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2025年 04月 23日
月山肘折ツア- ~ 2025年4月22日
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山域山名 月山(1,984m) 小岳(1,226m) 大森山(791.2m)
山行期間 2025年4月22日(火)
山行形態 山スキー
天候 快晴
参加者 3人(L:トラ山・A部・H田)
行程 姥沢駐車場7:15-7:29=リフト下駅7:45-8:03=リフト上駅8:15~牛首8:57-9:13~稜線10:00-10:14~千本桜10:24~清川橋10:54-11:10~念仏ヶ原避難小屋12:03-12:35~小岳13:23~赤沢川13:49~ネコマタ沢源頭14:16~ネコマタ沢二俣14:35~大森山コル15:13~大森山15:50-16:11~林道16:18~朝日台16:54
行動時間 8時間39分 移動距離 19.7km 累積標高差 +1,185m -2,341m
参考データ 肘折積雪深43cm(4月21日アメダス)





 自分とA部さんは21日夜間移動して肘折で10時頃合流。1台を下山する朝日台にデポして道の駅にしかわに80キロほど移動し車中泊。ほどなくH田さんも合流。22日午前5時過ぎに起床し朝食後月山に向かう。弓張平の体育館でK地さんと合流。この日は単独で月山に登るK地さんの車に我々3人を乗せてもらうためだ。この時期は志津温泉の先で県道が19時から翌7時までクローズ(GW前には解除見込み)なので、肘折から戻っての車回収が間に合わない可能性が高い。そこでK地さんに姥沢まで乗せてもらうようお願いしたという次第。我々の車は弓張平の体育館にデポしておく。これで県道クローズを気にせず安心してツアーができる。車の回収方法は毎回メンバーや条件により異なる。以前にはヒッチハイクで姥沢駐車場に上がったこともあった。
 今年の月山肘折ツア-は20日の計画だった。しかし予報では天気が思わしくない。平日だが天気優先で日程を変更してこの日とした。そのおかげで晴天微風とこの上ない条件の月山となった。12日は真っ白だった月山が随分と黒くなっていて雪解けの速さに驚いた。もうひとつ驚いたのはリフトを使わずに登ってきたK地さんに、月山に登っていく途中で追いつかれたこと。この頃体調不良と本人は言っていたが冗談だろう。牛首の先で先頭の2人パーティーに追いついたところ声をかけられた。かなり久しぶりに会うMさん(北大山スキー部出身)で、念仏ヶ原避難小屋泊りでの月山肘折とのこと。月山西斜面の急な登りは夏道ルートにしたが、雪は緩んでいてシールで登ることができた。鍛冶小屋跡からは雪がないのでスキーを担いで稜線に到着。H田さんは月山の稜線まで登ったのがなんと初めてとのこと。さて東斜面の大滑降となるが、これ以降はA部さんの報告にバトンタッチしよう。自分は7回目の月山肘折ツアー(肘折月山ピストンは除いて)なので文章もマンネリなのだ。

続き(A部さんの記録)
 月山は山頂を踏む予定だったが時間と体力の問題もあり、山頂はカットして千本桜を目指すこととした。東側には広大な斜面が出現する。ここが本コースで一番の滑降場所であり、斜面に吸い込まれるように滑降するととにかく広い。どこまでも続くような感覚になり体力に合わせ刻みながら滑った。ダケカンバが現われると千本桜に到着する。ここから谷底への急斜面コースであるがクラックが横一線に口を開けていた。右へ大きく回り込んで急斜面を滑降すると、途中にクラックがあり注意しながらスリリングな滑降である。立谷沢まで下りると沢はほとんど雪で埋まっていた。清川橋まで滑り間食をとる。谷底から沢筋を登高し登りきると、ほぼ平らな念仏ヶ原の雪原が延々と広がっている。振り返ると雄大な月山に目を奪われ、今滑ってきたコースを目で辿ると遠くまで来たと実感するが、まだ本日のツアーの半分も来ていない。雪原を縦断し念仏ヶ原小屋に到着して昼食を取っていると、Mさんパーティーが到着したので少し話をして出発する。
 小屋から北東方向へ斜面を登っていく。尾根に乗りピークをふたつ越えると小岳ピーク付近に着く、目の前に葉山がどっしりと大きく見える。この辺りから疲れが溜まってきた。ここからは赤沢川方面への緩やかな下りなのだが、スキーを押さえるのがやっと。赤沢川でまたシールを付けて978mピークは巻いて登る。ネコマタ沢を滑り二俣からシールで少し登ると再び尾根上を滑るようになる。疲れていなければここも楽しい林間コースである。左側に現れる小さな池を過ぎてしばらく行くと、最後の登りの大森山である、雪の付いている場所を狙いリーダーとH田さんがキックステップの階段を作ってくれた。大森山で休憩をとり最後の滑降に入る。林間コースをクリアすると斜度が緩くなり林道の終点に出る。後は平らな林道を進み、途中で林道をショートカットして林間を抜けるとデポ車に到着した。
 ルート全体を振り返ると東側大斜面や念仏ヶ原をはじめとした前半の景色がとても奇麗だった。また滑降コースとしても東側大斜面・谷底コース・林間コース等バラエティに富んでいる。この素晴らしいルートを思う存分楽しむには、それ相応の体力がないと難しいことを実感した。今回企画したリーダーに感謝したい。このようなルートのリーダーには、綿密な計画にコース後半のルートファインディング、パーティーを管理する力、そして何より知識・技術・体力が要求されることを学ばせてもらった。天気に恵まれた今シーズン一番の感動とインパクトのある山行だった。


だいぶ黒くなった月山
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雪がある限りシール登高
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鍛冶小屋跡から雪が切れる
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山頂は踏まず稜線を越える
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最高~気持ちよく滑る
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千本桜へ
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クラックを回避してドロップ
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沢に向かって滑る
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沢の右岸をトラバース
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清川橋
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2人は月山肘折初体験
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念仏ヶ原を進む
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念仏ヶ原避難小屋
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小岳へ
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目印の国立公園看板
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赤沢川源頭
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渡渉地点でシールオン
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ネコマタ沢源頭はズタズタ
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斜面を選んでネコマタ沢へ滑る
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ネコマタ沢の二俣から登り返す
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トラバース途中の池
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大森山のコルでスキーを担ぐ
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ツボ足で直登
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大森山山頂
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ツリーホールの急斜面
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林道に合わせる
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朝日台でゴール
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GPSトラック
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※追記 月山肘折ツアーを実施するときは肘折のアメダス積雪深を注視している。大森山を下りてからの林道が滑られるかどうかが気になるからだ。これまでの経験上、ツアー前日の積雪深が70センチ以上であれば問題なし、50センチでもまあまあ可能、それ以下になると雪切れが心配になるレベルと思っている。この時期は日によっては10センチ以上積雪が減るので、毎日アメダスデータを確認してツアー実施日の積雪深を予測している。21日の積雪深は43センチ、22日になると33センチになっていた。少しはスキーの担ぎもあるだろうと覚悟したが、結果はすべて雪が繋がっていて滑り切ることができた。ちなみに24日11:00では13センチまで減っているので、今週末は確実にスキーの担ぎが入りそうである。ツアーを計画する方は参考にされたい。ちなみに過去の記録を見ると今回よりも遅い2013年の4月29日にツアーをやっているのだが今年よりずっと雪が多い。今年は雪が多いと言っても以前に比べればそうでもないことが分かる。



by torasan-819 | 2025-04-23 08:46 | 山スキー | Comments(0)


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