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2022年 09月 15日
朝日前衛・大沢川 ~ 2022年9月11日
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山域山名 朝日前衛 沖庭山・荒川支流 大沢川
山行期間 2022年9月11日(日)
山行形態 沢登り
天候 晴れ
参加者 4人(L:トラ山・H沢・H田・М崎)
行程 道の駅白い森おぐに7:00=下山車デポ=赤芝峡第2駐車場7:50-8:16~入渓8:24~10m滝10:45-11:00~高巻き沢復帰11:48~脱渓14:12~沖庭神社14:24~電波塔14:44-14:56=赤芝峡第2駐車場15:16
行動時間 6時間28分 移動距離 4.3km
標高 最低点120m 最高点645m  装備 ロープ30m×1





朝日連峰の大朝日岳に源を発する荒川が新潟県に入ろうとする手前の右岸に合わせるのが大沢川だ。紅葉で有名な赤芝峡のすぐ下流側になる。沢登りの記録は少ないがアプローチも容易で内容もなかなか面白そうな沢のようだ。自分の行きたい日帰り沢リストに入れていたが行かずじまいで何年も経ってしまった。そろそろと思っていたところ今年になって急に遡行するパーティーが現れてきた。自分も遡行意欲が出てきて天気の良い日に行ってみることにした。



赤芝峡第2駐車場
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大沢川出合の大沢橋たもとから沢へと下降
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入渓(鉄橋はJR米坂線)
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古い取水施設
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スリットのある砂防ダムを抜ける
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CS滝は泳いでトライしたが敗退
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左岸を巻く
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赤芝峡の第2駐車場に車を止めて国道113号を歩いてすぐ大沢川出合。大沢橋を渡ってから大沢川の右岸を下降し入渓した。JR米坂線の下をくぐり遡行開始。昔の取水施設を越えるとすぐ砂防堰堤だが中央にスリットがあるのでそのまま通過できる。沢が狭まるとチョックストーンの小滝が現れた。手前の淵を泳いで取りつき攻略しようと男性3人が代わるがわる頑張る。他の記録では成功した人もいるようだが我々は水流に負けて断念。巻きは左岸のトラロープを使うという記録があったのだが下がっていない。急斜面に取りつき登ってみると何故か斜面中間にトラロープが引き上げられていた。メンバーのためにロープを投げ下ろす。



10m程度のナメ滝が続く
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フリクション良好で快適に登る
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2段15m滝
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連瀑帯
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8m滝は右岸枝沢から巻く
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トイ状滝
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まだ標高320m
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10m滝
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左岸から高巻く
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10m滝の上にある滝を見下ろす
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シャワークライム
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ゴーロを少し歩くと沢は明るく開けてきた。やがてナメ滝が現れると以後次々と滝が続くこととなる。最初の10m程度のナメ滝は傾斜緩く容易に越すとさらに同規模の滝が2つ続く。いずれも幅がありヌメりも少なく快適だ。次の15m滝もナメ滝だが傾斜がある。1段目は水流右を登りロープを垂らし傾斜が強くなる2段目は右の草付きに逃げて巻いた。やがて沢は連瀑帯となり次から次と滝が続くようになる。誰かの記録にも上越か谷川の沢のようだとあった。まだ標高300mにもならないのに1000m以上のように錯覚してしまいそうだ。フリクション良好で登られる滝が続くが8m滝は傾斜強く右岸枝沢から巻く。沢が狭まりトイ状滝を突っ張りで登ると渓相がやや厳しくなり10m滝が現れた。この滝は直登困難で上にも90度向きを変えた大滝が垣間見えるので一緒に高巻きをすることとなる。滝の少し手前左岸から草付き急斜面に取りつき。灌木で崖をモンキークライムしたが人の頭大の落石が発生し肝を冷やした。沢から60mほど高度を上げると10m滝の上にある滝が2つ見えた。見えた範囲では3段で30m以上はあるだろうか。さらに上流に見える滝には小さく先行パーティーが見えた。高度感のあるトラバースをして灌木で下降すると沢に復帰。この高巻きではロープは出さなかったが少し大きく巻きすぎたようで50分弱を要した。もっとコンパクトに巻けば40分とかからないだろう。遡行を再開して小滝をシャワークライムすると連瀑前で昼食とした。



7m滝は右壁を登る
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15m滝は右岸草付きを巻き気味に登る
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振り返れば飯豊連峰の峰々
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10m滝
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8m滝
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6mナメ滝
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トイ状15m滝
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7m滝
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流れは穏やかになる
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平坦な小川のようになる
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踏み跡に出る
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沖庭神社のある大岩
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電波塔に到着
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7m滝を右壁直登すると15m滝が現れる。直登は厳しそうなので右岸の草付きから巻き気味に登る。落ち口に出て振り返れば飯豊連峰の峰々が見えた。10m滝と8m滝を直登すると中休みの平ナメがある。6mナメ滝を登るとトイ状の15m滝。左壁から取りつくがややヌメるので2/3登ったところで後続へロープを垂らした。次の7m滝は右壁を直登。最後の小滝を越えると標高570mで一気に流れは穏やかになる。ナメとゴーロで二俣を右に進むと小川のようになり二俣をまた右へ。流れも殆どない水たまりのようになったので左岸に上がりGPSで沖庭神社へとヤブに入った。たいしたヤブでもなく小尾根を越して下降するとすぐ踏み跡があった。辿ると左手に巨岩が見えてきて沖庭神社の社はこの岩の上にあるらしい。このあたりで自分だけヤブ蚊の集中攻撃(服の上からも数百か所刺された)を受けた。やがて林道に出ると朝のうちにデポしておいた車でスタート地点へと戻った。

大沢川は流程が短い中にギュッと多くの滝が詰め込まれた遡行しがいのある沢だった。とにかく直登できる滝が多いので楽しめる。岩は少しヌメりがあるがスリップに注意すれば問題ない程度。沢靴はフェルトでもラバーでも大丈夫だろう。1か所ある大きな高巻きは高度感があるもののそれほど難しくはない。ポイントはあまり岩崖沿いに登っていくと追い上げられてしまうので、ある程度登ったら左へトラバースに入ること。今回は林道(砂利道)末端の電波塔に下山用の車をデポした。下山も徒歩の場合は赤芝橋新潟側のたもとに車を置いて国道~赤芝峡遊歩道~国道と歩いて(国道は歩道なし注意)入渓し、下山は林道を荒川右岸近くまで下ると「小渡のミズバショウ」標識でショートカットの小道(車は通り抜け困難)を辿ればスタート地点に戻れる。歩きは長くなるがデポした場合と比べてもトータル時間はそれほど変わらないと思う。魚影はかなり薄かったが先行パーティーがいたためかもしれない。8月上旬の大雨で山形県置賜地方はかなり被害があり荒川にもその爪痕があちこちで見られたが、大沢川は集水面積が小さいせいか大雨の影響は特に感じられなかった。



GPSトラック
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by torasan-819 | 2022-09-15 08:59 | 沢登り | Comments(2)
Commented by fck_mototyan at 2022-09-15 16:57
3回目でまだ修行不足ですが、トラ山さんと同じシューズなのにフリクションの違いにサワノボリの奥深さを感じました。何か仕込んでませんか?
Commented by torasan-819 at 2022-09-16 08:30
fck_mototyanさん
大沢川は楽しい沢でした!
まだ沢登り3回目なのに行けるんだから鍛えてる人は違いますね。
フリクションが違うように感じたのは気持ちを仕込んでいるからかな(笑)
足裏の使い方と体重のかけ方かと思います。


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