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2025年 12月 02日
![]() 山域山名 南アルプス・甲斐駒ヶ岳(2,967m) 仙丈ヶ岳(3,032.9m) 山行期間 2025年9月23日(火)~25日(木) 山行形態 一般登山 天候 9/24 晴れ 9/25 曇り 参加者 3人(L:N井田・I垣・トラ山) 行程 23日 福島市6:15=戸台パーク12:45-14:20=北沢峠バス停15:15~長衛小屋テン場15:24 24日 テン場5:14~登山口5:25~双児山7:11~駒津峰7:57-8:15~甲斐駒ヶ岳9:29-10:13~摩利支天10:56-11:08~駒津峰12:02-12:15~仙水峠12:50~テン場13:29 25日 テン場4:03~登山口4:08~薮沢大滝ノ頭5:45~馬の背ヒュッテ6:32-6:46~仙丈小屋7:33-7:43~仙丈ヶ岳8:03-8:33~小仙丈ヶ岳9:24-9:33~薮沢大滝ノ頭9:56~北沢峠10:43~テン場10:50-12:20~北沢峠バス停12:33-13:10=戸台パーク13:55-14:37=福島市21:15 行動時間 24日8時間15分 25日6時間47分 移動距離 24日9.5km 25日10.3km 累積標高差 24日±1,206m 25日±1,160m N井田さんグループの計画だったが欠員が生じたこともあり声をかけていただき参加した。南アルプスは8年前の北岳以来で甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳は初登山となる。 23日 午前6時過ぎに福島市内集合で乗り合わせて一路南アルプスへ。ナビのままに430キロほど走り12時45分、南アルプスの表玄関の長谷にある戸台パークに到着。戸台パークは南アルプス林道バスの発着点であり広い駐車場(5日以内1,000円)がある。また、仙流荘という宿泊・日帰り温泉(800円)施設があり食事などもできる。登山口のある北沢峠にはマイカー規制なので路線バスでしか行けない。18リットル以上のザックは手荷物付き乗車券(片道1,370円)となる。14時20分発のバスに乗り所要時間55分ほどで北沢峠(2,030m)に到着。各方面への登山口があり、バス停に隣接するトイレと休憩所の他こもれび山荘がある。北沢峠周辺では唯一のテン場がある長衛小屋までは10分弱歩く。テントを設営するとさっそく入山祝いをした。 戸台パークに到着 ![]() 仙流荘 ![]() バス停 ![]() 手荷物付き乗車券を購入 ![]() 北沢峠到着 ![]() 長衛小屋テン場 ![]() 24日 計画より早い午前5時14分にヘッデンを点けてテン場を出発した。放射冷却もあり気温は10度以下のようだが、登りにはほどよい気温に感じる。往路は長衛小屋前から仙水峠を経由して登る計画だったが、リーダーは北沢峠にある登山口から双児山(2,649m)を経由するルートに進んだ。どちらから登っても駒津峰で合流することになる。樹林帯のよく踏まれた九十九折の登山道を登っていく。2時間近く登ると仙丈ヶ岳、そして甲斐駒ヶ岳(以降駒ヶ岳とする)の山頂も垣間見えてきた。双児山からは駒ヶ岳が眼前に白い岩肌を見せるようになる。右手には北岳や遠く富士山の姿までが眺められるようになる。少し下ってから160m登ると駒津峰に着いた。広場になっているので他の登山者同様に我々もひと息つく。より近くなった駒ヶ岳は白い岩肌で気高く美しい姿で東北には見られない山容である。痩せ尾根を辿ると分岐があり直登ルートとトラバースルートに分かれるが、どちらも所用時間は変わらない。我々は直登ルートで登ることにしたが、花崗岩はフリクションが良いので楽しく登ることができた。山頂には9時29分到着。所要時間はテン場から4時間15分でほぼ計画通りだった。山名板は西面の伊那市側が東駒ヶ岳、東面の北杜市側が甲斐駒ヶ岳となっている。時間には余裕があり、ほぼ無風の晴れ日なので山頂でゆっくりと休む。月並みな表現だがまさしく360度のパノラマ。近くは明日予定の仙丈ヶ岳をはじめ、富士山をバックに鳳凰三山のオベリスクも視認できる。北西には槍ヶ岳など北アルプスの峰々、北には八ヶ岳連峰が見える。山頂からはトラバースルートで下るが、途中の分岐から岩峰の摩利支天に立ち寄ることにした。摩利支天とは仏教の守護神で、主峰の甲斐駒ヶ岳を守護する位置づけなのだろう。なお、トラバースルートは登りは難しくないが、砂状の急な下りは滑りやすいので注意が必要だろう。駒津峰まで下るとリーダー指示もあり自分はひとり先行下山することになった。先に到着してテントのフライを乾かすなどするためである。樹林帯を下っていくと仙水峠で90度折れる。仙水峠からはゴロゴロした大きな岩で埋まった岩塊斜面がしばらく続く。仙水小屋で水を飲むと一気に長衛小屋まで下山した。仕事前に小屋で生ビールを注文したのは言うまでもない。30分ほどすると2人も下山してきた。 登山口より双児山へ向かう ![]() 樹林帯の中を登っていく ![]() 双児山 ![]() 甲斐駒ヶ岳が正面になる(手前は駒津峰) ![]() 駒津峰へのハイマツ帯 ![]() 駒津峰 ![]() 駒ヶ岳が近づく ![]() 直登ルートで山頂へ ![]() 急斜面だがルートどおり登れば問題ない ![]() 振り返ると仙丈ヶ岳 ![]() 伊那市側山頂は東駒ヶ岳) ![]() 北杜市側山頂は甲斐駒ヶ岳 ![]() 八ヶ岳の山並み ![]() 下に摩利支天、向こうに鳳凰三山、遠く富士山 ![]() ザレ場を下る ![]() トラバースで摩利支天へ ![]() 山岳信仰の摩利支天 ![]() 北岳を望む ![]() 山頂を見ながらの戻り足 ![]() ルート表示の赤板を辿る ![]() 駒津峰から振り返り見る ![]() 復路は仙水峠を経由する ![]() 樹林帯を下る ![]() 仙水峠には岩屑が積み重なる ![]() しばらく続く岩の道 ![]() 仙水小屋は改修中 ![]() 沢沿いに下っていく ![]() 長衛小屋 ![]() GPSトラック ![]() 25日 昨日より早い4時3分にテン場を出発。その分ヘッデン行動が長くなる。気温は昨日と違い高めでテン場の気温は20度近くもあった。樹林帯のトラバース道を登っていくと30分ほどで尾根道に合流。空は明るくなったが今日は概ね曇りのようで時折青空が見える程度だ。さらに1時間少し登ると薮沢大滝ノ頭に着く。道はここで右のトラバース道と左の尾根道に分かれ、我々はトラバース道へ進む。滝で落ちる小沢を数回横断しながら1キロほど歩くと藪沢を渡渉する。途中には藪沢小屋があるが避難小屋として利用できるようだ。藪沢渡渉点から10分で営業小屋の馬の背ヒュッテに到着。外の水場で補水しカロリーも補給する。また登り始めると続々と登山者が下山してくる。小屋に泊まった人たちが晴れているうちにと早朝山頂まで行ってきたのだろう。この辺りは鹿の食害から高山植物を守るためのネットが登山道脇に張られている。鹿は高山植物のお花畑を食いつくしてしまうのだという。鹿も生きるためなのだろうが。小屋から10分ほど登ると馬の背の尾根道に合わせる。仙丈ヶ岳山頂も見えてくるがガスで見え隠れしている。藪沢カールの下に位置している営業小屋の仙丈小屋でひと息つく。かろうじて見えていた山頂だが、小屋前で休んでいるうちにすっかりガスの中になってしまった。淡い期待を胸に登り8時3分山頂到着。30分粘ったがついぞガスが晴れることはなかった。残念だが下山にかかる。今度は小仙丈ヶ岳を経由する尾根道ルートを取る。晴れていればさぞ景観が良いだろうと思われるルートだ。標高2,900m以下になるとガスの下に出た。正面に見える駒ヶ岳はやはり山頂部が隠れている。小仙丈ヶ岳からは昨日同様に自分が先行下山する。薮沢大滝ノ頭を過ぎても登山者がどんどん登ってきてスライドする。考えてみればまだ10時を過ぎた頃で日帰りも可能な時間帯なのだ。少し時間があるのでトラバース道は下らずに尾根道で北沢峠に下りてみた。すぐバスに乗る場合はこちらが便利だ。テン場に戻りフライを干したり片付けをしていると2人も到着。余裕を持って13時10分発のバスに乗ることができた。戸台パークに着くと仙流荘で入浴してから帰途についた。 スタートして1時間半やっと明るくなってきた ![]() 薮沢大滝ノ頭の分岐を右へ ![]() 小沢をいくつか横切る ![]() 薮沢小屋 ![]() 薮沢を渡渉 ![]() 登山道脇には植生保護柵がある ![]() 馬の背ヒュッテ ![]() 仙丈ヶ岳山頂が見えてきた ![]() 女性的な山容 ![]() 仙丈小屋 ![]() 青空を期待して登る ![]() 徐々にガスが濃くなる ![]() 残念ながらガスの山頂 ![]() しばらく待ったが諦めて下山 ![]() 薮沢カールを見下ろすがガスの中 ![]() 下っていくと甲斐駒ヶ岳山頂が一瞬見えた ![]() しばらくは緩やかな尾根を辿る ![]() 右手後方の小仙丈沢カール ![]() 小仙丈ヶ岳(向こうには鋸岳) ![]() 甲斐駒ヶ岳もガスの山頂 ![]() ナナカマドの実が鮮やか ![]() 樹林帯を先行して下る ![]() テン場に到着し撤収 ![]() GPSトラック ![]() 南アルプスまでは距離もありなかなか足が向かないでいたが、今回機会を得て行くことができた。東北の山とは違った景観にワクワクしながら新鮮な気持ちで登ったのは言うまでもない。我々は2日間通して概ねコースタイム程度(休憩含めて)の所要時間だったが、そんな我々を追い越していく健脚な方も多かった。さて、甲斐駒ヶ岳は南アルプスの貴公子、仙丈ヶ岳は南アルプスの女王だそうである。確かにそんな印象も受けた今回の山行だった。俄然南アルプスの未踏の山々も登りたくなったので来年の楽しみとしたい。まずは体力と健康の維持に努めたい。なお、山行経費はテント泊で3人ということもあり、交通費やテン場代、山行食料費やその他もろもろ一切を含めても1人当たり2万円弱とリーズナブルだった。
by torasan-819
| 2025-12-02 06:24
| 山登り
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