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2020年 10月 08日
豪士山・砂川本沢左俣 ~ 2020年10月3日
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沢登りをやりたいので入会したいとのメールを会に送ってきた方がいる。時々そんな方はいるが今回は少々気持ちの熱さが違う。やたら熱い気持ちを吐露されて何やら11年前の自分がオーバーラップするようだ。ある程度の沢登りのようなことは最近やってみたらしい。さらに本格的に取り組みたいのだという。とりあえず体験してもらい続けるかどうかは本人に考えてもらうのが一番だろう。低山の初心者向きの沢として豪士山の砂川本沢を選んだ。自分も遡行したことは無いが会では2004年の記録があり、その時は左俣の左沢を遡行し右沢を下降している。今回は逆回りに右沢遡行の左沢下降の計画としてみた。記録を読むとそのほうが面白そうに思えたのだが実際はどうだろうか。



山域山名 豪士山・砂川本沢左俣(右沢遡行左沢下降)
山行期間 2020年10月3日(土)
山行形態 沢登り
天候 曇り
参加者 3人(L:トラ山・H田・I田)
行程 駐車地点8:46~入渓8:48~二俣・左俣9:22~二俣・右沢9:32~凹角10m滝11:12~登山道13:20~左沢入渓13:32~右沢出合15:12~右俣出合15:20~駐車地点15:36
行動時間 6時間50分  移動距離 5.4km
標高 最低点430m 最高点980m  装備 ロープ30m×1・20m×1





地元の豪士山登山イベントのよう
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我々は三叉路からすぐ入渓
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始めは平瀬が続く
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堰堤が2つある
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イワナがいたので手づかみ(即リリース)
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小滝未満がいくつかある程度
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二俣(左俣・右俣)
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左俣を遡行
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林道の三叉路、右が駒ケ岳コースで左がひかば越えコースの分岐近くに車を止める。分岐からひかば越えの登山口までは600mほどあり車で進入できるのだが歩くことにした。ちょうど地元の登山行事に当たったようで大勢がやってきてひかばごえ登山口へと歩き始めた。後を追いかけるようになってもということですぐ砂川本沢に入ることにした。三叉路から沢に降りると平凡な平瀬と小さな落差が続き途中には堰堤が2個所ある。右には並行して道が走りどこからでも入渓できそうだ。スタートして40分弱で水量比1:3の二俣となり左俣へ進む。



二俣(左沢・右沢)
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右沢を遡行
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最初の滝は4m
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次は6m滝
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7m滝
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5m滝
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10m滝
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ロープを出す
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小滝がいくつかある程度の沢を10分弱でまた二俣となる。水量比は1:1で右沢へと進む。10分ほど遡行して現れた4m滝を越えるとすぐ5m斜滝だ。岩がややヌメるが難しくはないのでI田さんも果敢に登る。続く7m滝の水流を直登しスラブの5m滝を登ると10m滝が続く。水流の左をフリーでも登れそうだが高さもあるので安全のためロープを出す。H田にリードしてもらうと木の根で1カ所ランニングビレイを取り落ち口へと抜けた。セカンドはI田さんだがもちろんロープは初体験。最初は戸惑っていたものの覚悟を決めて登攀成功。



5m斜滝
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次の5m斜滝
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3m滝
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ナメ岩が多い
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多段20mナメ滝
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だいぶ慣れてきたI田さん
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4mナメ滝
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マスタケを見つけた(食べられるキノコ)
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下段が凹角10m滝は左岸から高巻く
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5m斜滝を2つ登り3m滝を越える。次もナメの滝が現れ8m程度かと登ったところさらに上にも何段か続いている。ナメで斜度は緩いので難しくはない。全部まとめて多段20mナメ滝として整理した。思った以上に次々と滝が続き面白い。4mナメ滝を越えると10m斜滝が現れた。直登はどうかと観察したがかなり難しいので左岸を高巻くことにした。斜度があり滑りやすい斜面なので念のためロープを出す。短く2ピッチ登りトラバースして沢へ降りる。ひと段落なので昼食休憩とした。



5m滝
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源頭に近づく
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ヤブっぽくなる
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山ブドウをいただく
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ヤブを漕ぐ
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ヤブ漕ぎ中に見えた豪士山
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豪士峠
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左沢へ下降
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4m滝
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遡行を再開すると3m斜滝を越えいくつかの小滝がある。5m滝は左壁を直登すると左岸から枝沢を合わせる。沢は源頭となり水流も僅かとなる。また左岸から枝沢を合わせるとやがてヤブっぽくなり水は消える。20分ほどヤブを漕ぐと豪士峠のすぐ南で登山道に出た。豪士峠の道標を確認し西へ尾根を乗っ越すと下りになる。適当なところで左の斜面に突入すると7分ほどで左沢に出合った。下り始めるとすぐまた登山道と出合い小さな表示板に「水止り」とある。沢の下降を続けるが滝らしい滝も無い。やっと4m斜滝が現れたがその後も小滝程度。



6m斜滝
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次の6m斜滝は右岸を巻き下った
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流木が多く邪魔をする
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7m滝を懸垂下降
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10m滝も懸垂下降
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上部がトイ状の10m滝は右岸を巻き下る
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右沢に出合う
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右俣に出合う
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林道終点(ひかば越え登山口)
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6m斜滝を下ると次の6m斜滝は右岸を巻き下る。左岸から小さな枝沢を合わせると7m滝。クライムダウンも可能に思えたが安全と練習のために懸垂下降をすることにした。もちろんI田さんは人生初めての懸垂下降である。灌木にロープをかけるとH田がお手本に下降。続いてI田さんにレクチャーしてからぶっつけ本番だ。かなり緊張していたようだが無事下降。次の10m滝も懸垂下降する。どちらも下から見れば登るのは難しくなさそうだが下降しようとすると簡単にはいかない。上部がトイ状の10m滝は適当な支点が無いので右岸を巻き下った。その後は小滝程度で右沢と出合う。左岸の踏み跡を追って右俣と出合うと沢を下降せず左岸に分け入り道に上がる。そのまま道を歩いて駐車地点まで戻った。
砂川本沢左俣は低山の沢にしては滝が多くて面白かったといえる。遡行の楽しさはやはり右沢のほうがやや上になる。左沢は右沢より流木が多く荒れた印象だったのも減点となった。高巻いたり懸垂下降したりと初めての沢登りのI田さんにはやや難しかったかもしれない。しかしI田さんの感想は「楽しかったまたやりたい」とのことだ。初心者対象の沢登りとして企画したのだがまずは成功だったといえる。岩にヌメリが出る秋よりも新緑から初夏の頃に遡行するとなお良いだろう。
福島登高会2004年の記録 砂川本沢左俣左沢 砂川本沢左俣右沢



GPSトラック( 往路=赤 復路=青 )
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by torasan-819 | 2020-10-08 06:36 | 沢登り | Comments(2)
Commented by HITOIKI at 2020-10-14 22:00 x
ご無沙汰です。
たまたま、翌日にひかば越えを下りました。そして、翌週にはまた、ひかば越えを登りました。通常の登山ルートですが。それで気づいたのは、沢の分岐の両方にピンクテープがあったことです。登山ルートはトラ山さんが歩いた分岐の手前で右に折れて、その先の分岐は左です。当然、左にはピンクテープがありますが、右にもあったのでアレと思いました。右は駒ヶ岳の方に向かうようです。まだ、その方には歩いてないのですが、ピンクテープを辿れば、駒ヶ岳へ直登出来そうかもしれず、興味が湧きました。
Commented by torasan-819 at 2020-10-15 22:23
HITOIKIさん
こちらこそご無沙汰です。
尾根が続いていてヤブさえ厭わなければ駒ヶ岳にも到達できるでしょう。
あえてヤブ山を登るなど様々な登り方をしている人がいますしね。
想像を膨らませて図上ルートを引き、実際に踏破するのも面白そうですね。


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