安達太良山・迷沢 ～ ２０２３年１月７日

---

山域山名　安達太良山　迷沢ルート

山行期間　２０２３年１月７日（土）

山行形態　山スキー

天候　曇り時々晴れ

参加者　３人（Ｌ：トラ山・Ｓ谷・K藤）

行程　岩弓橋手前駐車地点(8:20)→仏沢落橋地点(8:28)→仏沢渡渉点(8:55-9:28)→迷沢渡渉点(9:47-10:27)→昼食(12:00-12:22)→標高1480m地点(12:43-13:00)→迷沢渡渉点(13:36-13:43)→仏沢渡渉点(14:29)→箕輪スキー場(14:57)

行動時間 6時間37分　移動距離 8.0km　累積標高差 ＋785m －643ｍ

---

　迷沢ルートの初っ端にある仏沢の橋が壊れて通行不能になっていた。現況確認と迂回ルート探索のために向かった。仏沢は渡渉できる場所を探して上流に向かった。橋の400mほど上流で石伝いに雪を詰めるなどルート工作もして渡渉した。仏沢橋の迂回により余分に必要となる時間は30分程度。このくらいなら問題はない。仏沢の左岸沿いに移動して本来のルートに合流すると迷沢の渡渉点に出た。迷沢も完全には埋まっていないので40分ほどかけてルート工作した。その後はいつも通りに登っていくと標高1,300m付近で今後の行動について協議。パーティーを2つにして登ってきたルートを戻るＡ班3人と、1,303m標高点尾根へ下っているトレースを調査するＢ班3人に分けて行動することにした。

　我々Ｂ班は1,303m標高点尾根へ下っている、大人数のパーティーが通過したように見えるトレースを辿り、箕輪スキー場へ出ることを想定した。標高1,480m地点まで登ると北斜面を滑りトレースを辿ってみた。すると1,303m標高点の少し手前で左手斜面（迷沢左岸）に下りている跡があり、追ってみると斜面に広範囲に滑った跡があった。明らかにスキーではなくボードの、しかも大人数で何度も滑ったかのようにズタズタに荒れていた。下降してみるとトレースは消えてしまい沢へとさらに下降した様子はない。沢床まで下降すると脱出は大変な地形なので、登り返したのではないかと思われるが不思議な感じがする（後日よく考えるとボードではなくスノーモービルだったのではないかと思う）。尾根にトラバースしながら戻ったが、トレースを再び見つけることはできなかった（もう少し西に行けばトレースがあったのかもしれない）。

　標高が1,200ｍを切ったところで迷沢が近づいたので下降し渡渉した。地形図で等高線の間隔が広くなり仏沢が近接する辺りで右岸を越えることにした。しかし、迷沢右岸は地形図からは分からない、短いながらかなりの急斜面で登るのに難儀した。小尾根を乗っ越すとすぐ仏沢になり渡渉は比較的容易。仏沢右岸に上がるとピンクテープが見えて作業道（仏沢の取水堰への道か？）のようだ。斜面をほぼ水平にトラバースするピンクテープを追って行くと、箕輪スキー場のゲレンデに出てホテルまでひと滑り。Ａ班に車で迎えに来てもらいスタート地点まで戻ることができた。結局、追うこととしたトレースはすぐ見失ってしまい、そのトレースの主がどのようなルートで下山したのか結局判明できなかった。後日再調査してみたい。

入口の告知板

仏沢の橋（中ほどから先が落ちている）

仏沢の渡渉

迷沢の渡渉点

北斜面手前

下山開始

北斜面

迷沢を渡渉（1,160ｍ）

仏沢を渡渉（1,135ｍ）

カラマツ林をトラバース

ＧＰＳトラック