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2022年 09月 05日
栗子山塊・合沢右俣遡行 鎌沢下降 ~ 2022年9月4日
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山域山名 栗子山塊 合沢右俣(遡行) 鎌沢(下降)
山行期間 2022年9月4日(日)
山行形態 沢登り
天候 曇り時々晴れ
参加者 2人(L:トラ山・A部)
行程 R13駐車地点8:17~入渓8:22~黒滝9:28~二俣10:03~奥の二俣10:27~尾根11:07-11:51~下降点12:12~30mナメ滝上12:58~西栗子トンネル東口14:48
行動時間 6時間31分 移動距離 6.3km
標高 最低点545m 最高点1,065m  装備 ロープ30m×2





国道13号脇に駐車
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沢へ下降
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入渓
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小滝を越える
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ナメが現れる
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回廊のようにナメが続く
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黒滝(5m)
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右壁を直登
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先週に引き続き栗子山塊の沢を遡行。朝は降っていた雨も止んだがどんより曇っている。西栗子トンネル東口に1台デポして山形県側に抜けると青空が見えた。トンネル西口から600mほど進んだ国道脇の駐車帯に車を止める。支度して少し戻るように歩き斜面を下降すると入渓。合沢は流程3キロに満たない小さな沢だ。始めは木々が被りやや煩い。傾斜がなく沢登りならぬ沢歩きが続く。やがてナメが現れ以降小滝を挟んでナメが続く。入渓から1時間以上歩いてやっと5mの滝が現れた。これが地形図にもある黒滝だろう。ただし地形図にある黒滝の位置は実際よりかなり下流となっている。黒滝は合沢の中では最大の滝らしい滝だが直登は右壁から容易。



785mの二俣を右俣へ
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流れが細くなる
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傾斜は増すが滝は出てこない
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源頭部を詰め上げる
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尾根直下もザレ場
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黒滝の上はさらにナメが続く。沢も明るくなって陽も差し雰囲気が良い。やがて二俣になり水量は本流の左俣がやや多い。会では1987年と2004年に合沢を遡行しているがいずれも本流の左俣だった。今回は下降を鎌沢(会で1981年に遡行しているが記録無し)とすることもあり記録の無い右俣を登る計画とした。地形図には右俣を詰めた尾根近くに岩崖記号があり航空写真でも露岩らしきものが確認できる。そのためある程度登攀的な部分があるかもしれないと期待した。右俣を登っていくと沢は徐々に幅を狭め滝も何も出てこないまま高度を上げていく。源頭部となりやがて水流も消えてヤブが被るようになると左に白っぽいザレ場が見えてきた。航空写真にあったのはこのザレ場のようだ。急斜面にはなったが特に何事もなく10分ほどのヤブ漕ぎで尾根に出てしまった。ちょっと拍子抜けである。



尾根には道がついていた
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米沢市街が見える
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切り開きでヤブ漕ぎなし
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予定下降点
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鎌沢の源頭部
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急なナメを下降
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8mナメ滝
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いくつもの滝を下降する
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尾根にはなんと踏み跡があった。よく見ると数年前に作られたようで新しい。山形側は天気が良く青空が見えているが尾根を境に福島側はガスの中である。ゆっくりと昼食を取ってから尾根を南へと移動する。鎌沢への下降点まで500mほど。少し進むと細い道は2mほどの幅で切り開きとなり快適に歩くことが出来る。ヤブ漕ぎの予定だったがだいぶ楽をさせてもらった。なお、道には測定機器もあったことから栗子山風力発電事業の関係ではないかと推測。何年か後にはこの尾根に風車が林立するのだろうか。やがて平場に出たのでGPSでも確認すると鎌沢への下降ポイントだった。斜面を下っていくとほどなく右に鎌沢源頭部の沢筋が現れた。沢に入ると傾斜の強いナメが続く。少しヌメりもあり下降するとなるとスリップしそうでやっかいだ。



まるで滑り台
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30mナメ滝
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流れは緩やかとなる
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癒しの渓相
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砂防ダム
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西栗子トンネル東口に到着
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下降を続けさらに傾斜が強くなったところで左岸から巻き下ろうとしたところ高さのある多段のナメ滝だった。結局30mほどの高さを左岸の灌木頼りに下降したが鎌沢ではここが核心だった。泥でかなり滑るのでロープを出す場合もあるだろう。その後もいくつかの滝を下り尾根から200mほど高度を下げたところで沢は緩やかとなった。下流部の穏やかな流れの風景は癒しの沢とでも表現すればよいか。淡々と沢歩きを続け砂防ダムを過ぎるとやがて西栗子トンネルの東口に到着。デポ車で今朝の駐車地点に戻ると現地解散とした。今回は記録の無い沢の落穂拾いのような地味な沢登りだった。しかし、見るべき滝などなくても初めてで未知な沢の遡行はやはり楽しい。次の遡行者が現れるかは分からないが記録は残しておこう。



GPSトラック
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by torasan-819 | 2022-09-05 14:07 | 沢登り | Comments(0)


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