ソロで生きる:スノーシュー
2015-02-20T07:51:35+09:00
torasan-819
中年オヤジの趣味の記録と思いついたことを書き留めます
Excite Blog
久しぶりのスノーシューで慶応吾妻山荘へ ~ 2012年12月29日
http://torasan819.exblog.jp/18301124/
2012-12-29T23:15:00+09:00
2013-06-17T20:30:12+09:00
2012-12-29T23:15:54+09:00
torasan-819
スノーシュー
29日は河○さんの企画に乗っかり、スノーシューに行くことにした。自分のブログの記録を振り返ると、実に2年10ヶ月ぶりのスノーシューとなる。あれほど歩いていたスノーシューだが、山スキーを始めてからは仕舞い込んだままだったのだ。スノーシューに行くことにしたのは訳がある。24日の山スキーで靴擦れが出来てしまい、まだ治りきっていないので年内の山スキーは控えることにしたのだ。靴が違えば足への当たり方も違うので、スノーシューなら大丈夫だろう。山登りを始めて以来、靴擦れとはずいぶん付き合ってきた。同じ靴やブーツでもその時のちょっとした条件の違いで、出来たり出来なかったりするし、靴擦れの出来る場所も違ってくる。自分の足の形状は人様とはちょっと違い、それも靴擦れが出来やすい原因かと悩みの種ではある。同行者は河○さんの同僚のまこさん。まこさんはまだ山登りを始めたばかりなのに、飯豊本山を日帰りで登るくらいだから体力的には申し分ない。自分は鼻風邪気味なのが気になったが、山に行けば治るだろうと気楽に考える。
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山域山名 吾妻連峰 吾妻山(慶応吾妻山荘まで)
山行期間 2012年12月29日(土)
山行形態 スノーシュー
天候 晴れのち曇り
参加者 3名(L:河○さん・まこさん・トラ山)
行程 観光協会駐車場8:05~磐梯吾妻スカイライン9:17~山鳥山10:17-10:26~井戸溝11:02~
山荘分岐11:19-11:27~慶応吾妻山荘11:34-12:43~山鳥山13:59~観光協会駐車場15:14
行動時間 7時間09分
移動距離 11.3km (GPS計測:記録間隔10m)
累積標高差 ±1,151m (GPS計測:記録間隔10m)
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観光協会駐車場よりスタート
除雪終了点
夏道の登山口より取り付く
天気が良く汗が噴き出る
磐梯吾妻スカイラインの横断箇所
高湯温泉から磐梯吾妻スカイラインへと登っていく。いつもは除雪終了点に車を置くのだが、今朝はまだ除雪が終わっていない。Uターンして観光協会駐車場に車を置く。自分のスノーシューはTubbsの25インチ。ヒールリフターも付いていないごく普通のモデルだが、磐梯山、箕輪山、不忘山などのピークハントで活躍してきた。出発して15分ほど歩くと、磐梯吾妻スカイラインの除雪終了点に合流する。登山口はそこからすぐだ。この時期にしては積雪量も十分で、スキーでも問題はない程度にある。樹林の中を登っていくと、天気も良く風も無いのですぐ暑くなり、ジャケットを脱いで体温調節をする。既にスキーとスノーシューにツボ足のトレースがあり、さしてラッセルの必要もないので楽に登ることが出来る。水道施設の補修をしたらしく、そのおかげで夏道が広くなったようで歩きやすい。スノーシューが未だ不慣れなまこさんだが、歩き方のアドバイスをするとすぐ理解してくれる。登山口からは50分ほどで磐梯吾妻スカイラインを横断し、休むほどでもないので歩行を続ける。
山鳥山から見える家形山
井戸溝の橋はまだ埋まっていない
山荘への分岐
無風快晴と最高の天気
慶応吾妻山荘
ルートには慶応吾妻山荘の大柿さんによる緑布(黄緑色)がべた打ちされているので、視界が悪いときでも安心して歩くことが出来る。山鳥山へと登っていると、下ってきたスノーシューとスキーの男性2名とスライドする。山鳥山で休憩。ここからは家形山が見えるのだが、今日は天気も良くクッキリと見えている。井戸溝の単管パイプ橋はまだ埋まっておらず、小沢に下りて渡る。あと二降り三降りしないと埋まらないだろう。片斜面のトラバースを一頑張りすると、山荘分岐に着く。家形山から五色沼を回り込んで一切経山までの尾根がクッキリと見え、いつもは聞こえる風のうなりも無くほとんど無風のようだ。冬にこんな日は滅多にないので、ピークハントしたかったなと思う。分岐から家形山へのルートには、スノーシューのトレースだけが続いていた。我々は左へと小屋を目指す。スタートから3時間半ほどで小屋に到着。トレースがあって楽できたからこそのコースタイムだろう。慶応吾妻山荘には先客もいて、年末年始も宿泊が入っているとのこと。小屋に入って管理人の大柿さんと話ししていると、ついつい落ち着いて長居してしまう。
ガスがかかってきた
道無き山中を下る
ルートにある大柿さんの緑布
木に食われた古い表示板
熊棚があった
外に出ると薄くガスがかかってきた。寒気が下りてきたようで気温も下がり、氷点下4度ほどになっている。帰路も同じルートでは面白くないとばかりに、ノントレースの山中に踏み込んでみた。柔らかい雪はスノーシューでもズボズボと沈み、ラッセルを続けること約1時間でルートに出た。こんな歩き方はスノーシューならではのことで、ワカンでは難しいことなのだ。ルートに戻れば下りということもあり楽に歩ける。今日慶応吾妻山荘泊まりらしい、7~8人の若者とスライドする。磐梯吾妻スカイラインを横断してからの下りでは、ルートを外して急斜面を下ったり走ってみたりと、以前を思い出して久しぶりにやりたい放題。駆け下りるようにして登山口まで下った。他の2人はあっけにとられたかもしれないが、これもスノーシューの楽しみ方のひとつ。ただし転倒は思わぬダメージとなることがあるので注意が必要だ。駐車場まで戻り、今日の7時間以上になった山行を修了した。まこさんも何の問題もなく、次回またご一緒したいものだ。
さて、スノーシューはただ歩くだけだと思っている人も多いのだが、結構走ることも出来る。スノーシューのランニングレースもあり、それ用のモデルもある。スノーシューの色んな使い方を試してみると、その可能性に驚くだろう。下りのスピードではさすがにスキーにはかなわないが、急斜面では滑るように降りることも出来る。登りではスキーに引けを取るどころか、先行するスキーヤーを追い抜いたことも多い。急斜面でスキーがジグを切って登らざるを得ないところを、スノーシューをハの字に開きペタペタと直登できるので速いのだ。しかもスキーよりスノーシューのほうが断然軽く、取り回しやすいので足の負担が少ない。スキー、スノーシュー、ワカン、アイゼンなどそれぞれに持ち味と用途があるのだが、久しぶりにスノーシューの良さを再発見したような山行だった。鼻風邪が良くならなかったのは誤算だったが。
GPSトラック(登り:赤・下り:青)
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蔵王・馬ノ神岳 ~ 2010年2月21日
http://torasan819.exblog.jp/12913160/
2010-02-23T04:02:00+09:00
2015-02-20T07:48:45+09:00
2010-02-21T21:16:57+09:00
torasan-819
スノーシュー
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山名 馬ノ神岳(1,560m)
山行期間 2010年2月21日(日)
山行形態 スノーシュー
山域 蔵王連峰
地形図 不忘山
天候 晴れ
参加者 単独
行程 スキー場7:45~支尾根取り付き8:20~馬ノ神岳10:46~林道11:48~スキー場12:22
行動時間 4時間37分
移動距離 11.7km
累積標高差 +910m -899m
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南蔵王にある馬ノ神岳(まのかみだけ)は、途中までの林道はあるものの山頂までの登山道は無い山だ。
植生の学術調査などで入る場合もあるようなので、ヤブこぎすれば登れないこともないのだろう。
昨年一昨年と残雪期に登っていたのだが、今年は雪が少ないようなので早めに登ろうかと考えていた。
21日は午後から息子のサッカーに付き合わなければならないので山は諦めていたのだが、前日の予報で天気が良いと見てはじっとしていられなくなった。
自由な時間が半日では地元の山しか行けないが、そうだこの機会に馬ノ神岳に登ろうと思った。
朝家を出るのが遅くなってしまった。
単独行だとどうしても時間に甘くなってしまうのは悪いクセだ。
自宅から白石スキー場までは20分ほど。
この時間ではもちろん駐車場はガラガラだが、スキーするわけではないので遠慮して一番端の隅に停める。
準備といっても大した装備もないのですぐ終わり、林道を歩き始める。
駐車場から林道に入ってすぐの所に、いわきナンバーの四駆があった。
林道には単独後者の足跡があったが、スノーシューやワカンは履いていないようでツボ足だった。
もしかすると馬ノ神岳かなと思ったが、馬ノ神岳は知る人ぞ知る山で登る人は少ないのだ。
そんな山にいわきあたりから登りに来る人がいるのだろうか?
こっちは始めからスノーシューを履いて歩く。
しばらく林道を歩くと左手に枝線があり馬ノ神岳の方に登って延びている。
この枝線は白萩山林道といい、標高1,050mあたりで行き止まりになっているが、足跡はこの林道へと入っていった。
前方にはこれから登る馬ノ神岳が見えている。
こちらはもう少し進んで沢にかかる橋(馬神橋)を渡り、すぐ左手の斜面に取り付く。
馬ノ神岳の東南尾根を登ると東尾根にあわせて山頂へ登り、下りには先ほどの足跡が消えていった白萩山林道側へ下るというルートだ。
雪は例年より少ない感じで、2月というのにもう春山の雰囲気がする。
天気が良いので暑くなる前にアウターを脱いで軽装になる。
しばらくはカラマツや雑木の枝がうるさくて、スキーだったらちょっと難儀しそうな林が続く。
ノントレースの雪面を踏みしめて登っていくのは爽快だ。
雪は重めのパウダーで30~40センチほど沈むので、スノーシューといえど足への負担は大きい。
ところどころ比較的新しい赤テープがあるが、それにはとらわれず自由に歩く。
適当に歩いても尾根を外さず登れば、いずれ東尾根にあわさる。
標高を上げるにしたがい徐々にブナが増えてくる。
雪の時期のブナの森というのは、なんとも気持ちが良いものだ。
東北人の血なのか、いや、人間としてブナ林は心安らかに落ち着くことが出来るような気がする。
標高900mあたりで暑いのでフリースを脱ぐ。
もうTシャツ1枚だ。
少し軽くなってきたパウダーが、気温が氷点下何度かであることを示している。
それでも汗だくになりながら登る。
パーティーを組んで行く山も好きだが、ソロで静かな山もいいものだ。
ずっと単独のラッセルを続けている足は疲れてきている。
午後からの用事に間に合わせることを考えれば、途中で引き返すことも選択しなければならない。
その辺は自分の体力と山の雪の状況など総合的に考え、判断しなければならない。
いつもは3月の残雪期に登る馬ノ神岳だが、小雪の今年はなにか追い立てられるようにして登ってしまった。
でも今日のラッセルをからするとやはりちょっと早かったかもしれないが、これもラッセルのいい経験だ。
標高1,290mあたりで東尾根に乗ると展望が開ける。
尾根は雪庇にはなっていないが、風で運ばれた締まった雪が深い。
この乾いているが密度の高い重い雪がまた大変だ。
まだ距離は1キロ以上あるが、黙々とラッセルを続ける。
右手には後烏帽子岳に前烏帽子岳が見える。
うねった尾根のスノーロードが見えてきた。
ここは好きなアングルのひとつだ。
馬の背に見えないこともないような…
山頂手前の急斜面は要注意だ。
クラストして固い雪面の上に30センチほどの新雪があり、勾配が急になると新雪ごとズリ滑り落ちてしまう。
足の置けるポイントを探しながら慎重に登る。
やっと肩に登り上げて落ち着き振り向くと、眼下の眺めが気持ちいい。
山頂ももうすぐというところで、スノーシューの足跡に出会う。
山頂方向から下りてきてここで引き返したようだ。
おそらく白萩山林道側から登った人のものだろう。
馬ノ神岳の山頂は平らになっていて表示板等もなく、どこが山頂なのか今ひとつよく分からない。
山頂からは北屏風の眺めが素晴らしいのだが、今日はガスがかかっていてほとんど見えない。
水引入道がぼんやりと見えた。
山頂では男性が1人休憩中だった。
先ほどのスノーシューの人のようで、話しをするとやはり今朝林道にあった車&足跡の方だった。
今日は白萩山林道側からのピストンだという。
馬ノ神岳をどこで知りましたかと聞くとネットだという。
自分もそうだがネットの情報は大変有用で、それで登った山も結構多い。
ただしすべてが正しいわけではないので、そのつもりで参考にしなければならない。
時間が無いので、休憩も取らずにすぐ下山することにした。
登ってきた尾根の沢をはさんで南向かいの尾根へと、山頂からの南斜面をトラバースしてショートカット。
左手に見えるようになった馬ノ神岳の山頂はのっぺりしている。
先ほどの男性のトレースを踏んだり、別なラインを歩いたり気ままにラインを取る。
スノーシューは急斜面を駆け下りるというか飛び降りるというか、雪のクッションを生かして歩くのが面白い。
登りのトレースと下りのトレースを並べてみると歩幅の違いが歴然だ。
下っている途中、かかとが靴擦れになってしまった。
靴擦れしやすいのでいつもはテーピングして予防するのだが、今日はうっかり忘れてしまい失敗した。
そんなわけで少々つらい帰路となったが、急がないと午後からの用事に間に合わない。
白萩山林道もショートカットして神嶺林道に飛び出た。
あとは林道をスキー場まで歩くだけだが、この林道が平坦だけど長く感じて一番つらかったかな(笑)
白石スキー場の駐車場は珍しく満杯になっていた。
結局、ザックに入れた食料や飲み物はそのまま持ち帰りだ。
帰り道に振り返ると歩いてきた馬ノ神岳がくっきり見えた。
画像にルートをトレースしてみた。
馬ノ神岳は健脚向けで玄人好みの1本だ。
累積標高差900m以上の単独ラッセルはなかなかきついが、雪が締まっている3月ならもう少し楽に登れるはず。
このブログを読んでくださっている貴方も登ってみてはいかがかな?
GPS記録(登りは赤、下りは青)
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イエローフォール(裏磐梯) ~ 2010年2月13日
http://torasan819.exblog.jp/12854086/
2010-02-14T18:15:00+09:00
2013-06-27T18:07:40+09:00
2010-02-14T18:15:29+09:00
torasan-819
スノーシュー
2月13日にスノーシューでイエローフォールに行った。
参加者は男衆3人(せんべいさん・くどーさん・オイラ)だった。
イエローフォールはスノーシューの入門コースとして知られている。
もちろんスキーの人もいるが、圧倒的にスノーシューが多い。
中央にコースをとれば、アップダウンが少ない平坦で歩きやすくコースとなる。
このため手軽にスノーハイキングを楽しめる「観光コース」のようになっていて、この日も多くの人が歩いていた。
中にはだだをこねる子供までいたのには驚いた(笑)
なぜイエローフォールというのかというと、岩からしみ出す磐梯山の伏流水が冬に氷の滝になるのだが、この滝の色が水に含まれる鉄分などで黄色になるのでそう呼ぶのだ。
イエローフォールに行くには、裏磐梯スキー場のリフト2本(700円)に乗ることとなる。
ゲレンデ内はスノーシューでの歩行が禁止されているとのことで、往復のリフト券を勧められたがリフト代がもったいない。
ゲレンデ外の山林を歩いて下るつもりなのでと言い購入しなかった。
リフトを降りると眼前には裏磐梯の爆裂火口の見事な眺めがあった。
雪に覆われた荒々しい岩肌が白く輝いて美しい。
冬景色ということもあるのだろうが、正直言って予想外の素晴らしさだった。
歩くコースはほぼ平坦でゆっくり歩いても1時間あれば着くだろうし、サクサク歩けば30分も可能だ。
スキー場からの裏磐梯。
右前方が磐梯山(1,818.6m)、左前方が櫛ヶ峰(1,636m)だ。
凍り付いた銅沼(あかぬま)の上を歩く。
右手の斜面からは蒸気が出ている。
兎の足跡。
イエローフォールが見えてきた。
今年のイエローフォールは以前見た画像と比べると小さいような気が…
近くにあった氷の滝は普通に青い氷だった。
帰りの急斜面ではシリセードで遊んだが雪まみれになることも。
イエローフォールは往復リフトを使えば3時間程度、帰りにリフトを使わず歩いても3時間半程度で見てくることが出来る。
天気が悪くなければ(あまり天気が悪いとリフトが動かないし)ハイキング気分で歩けるわりには見応えのある景色なので人気があるのだろう。
温暖化の影響かイエローフォール自体の大きさはイマイチだったが一見の価値はあるかな。
※このところ山スキーが続いたので、久しぶりにスノーシューを履いた。
か、軽い!こんなに軽かったっけ?と思うほど軽快だ。
しかもアップもダウンも思いのままに歩ける。
もちろん下りの速さはスキーにかなわないがそれも条件次第。
斜度の厳しいところやうねりの多いところではスノーシューにアドバンテージがある。
まあオイラの場合だが。
う~んスノーシューの良さを再認識した日でもあった。
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スノーシューで登る後烏帽子岳 ~ 2010年1月16日
http://torasan819.exblog.jp/12687250/
2010-01-19T05:40:00+09:00
2013-12-04T01:32:37+09:00
2010-01-19T05:40:06+09:00
torasan-819
スノーシュー
1月16日は今年初のスノーシュー登山をしてきた。
仲間に声をかけ7名のパーティーになったが、スノーシュー初体験が3名も参加。
初スノーシューに蔵王の後烏帽子岳(1,681m)はちょっとキツイかとも思ったが、みやぎ蔵王えぼしスキー場のゴンドラとリフトを利用すれば登りはさほどでもない。
当日の天気もまずまずなので決行した。
初めてのうち2人はスキー場のゴンドラ乗り場でスノーシューをレンタル(1000円)した。
登山届けをインフォメーションに提出してから、ゴンドラとリフト(計1400円)を乗り継ぎゲレンデトップ(約1,370m)へ。
まだ山頂方向へのトレースは無く、この日は我々パーティーが一番乗りのようだ。
スノーシューの扱いを簡単に説明するが、スノーシューに特別な技術は必要無く誰でもすぐに歩ける。
準備運動をしてから歩き始める。
ゲレンデトップの気温がマイナス14°だっただけに、雪はフカフカで極上のパウダースノー。
ふんわりと柔らかい雪は感触が最高だが、その分スノーシューを履いていても膝近くまでのラッセルとなる。
しばらくはオイラが先頭でラッセルしたが、この日オイラはタブスの30インチという大きめのスノーシュー(いつもはタブスの25インチ)を履いていた。
30インチのスノーシューは浮力が大きく、この日のラッセルには好都合で快調に登っていく。
しかし、さすがに1人でラッセルし続けるのはしんどいので交代する。
参加の皆さんにもまんべんなくラッセルの楽しみを味わってもらう(笑)
下では晴れていたが徐々にガスの中へと入っていく。
しかし風も雪もさほどでなく、この時期の蔵王としては穏やかな方だろう。
正午過ぎに山頂に到着。
ガスで眺望はまったくないが無事山頂までたどり着けたのでバンザイだ。
初スノーシューの3人も含め7人みんなよく頑張った。
山頂にいると下から山スキーヤー2名が登ってきた。
オイラもそのうちスキーでも登ってみようと思う。
山頂はさすがに風も強く寒いので長居はできない。
早々に下山するが、スノーシューでの下りは楽しい。
跳んだり滑ったり転んだり雪まみれになったりで笑いながらワイワイと下りる。
腹も減っているので風の当たらないところでランチタイムとする。
シャベルで即席のテーブルとイスを作る。
こんな時は温かい飲み物が最高のごちそうとなる。
昼食中にボーダーが2人登っていった。
結局この日山中で会ったのは、スキーヤーとこのボーダーの2パーティー4人だった。
ゲレンデトップまで下った後は、しばらくゲレンデ脇を下る。
ゲレンデの下りはボーダーに気をつかいながら端を歩くので少々飽きてしまう。
予定では途中からトレッキングコースである千年杉コースに入るつもりだったが間違ってゲレンデを下りすぎてしまった。
仕方ないのでさらにゲレンデを下り、滝コースの途中から林間へ入る。
ここでちょっとしたハプニングもあったりしたが無事ゴンドラ乗り場に戻った。
皆さん疲れたでしょうが笑顔で「楽しかった」との感想に、主催者としてホッと胸をなで下ろしたのでした。
コースタイム
スキー場駐車場9:05~ゲレンデトップ10:05-10:15~山頂12:05-12:15~ランチタイム13:00-13:47~ゲレンデトップ14:03~ゴンドラ乗り場15:55
歩行距離 約5.7km 累積標高差 340m
※スキー場の駐車場が標高約670mなので山頂からは1000m以上の下りになる。積雪期は膝を痛めることはあまり無いと思うが、時間はかかるので歩かれる方はそのつもりでどうぞ。]]>
蔵王・前烏帽子岳を目指すも敗退 ~ 2009年12月23日
http://torasan819.exblog.jp/12542781/
2009-12-24T18:59:00+09:00
2015-02-20T07:51:35+09:00
2009-12-24T08:10:59+09:00
torasan-819
スノーシュー
23日はスノーシューで南蔵王の前烏帽子岳(1,430m)を目指して登ったが…
深雪で歩みは遅く、登山道を見失いヤブで苦労し、結局時間切れで敗退の結果に。
でも雪山で遊べたということでいいことにしよう(笑)
カメラも忘れたので画像も無し。
なんともしまらないスノーシュー山行となってしまった。
引き返し点あたりの積雪は80cm以上で、スノーシューといえど新雪のラッセルを余儀なくされた。
いったんはまると這い上がるのが容易ではない。
遅々として進まずに帰りが心配になったので山頂を諦めた。
3時間半かかって登ったのに、下りは1時間ちょっとしかかからなかったのには我ながら驚いた。
それならあと1時間は登れたので山頂まで行けただろうが、それは結果論でしかない。
今回の経験は次回の山行に生かすこととしよう。
ちなみに、えぼしスキー場のゴンドラとリフトを活用すれば比較的容易に後烏帽子岳(1,681m)まで登れてしまう。
後烏帽子岳からの北屏風と南屏風の眺めはなかなかのものなので、今シーズン中に1回は登ろうと思う。
スキー場から後烏帽子岳へ」登り、前烏帽子岳まで縦走し、今回オイラが登ったルートを下るということも考えられるかな。
コースタイム
登山口(634m)8:33~引き返し点(1,247m)12:00~登山口13:08
歩行距離約5km 累積標高差約640m
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スノーシュー始め ~ 2009年12月20日
http://torasan819.exblog.jp/12525906/
2009-12-21T05:31:00+09:00
2014-01-16T12:21:40+09:00
2009-12-21T05:31:51+09:00
torasan-819
スノーシュー
雪が降ったので20日にスノーシューでちょっと歩いてきた。
今シーズンのスノーシュー始めになる。
5月以来なので7ヶ月ぶりだ。
南蔵王の白石スキー場から林道を辿った。
白石スキー場は22日がオープンなのだが、このところの降雪により仮オープンとしてリフトを動かしていた。
仮オープン中はリフト1日券が1000円で、22日は無料になる。
駐車場にはボーダーの車が次々と上がってくる。
今年は雪がなかなか降らずスキー場関係者はヤキモキしていたが、これでホッとしていることだろう。
スキー場の駐車場の北端からすぐ林道に入る。
この林道は神嶺林道といい延長9.1kmで、えぼしスキー場への道の途中に出ることができる。
それほどアップダウンは無く、冬期間はよく陸上自衛隊がスキー訓練で歩いている。
林道には前日にでも走ったのであろうか車の通った跡があるが、今日はオイラが一番乗りのようだ。
グッグッと新雪を踏みしめて歩く。
なんとも気持ちが良い。
静かな林道にオイラの雪を踏みしめる音と自分の息づかいだけが聞こえる。
空は曇り空で雪が降っているが、オイラとても幸せな気分になれる。
標柱の上に積もった雪で積雪深がうかがい知れる。
ストックで計ってみると40~50cmくらいだった。
白萩山林道の分岐まできたので、少し白萩山林道へ入ってみる。
こちらは車の跡も全くなく、雪がさらに深い感じがする。
スノーシューを履いていても、簡単に膝ほどまで潜ってしまう。
この日は時間が無かったので戻ることにする。
そのまま戻ったのではつまらないので、林道から外れ林の中へ入ってみたりしながら歩いた。
雪がまだ締まっていないのでスノーシューでもラッセルしながら歩く。
この日のオイラは下着の上にジャケットを着ただけの軽装だったが、それでも汗が噴き出てくる。
2時間弱のスノートレッキングを楽しんでスキー場の駐車場に戻ったら、車の数もかなり増えていた。
スノーシューでの歩行距離約5kmほどだった。]]>
今季のスノーシュー決算
http://torasan819.exblog.jp/11153392/
2009-05-25T23:35:00+09:00
2009-05-26T05:42:26+09:00
2009-05-25T23:35:28+09:00
torasan-819
スノーシュー
目標を立てて挑んだものの成し遂げられなかったこともあり、思いのほか成し遂げられたこともある。
いろいろと反省点と来期への課題などもあるが、限られた時間と資金の中で工夫して楽しみ充実したシーズンにできたと思う。
さて今シーズンのスノーシューでの歩行距離は総計133.1kmとなった。
スノーシュー元年の昨年が約120kmだったので、今シーズンは150kmは歩けるかと思ったが、2月に風邪などで思うように山に行けなかったこともあり、もう一歩の歩行距離となった。
さて今からもう次の冬が待ち遠しい(笑)
こんな気持ちになるとは2年前は思ってもみなかった。
さて次のシーズンの12月まであと7ヶ月だ。
それまで体力アップ…は難しいので体力維持ともう少しの減量を自分の課題としよう。
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安比の森にて
http://torasan819.exblog.jp/11026845/
2009-05-10T11:05:00+09:00
2009-12-21T05:33:04+09:00
2009-05-10T11:05:48+09:00
torasan-819
スノーシュー
標高1000mくらいでもまだまだ雪がある。
名もない1257mピークに登ったが展望があまりきかない。
時間もないのでそのまま下りることにした。
時間があって屋棟岳1397mに足を延ばせれば、岩手山が一望できたことだろう。
スノーシューでの歩行距離3.7km 累積標高差331m
その帰りに安比高原の黒滝を見ようと歩いていたらカモシカ君と遭遇。
彼は熱い視線をじっと送ってくるので、オイラも負けじと熱い目線を…
しばしお互い見つめ合っていた(笑)
近づくとちょっと移動する、また近づくとちょっと移動するで最期には駆けていってしまった。
静かな朝の安比の森での出来事。
キクザキイチゲがやっと咲き始めていた。
大きなフキノトウを発見。
茎が太くて何ともたくましい。
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湯殿山 ~ 2009年4月19日
http://torasan819.exblog.jp/10855501/
2009-04-20T05:30:00+09:00
2014-04-11T00:08:50+09:00
2009-04-20T05:32:14+09:00
torasan-819
スノーシュー
19日は山形県の湯殿山(標高1500m)に登った。
友人と共に前日から山形入りし道の駅にしかわで車中泊。
この道の駅は温泉も併設してあるのが利点。
トイレも駐車場近くに独立した建物となっているので便利。
車中泊には二重丸の場所で、オイラ達の他にも何台も車中泊の車がいた。
友人と車中で宴会となったがかなり飲んでしまった。
でもぐっすり熟睡で翌朝は快調。
さて今回の湯殿山は単独行が好きなオイラには珍しくガイドツアーに参加した。
単独行ばかりだとたまには人恋しくなる(笑)
ガイド3名+参加者29名の大所帯。
しかも女性が7割!
たまにはこういうのもいいかも。
湯殿山は山頂までの道が無い。
だから積雪期~残雪期に雪を利用しなければ容易に山頂には立てないのだ。
ガイドさんによると以前は毎年4月29日に湯殿山ツアーをやっていたそうだが、この頃は10日ほど開催日を早めているという。
雪の少ない今年はこれでも遅いくらいのようだ。
まあしかし標高400m程度の場所にも雪は残っているのだからさすが豪雪地帯。
県立自然博物園ネイチャーセンター前(標高815m)を午前8時30分過ぎに出発。
人数が多いので3パーティーに分かれる。
足下はスノーシューが4割、ワカンが2割、ツボ足4割くらいだ。
天気はこれ以上ないくらいの快晴。
オイラにとっては人の尻を見ながら歩くことが新鮮だ(笑)
ペースはゆっくりだがそれでもしばらく歩くと暑くなってきたので早々と半袖Tシャツ1枚に。
前方やや左手には湯殿山が見え、やや右手には姥ヶ岳が見える。
川(石跳川)沿いに登っていくがさすが豪雪地帯だ。
今年は雪が少ないとはいっても川はいまだに大半が雪で覆われている。
だからこそ道が無くても川を越えたりしながら歩けるのだが。
こんな天気のいい日に雪を踏みしめながらブナの疎林を登っていくのはなんとも気持ちがいい。
歩いていくうちにスノーシューの女性は次々とスノーシューを脱いでツボ足に切り替える。
女性は足の負担が軽いほうがいいようだ。
男性は全員最後までスノーシューで通したのと対照的。
オイラは女性のスノーシューを1セット受け持ち自分のザックにくくりつけた。
やがて標高1200mあたりで森林限界を超えると一気に視界が広がる。
一同からワーっという歓声がおこる。
振り返ると大朝日岳、小朝日岳、西朝日岳、以東岳など朝日連峰が大パノラマだ。
太陽を浴びた白い峰々がまぶしい。
先月登った赤見堂岳、石見堂岳も見える。
出発から3時間ほどで山頂に到着。
さっそく昼食にするが、先客や我々の後から到着したグループもいたりで山頂は50名以上で大にぎわい。
でも思いのほか平坦で広い山頂なので問題なし。
東の姥ヶ岳の向こうには月山が見えるが、山頂の山肌も地面がかなり露出していて、月山と言えど雪が少ないことを伺わせる。
山頂からちょっと南よりの東斜面では山スキーの人たちがシュプールを描いていた。
下りは登りより東側にコースをとり、ブシ沼、カワクルミ沼などを経由。
2時間ほどでネイチャーセンター前に到着。
GPSによると歩行距離8km、累積標高差829mだった。
それにしても女性陣は最後まで元気だった。
60代後半と思える小さな女性もいたが、ザックを背負い皆と変わらぬペースで歩き通しケロリとしている。
別な女性は来週月山から石跳川のコースを滑るので様子を見に来たという。
いやはや恐れ入りました。
オイラも年を取ってもかくありたいものだ。
解散後は朝日連峰の登山口の大井沢集落で温泉に入り月山ICから高速で帰宅。
友人にも楽しんでもらえたようだし、オイラも大満足の山行だった。
さて雪焼けで真っ赤な顔になった友人。
明日会社でなんと説明するのだろうか(笑)]]>
一切経山 ~ 2009年4月11日
http://torasan819.exblog.jp/10781106/
2009-04-12T15:13:00+09:00
2015-02-18T20:35:33+09:00
2009-04-12T15:14:38+09:00
torasan-819
スノーシュー
8日に観光有料道路磐梯吾妻スカイラインが開通したので、標高1,575mほどの浄土平駐車場まで車で行ける。
通行料金が1570円で浄土平駐車場も410円なので計1980円、ちと高い。
でも下から登るとなるとスノーシューハイキングどころではなくなるので致し方なし。
しかも今年は積雪が少ないし雪解けもかなり早いので、この機会を逃すともうスノーシューでは歩けなくなるかもしれない。
同行者はスノーシューが今年2回目となる友人のベンチさん。
距離も標高差もほどほどなのでベンチさんにも楽しんでもらえるだろう。
さて車で浄土平の駐車場に近づくと荒涼たる風景が広がる。
一切経山は活火山でその影響で植物がほとんどないのだ。
しかも標高があるにしては雪がかなり少ない。
おそらく火山なので地温が高いのではないかと思うのだがどうだろうか。
なんだかんだで浄土平ビジターセンター脇から歩き始めたのは10時半頃。
オイラ達の他にもスノーシューやスキーで歩いている人がちらほら。
雪に覆われた湿原を歩いていく。
右手には一切経山の南端の噴気口が蒸気を吹き上げている。
噴気口近くの雪は硫黄分が付着するのだろう黄色になっている。
この噴気口は昨年11月に約300メートルもの噴気を吹き上げている。
この頃は落ち着いてきているがそれでも50m位にまで上がっている。
一切経山へ直登する登山道にはまったく雪が無いため、雪のあるところを選んで歩くしかない。
500mほど歩いたところで暑くなったオイラは早々とTシャツ1枚となった。
酸ヶ平避難小屋経由して一切経山を目指す。
雪はすっかりシャーベット状態だがスノーシューがもぐることもなく歩ける。
同行のベンチさんは久しぶりのスノーシューのためなかなかペースが上がらないが、今日は急ぐこともないのでゆっくり歩く。
左手前方に蓬莱山(1,802m)の東斜面が見えるが、天然のバーンとなっていてスキーヤーやボーダーのシュプールがついている。
やがて酸ヶ平避難小屋が見えてくるが登山道の分岐をショートカットして一切経山方向に転進する。
右手の一切経山からの尾根は雪が無いが、左手方向は雪を被っているのが対照的だ。
標高1,900m近くになるとついに雪が無くなったが、標高を上げると雪が無くなるとはおかしな話だ。
山頂まで100mほどはスノーシューを脱いで歩く。
ほぼ標高が同じ月山はまだかなりの積雪なのだが。
雪が全くない一切経山の頂上に着いたのは12時25分頃だろうか。
いまだに信仰対象とされているようで山頂とおぼしきあたりには塚があるなにやら祈念の塔などがある。
火山性の礫で覆われた思いのほか平坦な山頂だが、遮るもの無しの360度の素晴らしい展望が楽しめる。
すぐ西側には東大巓、中吾妻山、その向こうには西吾妻山、西大巓が見える。
ただしこの日は霞がかかっていて遠望がきかず、蔵王は見えないし磐梯山もシルエットが何とか確認出来たという具合だった。
さて今日は「五色沼」を見るという目的もあった。
この沼は一切経山のすぐ北に位置し「魔女の瞳」あるいは「吾妻の瞳」と呼ばれるコバルトブルーの美しい沼だ。
もちろんこの時期はまだ氷結しているのだが、その氷の青さが美しかった。
一切経山で昼食を取り西隣のP1928へと鞍部へ下る。
下りきるとやっと雪の上に乗ることが出来た。
このP1928の南斜面を下りようと思ったが、一部雪が切れているためさらに西隣の前大巓(1,911m)方向に進む。
前大巓への鞍部の下りでは雪が腐っているので踏み抜きを何度もやってしまい歩きづらかった。
さてここから鎌の刃のような形をした鎌沼へ向かってもいいのだが、まだ歩き足りないオイラはベンチさんと別コースを取り、で前大巓に登ってから南斜面を下りることにする。
前大巓からは鎌沼を眼下に見下ろすことが出来る。
鎌沼の特徴的なカーブが見えるが、沼の中程は氷が融け始めているのだろう青くなっている。
南斜面を鎌沼へ向け気分はスキーヤーのように、でも足は忙しく動かし(笑)一気に下る。
鎌沼はまだ氷結しているとはいえ、中央部は危険が感じられたのであまり中程には進まなかった。
でも実際歩いたところをGPSのトラックログで見るとそこそこ沼の上を歩いていたようだ。
鎌沼からは登山道どおりに下ることにした。
でもオイラは途中で蓬莱山の斜面で遊んだりと道草くってばかり(笑)
朝歩いてきた浄土平湿原を渡り駐車場に到着したのが15時半近く。
歩行距離7.7km、累積標高差571mのスノーシューハイキングだった。
天気も良く暖かい日で風も弱かったので歩くと暑く、結局この日は昼食とその後少しの間ヤッケを着ただけで、ほとんどTシャツ1枚で歩くことが出来た。
4月とはいえ東北の標高1,900mオーバーの山でTシャツ1枚とは…
着替えをすませて浄土平ビジターセンターをしばし見学し吾妻連峰の自然を学ぶ。
その後、車で雪の回廊を見にスカイラインを南進し途中でUターン。
スカイラインを下って硫黄の臭いが漂う高湯温泉で一風呂浴びて帰った。
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刈田岳 ~ 2009年4月5日
http://torasan819.exblog.jp/10725156/
2009-04-06T12:50:00+09:00
2015-02-18T20:36:37+09:00
2009-04-06T12:52:16+09:00
torasan-819
スノーシュー
4月5日(日)は蔵王の刈田岳(1758m)にスノーシューで登った。
午後3時帰宅を女房殿に厳命されたので手近で時間の読めるところにした。
登り口は宮城蔵王高原ホテル前(標高1100mくらい)。
ちなみにすぐ隣が「みやぎ蔵王スキー場すみかわスノーパーク」でこの日もボーダーが滑っていた。
このスキー場のリフトを3本乗り継げば1380mくらいまで上がれてしまう。
でもそれではお気軽コースになってしまうので、今日は下から登り上げることにした。
この日は4月下旬並みの陽気との予報が出ていたが、なるほど蔵王の山中でも暖かい。
踏みしめる雪の表面も半ば融けてシャーベット状だ。
今年は積雪が少なく雪解けも早いので、蔵王でスノーシューを楽しめるのもあと少しだろう。
さて山形側に抜ける道路(エコーライン)の除雪の進み具合も見てきた。
なんともう標高1500mオーバーのあたりを除雪しているではないか。
いつもはGWの直前に開通するのだが、もしかして今年は開通が早くなるのでは?と思ってしまう。
刈田岳に近づくにつれて風が強くなったが、行動を制限されるほどの強さではなかった。
山頂には15分もいただろうか、時間が気になり早々に下山開始。
オイラが下り始める頃、続々とボーダーやスキーヤーが登ってきた。
東側のまだシュプールの無い斜面にオイラのスノーシューのシュプールを描いてやった(笑)
途中昼食休憩を取りながら下る。
お日様の下で雪の林間を歩くのはなんとも贅沢で至福の時間だ。
駐車場着は午後1時近く、約4時間のスノーシュー山行だった。]]>
石見堂岳と赤見堂岳 ~ 2009年3月21日
http://torasan819.exblog.jp/10655995/
2009-03-29T09:58:00+09:00
2015-02-18T20:37:52+09:00
2009-03-29T10:00:13+09:00
torasan-819
スノーシュー
山行記録(ミクシィ日記の焼き直し版だが)
3月21日(土)は最高の天気となったが太平洋側は風が強い予報。
なので風の穏やかな山形側に逃げ、赤見堂岳と石見堂岳という山に登ってきた。
この山は近年まで地元の岳人の知る人ぞ知ると言う山だったらしい。
登山道があるわけではなく積雪期限定のルートだ。
この頃はネットでの山行記録も増えてきて、月刊誌の「岳人」に紹介されたこともあって徐々に登る人が増えてきたようだ。
そういうオイラもネットであちこち山行記録を探しているうちに見つけたのだ。
山形県西川町大井沢地区の桧原集落から登る。
大井沢は朝日連峰の登山口で雪の多い山形でも豪雪地帯だ。
今日のコースは桧原~赤見堂岳~石見堂岳~桧原という右回りのコース。
今は冬季休業中のそば屋の裏、標高425mから午前8時16分に登り始める。
この標高では宮城県なら雪など残っていないが、さすがにこのあたりは道路以外は雪で覆われている。
先行する4人パーティーのトレースを追いかけると、初っぱなからよじ登るような斜面だ。
スノーシューでは困難かとも思ったが、雪がザクザクでスノーシューを蹴り込めるのでクリヤーできる。
あっさりと4人パーティーに追いつき挨拶をして追い越す。
この4人パーティーは仙台からで3人がカンジキで1人がショートスキーだった。
テレマークスキーの単独行者が1人いることを教えてもらう。
細かい尾根を伝っていくのだが今年は雪が少ないのだろう、あちこちで尾根の両側の雪にクラックが入り口を開けている。
いやはやスリリング、今にも雪崩落ちそうだ。
ビビリつつ尾根を外さないように慎重に登る。
木に掴まったり手を雪に突き刺したりして体を引き上げなければならない箇所もある。
そんな尾根を登る途中でもずっと右手に月山、左手に朝日の山々を眺められる。
贅沢な眺めだ~
標高1000mを超えるとやがてブナの疎林となり、さらに森林限界を超えると一気に景観が広がる。
えっと思うようななだらかな雪原が広がっている。
追いついたテレマークの単独行者に挨拶をしたら仙台からだという。
その後この人とは赤見堂岳で分かれるまで追いついたり離れたりだった。
このあたりは馬場平というらしいが、なるほどと思わせるなだらかな平原が東西方向に広がっている。
左前方には朝日の山々が、右手には月山と湯殿山が。
「最高~」と思わず叫んでしまう。
1327mのピークへの緩い登り斜面は表面が凍ったクラスト状態。
しかしスノーシューのクランポン(歯)が効かない程ではないので快調に上れる。
このピークから右手方向に転進してしばらく行くと赤見堂岳だ。
この間もアップダウンはあるもののなだらかな雪原が続く。
こんなにも広がりのある尾根だとは、細尾根を上っている途中では想像すら出来なかった。
赤見堂岳(1445.5m)には12時頃到着。
画像を撮ったりで立ち止まることが多かったが、3時間45分ほどで登ることが出来た。
赤見堂岳からは素晴らしい景観が広がる。
小朝日岳・大朝日岳・以東岳・障子ヶ岳の朝日連峰の山々が一望だ。
南に目を向ければ鳥海山が思いの外近く見え、湯殿山・月山はそれこそ目の前でその右手に葉山が見える。
東に目を向ければ船形山から蔵王の奥羽山脈の山々から吾妻連峰が見える。
あまりの景観にに30分もゆっくりしていると指が痛くなってきたことに気づく。
登り用に薄い手袋にしていたのをすっかり忘れていた。
さて下るとするか。
テレマーカーはここから登ったルートを下るという。
ここからの石見堂岳~桧原はオイラ単独となり、今度は左手に月山を独り占めしながらの下りとなる。
眼下に広がるスキーで滑りたくなるような広い雪原を下る。
いったん鞍部に下りまた登り返したりを何度か繰り返す。
今日はこっち側からは誰も登ってきていないようでトレース跡もほとんど無い。
途中昼食休憩を挟んで石見堂岳(1286m)に到着。
岳というには拍子抜けするほどの平らな雪原だ。
ここは山頂らしき場所に2mくらいの石がある。
石見堂岳という名称の由来なのかもしれない。
月山が大きく見える!
平原の東側に進んでいくとやがて傾斜がつき月山湖が見えてくる。
湖面はまだ大半が凍結しているようだ。
ここからは一気に下っていく。
かなりの急斜面もあるが雪が溶け始め柔らかいので滑落という心配もそれほど無く下れる。
シリセードもずいぶんやった。
子供の頃の滑り台の気分♪
こんな雪の急斜面をスノーシューで下るときのちょっとした「技」も開発できたし。
下るにしたがい細く細かい尾根になり右に左に選びながら下っていく。
さて850mあたりまで下ってきたところで、左に尾根が曲がっているように思えたのでそちらに進んだ。
ところがこれが間違いだった。
実は右にも尾根が分岐していてそちら下るのが正解だった。
危険を感じるような細尾根&傾斜になって初めて自分のルートミスを疑い、予定のルートを外れたと気づいた。
見上げれば先ほどの分岐はずっと上だ。
トホホ…随分下ってしまったではないか。
強引に下ろうか?しかし進退窮まったらどうする?沢に落ち込むのは避けねば。
こんな時は登り返すのが鉄則だ。
ということでそこからまた標高差100mほども登り返し分岐ミスのところに戻る。
合計で40分のロス。
体力にまだ余力があったからいいがそうでないなら…
こういう明確な道や踏み跡が無いルートは下りが難しい。
さて下るにしたがいグズグズな腐れ雪に足を取られ、バックリ口を開けた雪をおっかなびっくりで渡り、ルート選定に悩みながら何とかかんとか県道まで到着。
やれやれやっと下山できたと思ったが、県道脇は1.5mほどの雪壁となっているではないか。
スノーシューを脱いで雪壁の上部を崩し県道まで下りる。
そこから駐車場所までは10数分の歩きだ。
7時間25分の山行でGPSによると歩行距離17.6km、累積標高差1,403mであった。
オイラのスノーシュー山行としてこれまで最高の歩行距離と累積標高差となった。
下山時のミスも含めてだけど。
帰る前に大井沢温泉「湯ったり館」で汗を流す。
300円でシャンプーもあるしお勧め。
朝日登山の帰りらしき一行も湯につかっていた。
高速を使えば1時間半で自宅から大井沢に来ることができる。
思いのほか近い。
来月は湯殿山の予定だ。
コースタイム
桧原(蕎麦屋裏)8:16~赤見堂岳11:59~石見堂岳13:33~桧原(県道脇)15:41
※このルートは雪の落ち具合から見て今月いっぱいが限界ではないだろうか。
あとはもっと雪が落ちてからになるがそうすると藪がうるさくなりそうだ。
また来シーズン登ることにしよう。]]>
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