2021年 03月 13日
![]() 山域山名 蔵王連峰 熊野岳(1,841m) 地蔵岳(1,736m) 山行期間 2021年2月28日(日) 山行形態 山スキー 天候 快晴 参加者 4人(L:トラ山・K藤・K地・N山) 行程 川崎インター6:30=車デポ地点7:10=ライザスキー場8:05=ゲレンデトップ8:45-9:00~熊野岳10:32-10:55~地蔵岳11:24-11:50~コーボルトヒュッテ11:55~ロボット雨量計12:40~鍋倉不動12:58~葉ノ木沢堰堤14:02-14:32~蔵王ダム管理所15:12~車デポ地点15:46 行動時間 6時間46分 移動距離 14.6km 累積標高差 +627m -1,630m 通行止めのバリケード手前にデポする ![]() ライザスキー場のリフトに乗る ![]() 本日のメンバー ![]() 快晴に足どりも軽い ![]() 熊野岳を目指す ![]() 熊野岳山頂 ![]() 久しぶりに蔵王ダム下りに行くことにした。自分としては6年ぶり3回目になる。下山する蔵王ダム側に車をデポするので2台で現地へ向かう。蔵王ダムへの道を登っていくと通行止めのバリケードがあり近くに車をデポする。既に車が1台あったがおそらく我々と目的は同じだろう。ここまでの道に雪は無かったが周りの山にも雪が少ない。まだ2月末なのだがとちょっと不安になる。ライザスキー場への移動は50分ほどかかる。装備を整えリフト券(2枚700円)を買うと乗り込む。動き出したばかりのリフトに乗り込む。スキーやボードは少なくスノーシューの客がやたら多い。朝いちで刈田岳や仙人沢の氷柱に行くのだろう。リフト2本で1,446mのゲレンデトップに着くとシールを貼って歩き出す。快晴に自然と笑みが出る。風も無いので軽装でもまったく寒さは感じない。6年前は見られた樹氷も今回は雪が落ちていてほとんどないのが残念。300mほど標高を上げると馬の背を歩いている登山者が見えてくる。我々は馬の背に出ずにダイレクトに熊野岳を目指す。山頂には大勢の登山者がいたがスキーは我々のみ。元気の良い若者グループが微笑ましい。 地蔵岳に向かう ![]() 賑わう地蔵岳 ![]() 地蔵岳からの滑降 ![]() オープンバーンはまずまずの雪質 ![]() 歴史のあるコーボルトヒュッテ ![]() 沢なりに滑っていく ![]() 尾根のツリーラン ![]() ロボット雨量計のある平地 ![]() 熊野岳からシールのままコルまで下り少し登り返す。行き交う人が多くなってきてやっとスキーヤーもちらほら現れた。ほどなく地蔵岳山頂である。ロープウェイ山頂駅は指呼の距離なので大勢の人が登って来る。観光客やらなぜか上半身裸の人までいる。賑わいのざわめきを背に我々は昼食を取る。斜面を見るとスキーのシュプールが何本かあり先行者がいるようだ。デポ地点にあった車のパーティーかもしれない。ロープウェイで登って来たのだろう。さて我々もと滑ることにした。スキーのトップを斜面に落とす。日の当たるオープンバーンは固くなっていたがまずまずのコンディションだった。コーボルトヒュッテの前まで滑りこみ今度は八方沢の枝沢を滑っていく。このまま行くと八方沢に落ちてしまうので標高1,400mを過ぎたところで左岸の尾根に上がる。ここからはしばらくツリーランが楽しめる。尾根を外さないように滑っていくと所々で先行者のトレースとクロスする。斜面が緩やかなミズナラ林になると開けた平地がありロボット雨量計がある。やや細くなった尾根を滑っていくと955m標高点の近くで鍋倉不動がある。 鍋倉不動の脇を通過 ![]() 細尾根の急斜面で土が見えてきた ![]() スキーを担いで尾根に戻る ![]() 西側の斜面をトラバース ![]() 急斜面の雪をつなぐ ![]() 尾根末端に着く ![]() 葉ノ木沢を渡る ![]() 雪崩個所のトラバース ![]() 蔵王ダム管理所 ![]() 長い舗装路の歩き ![]() デポ地点に到着 ![]() GPSトラック ( 登り:赤 下り:青 ) ![]() =後日談= N山さんは思ったよりアゴの傷が大きかったようだ。帰り道に寄った救急病院で十数針縫ったとの報告があり驚いた。さらにK藤さんは翌日痛むので検査したところなんと肋骨3本にヒビとの報告。予想はしていたがなんともはやだ。怪我の程度によっては自力下山が出来なくなる可能性もあったといえる。実は初めての蔵王ダム下りをした10年前もアクシデントがあった。その時のリーダーはK藤さんで何やら因縁めいたものを感じる。詳細は記録「地蔵山から蔵王ダム ~ 2011年2月27日 」のとおりであるがメンバーが骨折して歩行不能になり救助要請をしている。その当時のことをK藤さんと話していたのだが、まさか今回もアクシデントが発生するとは思ってもみなかった。蔵王ダム下りは危険なルートというわけではないが標高差は1,400mにもなり雪や地形などの変化が大きい。それが魅力でもあり時にはリスクにもなる。今回のことを振り返ってみると予兆というか伏線があったように思う。全員がスキー技術も経験も体力も充分と思えるメンバーだったがそこに落とし穴があったのかもしれない。そのことは別な時にまた触れたい。今回のリーダーとして思うことは、隠れたリスクに気づき配慮できていれば防ぐことが出来ただろうということだ。己の不明を恥じるばかりである。 2021/3/21追記 N山さんは1週間後に抜糸し特に特に問題なしとのこと。K藤さんはなんと1週間後の3月7日には山スキーに行ったという。なんともはや元気なものであるが無理はしないで欲しい。
by torasan-819
| 2021-03-13 14:24
| 山スキー
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