた。寒くもないし下山するだけなので二人ともカッパも着ずにずぶ濡れで歩く。自分的には汗が流れさっぱりとして気持ち良かった。こんな天気でも登山者がポツポツ登ってくる。かなり年配の方もいる。疣岩山を過ぎて分岐を左に折れる。しばらくは急な下りが続く。鶴ちゃんは時々靴のテープを直しながらだましだましの下山だ。しかも片眼に近いので遠近感も怪しく歩きもスムーズにはいかないが何とかついてくる。やがて緩やかになるとあまり使われてなさそうな祓川山荘があった。沢の橋を渡ると少し登って弥平四郎登山口に出て祓川駐車場はすぐそこだ。ほぼ計画通りの時間に到着。いろいろアクシデントはあったが帳尻はしっかり合わせることができた。目と足とハンデがありながら頑張ってくれた鶴ちゃんを褒めてあげたい。これは余裕で入浴に食事をして帰れるなと期待して着替えをすると車を走らせた。しかしそうは問屋が卸さなかった。



最後のアクシデント
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美味かった!
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鶴ちゃんの運転で砂利道を下り集落の舗装道路を走っていると左後輪を何かにヒットした。経験から嫌な予感がしたので車を止めさせてタイヤを見ると案の定パンクだ。しかも心配した通り修理不能なタイヤのサイドに穴が開いている。鶴ちゃんはまぶたの腫れの影響で車両感覚が少しずれていたのかもしれない。運転を代わり無理に数キロ下ると駐在所に停めさせてもらいロードサービスを呼んだ。待っている間駐在さんにもらったおにぎりが美味かった。喜多方市でタイヤ交換できたが時間的にはかなり厳しくなった。入浴は諦めて何とか米沢で打ち上げの焼き肉を急いで食べると鶴ちゃんは車で高速へ。自分はJR米坂線で越後下関駅まで約2時間乗り、タクシーで東俣彫刻公園の車を回収すると何とかその日のうちに帰宅した。
縦走3日間の歩行距離は約41キロだった。今回は熱中症と足の攣りで自分の年齢を否が応でも実感させられた。自分が思っていた以上に体力的に厳しかったことは認めなければならない。突きつけられた現実は謙虚に受け止めようと思う。アクシデント満載の3日間ではあったが、相棒の鶴ちゃんとお互い補い合いながら何とか縦走できたことには感謝しかない。歩いているときは眺めも無くてつまらない残念だとか、疲れたな最後まで体力は持つだろうかなどとばかり考えていたような気がする。でも終わってみるとやはり縦走は良いなあとしみじみ思う。体が動くかぎりまた長い縦走をしたいものだ。また付き合ってくれ鶴ちゃん。



GPSトラック(飯豊縦走3日目)
飯豊連峰縦走 ~ 2020年8月29日~31日_f0170180_22362116.jpg


全ルートはこちらをどうぞ



by torasan-819 | 2020-09-03 22:20 | | Comments(11)
Commented by sharizaka2 at 2020-09-14 14:14
飯豊縦走してたんですね。
大石ダム~朳差岳の間は未踏なんで一度歩いてみたいですね。
2日目以降の記録楽しみにしてます。
Commented by torasan-819 at 2020-09-14 23:05
sharizaka2さん
珍しいでしょワタクシが縦走なんて。
大石ダム~朳差岳は単調で長くて1回歩けば十分かも(笑)
Commented by utinopetika3 at 2020-09-15 22:05
ご無沙汰しています。
以前ご一緒させていただいた飯豊、今回の山旅を興味深く読ませていただきました。
写真を拝見していると羨ましく思えてきます。
私も最近若い人と登る機会が増え、自分の年齢を実感しています。
Commented by torasan-819 at 2020-09-16 07:02
utinopetika3さん
もう10年前ですね一面のハクサンイチゲでした。
雪渓でルートを見失って難儀したりと懐かしい思い出です。
飯豊に登れる体を維持したいのですがあと何年登れるかな(^^;)
Commented by あんみつ@T尾 at 2020-09-16 20:38 x

熱中症って顔面蒼白になるって初めて知った・・・
「夏はアルプスと沢にしか行かん!」と決めていたのに、何で行っちゃったのか、
2号橋を越えた辺りから、目標は朳差岳の避難小屋だったわよ。^^:
暑さに激ヨワ&クラウンナイ以降1ヶ月以上怠けていた(いつもながら・・)ワタクシ、
ヨレヨレは想定内でしたが、縦走はいつも単独なので新鮮な気分でした。
トラちゃんとでなければ、行けなかった飯豊の縦走。ワタシこそ感謝です。
壮大な景色を見たかったけど、見れていたらたぶんダウンしていただろうねぇ。
靴は経年劣化で壊れ、人生初パンクを経験し、色々反省は多かったけど、
終わってしまえば、翌日には白山のマップを広げていたという・・・山やはアホだ。(笑)
来年の夏は、1週間くらいかけてアルプスを縦走しましょう。
鳥海山で懲りたのでスキーも軽いのを用意するので、寒くなったらまた誘ってください。
あ、最後のオヤジギャグが消えてる!
Commented by torasan-819 at 2020-09-17 00:08
あんみつ@T尾さん
顔面蒼白?ん~もともと色白だから(笑)
頭では分かっていたつもりでも悲しいかな忘れちゃうんだよね(^^ゞ
色々と大変だったけど終わってみればすべて良しでした。
君が隊長ね来年のアルプス1週間縦走('◇')ゞ
ところで最後のオヤジギャグってなんだっけ(笑)
Commented by あんみつ at 2020-09-17 07:42 x
飯豊はイイデ〜   (´-ω-`)ヒイタ

来年の隊長、了解!
うーんと楽しめるルート、考えておきます。ヽ(´▽`)/
Commented by 米沢の高橋です at 2020-09-17 16:32 x
先日はいろいろとありがとうございました。
熱中症っぽくなってもひと晩でリカバーして大縦走完歩するあたり、やはりまだまだパワフルじゃないですかー。
米沢の打上げ焼肉は駅から2分、右岸?のとこでしょうか。

ところで、そこ?と返されそうですが、あの猛暑の時期に2日目までベーコンはどのように運んだのですか?
もっと涼しい時期は使うことありますが、何か秘策があるのかな、と思いまして。
水ポリにできるだけ密着させる、とかでしょうか。

ちなみに、尾瀬に行こおぜ、とか、吾妻にあづまれー、とか言ってる山オヤジさんたちもいますね。お粗末様
Commented by torasan-819 at 2020-09-17 19:03
あんみつさん
来年の隊長よろしく!
期待値かなりアップですよ。
この目標だけで1年間生きられる気がする(笑)
Commented by torasan-819 at 2020-09-17 19:13
米沢の高橋さん
こちらこそお世話様でした。
熱中症には参りましたよ、まさか自分がなるとは思ってなくて。
その辺はやはりこれまでは大丈夫だったという「過信」なんでしょうね。
良い教訓になりましたホント。

ベーコンは包装が真空パックです。保冷バッグにロックアイスで日中をしのぎ夜は小屋の外に出しました。
2日目はそのまま常温ですね、比較的涼しかったので大丈夫でした。
いちおう匂いは嗅ぎましたが私の鼻センサーは異常なしの判定が出ました(笑)
ちなみに野菜は玉ねぎとピーマン丸ごとなので持ちますね。
磐梯山でバンダーイ!とか (^^;)
Commented by 米沢の高橋です at 2020-09-19 18:33 x
返信ありがとうございました。
なるほど初日をなんとかクリアすれば、あとは天然保冷と鼻センサーなわけですね。
私の定番食材はミニトマトとセロリですね。
ミニトマトはつぶれにくいのが長所、セロリはしおれやすいのでキッチンペーパー
(ティッシュは匂いが付きそうでNG)で包んでコッフェルに入れていきます。
これをラーメンに入れたり、刻んでミックスナッツと混ぜるだけで、手軽に
食事のランクアップができておススメです。

この連休、雨がちの予報だったので後半1泊に短縮したら(それで今日明日はのんびりです)
予報が好転してきて裏目に出ましたが、薪は乾いていそうで楽しみです。


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