2020年 10月 16日
![]() 会長の和○さんが葉山(長井市)に登るというのでパーティーに加えてもらうようお願いした。自分はまだ葉山に登ったことがなかったのだ。山形県内に葉山と呼ばれる山は4つあるようだ。村山市、鶴岡市、上山市そして今回登る長井市の葉山だ。区別するために村山葉山、長井葉山(または置賜葉山)と地名を付けて呼ぶことも多い。なお葉山という名前は「端の山」が由来なのだという。長井葉山の山頂には葉山神社と奥の院があり、戦国時代に開かれた朝日軍道の始点が草岡登山口となっているなど歴史と信仰の山である。登山口は草岡の他に白兎と勧進代と3箇所でいずれも3時間台で山頂に至る。今回は白兎口から登り勧進代口へと下る予定である。 山域山名 葉山「長井葉山」(1,237m) 山行期間 2020年10月14日(水) 山行形態 一般登山 天候 曇り時々晴れ 参加者 4人(L:和◯・N井田・S木y・トラ山) 行程 葉山森林公園7:46~白兎登山口7:50~鉾立の水10:00~葉山山荘10:16~奥の院10:32,10:39~昭和堰入口11:52~勧進代分岐12:01-12:25~かんかね館跡分岐13:17~林道13:54~ゲート14:04~葉山森林公園14:28 行動時間 6時間42分 移動距離 13.1km 累積標高差 ±1,011m 葉山森林公園 ![]() スタート ![]() 白兎登山口 ![]() 始めは急な階段登り ![]() 尾根道を登る ![]() 登りやすい道が続く ![]() 黄葉の林を登る ![]() 鉾立の水 ![]() 葉山山荘 ![]() 国道113号から長井市街地を抜けて葉山森林公園に到着。車を置いて舗装路を歩き始めると300m弱で白兎登山口だ。鳥居があり石柱に葉山参道とある。最初は急な階段が続くがやがて山道になる。尾根道だが樹林の中なので眺めはあまり得られない。途中からは若いブナの2次林になり気持ち良く登ることができる。V字に掘れているところもあるが全体的にはとても登りやすい道が続く。斜度はそこそこあるのだがリーダーの和○さんはいいペースで登っていく。膝じん帯を移植してリハビリ中の70代とはとうてい思えない。標高を上げると黄葉が美しい。時おり日が差すと黄色い葉が輝くようだ。斜度が緩むと1,180mで「鉾立の水」との表示板があった。脇に入るとすぐ水場があり喉を潤すことができる。少し登ると分岐があり草岡と勧進代からの道を合わせると間もなく葉山山荘である。手入れのされた山小屋で外には小さいトイレもある。 葉山神社の社 ![]() 御田代湿原 ![]() 奥の院 ![]() 曇っていても紅葉が美しい ![]() 昭和堰へと下る ![]() 昭和堰は山腹を巻いていく ![]() 奥の院のあるピーク ![]() 山荘のすぐ上には葉山神社の社があり回り込むとすぐ御田代(おたしろ)湿原がある。今でも豊作祈願の田植え行事が行われるとか。湿原から分岐を経て10分ほどで奥の院に到着。実はここから祝瓶山の大展望を期待していた。先日の祝瓶山の沢登りカクナラ沢の余韻も味わおうと。しかし祝瓶山はガスに隠れていた。ガッカリだがまたここに登る理由ができたと思うことにしよう。風もあり寒いほどなので写真を撮っただけで下ることにする。和○さんから予定より順調なので昭和堰を回って下ろうとの提案があった。昭和堰へは奥の院直下の分岐から急斜面を下る。すぐ小さな沢(御田代湿原が水源か?)を渡ると水平な道になる。周囲の紅葉が美しい。右手後方に奥の院のあるピークが見えた。この昭和堰とは米作りの用水確保のために作られた用水路で、長井葉山の西斜面にあるいくつもの小沢の水を集めて里の水田に流していたようだ。堰は山腹をほぼ水平に巻いていくのでくねくね曲がりくねっている。当時一番重要な産業である米作りのためとはいえ、この堰を通した先人の苦労はいかばかりだったのだろうかと思わずにはいられない。 分岐を左へ ![]() 紅葉の中を歩く ![]() 登山道に合わせる ![]() 勧進代分岐 ![]() 落ち葉のクッションが心地よい ![]() ここは真っすぐ進んだ ![]() 長井市街と置賜盆地 ![]() 林道に出る ![]() 林道ゲート ![]() 詳しい案内板 ![]() 葉山森林公園へ戻る ![]() 昭和堰は平坦路なのでハイキング気分だが単調でやや飽きたころに分岐が現れた。ここまで奥の院から歩くこと約1時間。分岐で堰と別れて左へと進むと10数分で登山道(オケサ堀コース)に合流した。数百m登山道を下ると分岐があり左の勧進代口へと入り昼食とした。勧進代分岐からの道は落ち葉のクッションが柔らかくて心地よい。やがて分岐に案内板があり左が「勧進代口」真っすぐが「かんかね館跡」とあった。今回は真っすぐ歩いてみたが案内板も無くかんかね館跡がよく分からないまま林道に出てしまった。林道を10分ほど下るとゲートがあり脇を通るとほどなく案内図がある。詳しい説明がありよく見るとかんかね館跡は横に少し入ったところだったようだ。ゲートから10数分で広域農道に出る。北へ車道を歩いてスタート地点の葉山森林公園へと戻る。近くの長井あやめ温泉(300円)で汗を流してから帰り道についた。 GPSトラック(往路=赤 復路=青 ) ![]()
by torasan-819
| 2020-10-16 23:43
| 山
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